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Lenovo IdeaPad Flex 550(14)の実機レビュー -「超ハイコスパ」な14インチコンバーチブル2 in 1。使いやすく、ハイエンド機並みのパフォーマンスです!

Lenovo IdeaPad Flex 550(14) こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はレノボの14インチコンバーチブル2 in 1「IdeaPad Flex 550(14)」の実機レビューです。レノボのIdeaPadというのは、国内で販売されているノートPCの中でも屈指のコストパフォーマンスを誇る製品ブランドです。また、過去のレビュー経験上「安かろう悪かろう」ということも絶対にない、どう考えてもお買い得な製品ばかりだと思っています。 今回のレビュー機はCPUに第3世代のRyzen 7を搭載する高性能マシンながら、税込みでも7万円台で買えてしまう、「やっぱりすごいコスパ」の製品です。また、筆圧対応のスタイラスペンまで付属しているんですよね。

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1.スペック

  IdeaPad Flex Flex 550
OS Windows 10 Home
CPU 550:AMD Ryzen 3 4300U/Ryzen 5 4500U/Ryzen 7 4700U
外部GPU なし
RAM 4GB/8GB/16GB
ストレージ 256GB/512GB M.2 NVMe SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 14インチIPS(1,920 × 1,080)タッチ
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2
入出力 USB 3.0 Type-C、USB 3.0 × 2、HDMI、オーディオジャック、SDカードリーダー
カメラ Webカメラ(720p)
バッテリー 550:稼働時間 約12.2-13.6時間
サイズ 321.5 x 217.5 x 17.9 mm(最薄部)
重量 1.5 kg

IdeaPad Flex 550(14)にはCPUにIntel Coreプロセッサーを搭載する「550i」とAMD Ryzenを搭載する「550」がありますが、今回はAMD Ryzen搭載の「550」です。IdeaPadシリーズはThinkPadシリーズとは異なり、注文時に構成をカスタマイズすることができません。そのかわり、いくつかのベースモデルが用意されています。ベースモデル段階で選択できるCPUは第3世代のRyzen 3/5/7で、選んだCPUによってRAMとストレージの容量が決まります。

Ryzen 3:4GB/256GB
Ryzen 5:8GB/256GB or512GB
Ryzen 7:16GB/512GB
※左からRAM/ストレージ容量

Ryzen 3でもビジネス用や学習用に十分な性能だと思いますが、RAM4GBしか選べないのが辛いところ。ウインタブとしてはRAM容量に注目し、Ryzen 5/Ryzen 7モデルをおすすめしたいです。Ryzen 7モデルのシステム構成は非ゲーミング・非クリエイターのノートPCとしてはハイエンドと言っていいものです。

ディスプレイは14インチのIPS液晶、FHD解像度で、コンバーチブル2 in 1筐体なので全モデルタッチ対応します。また、筆圧に対応するペンが付属します。

入出力ポートはそんなに高速な規格ではありませんが、14インチノートとしてはUSBポートの数は標準的で「まあまあ」と言えるでしょう。

サイズのほうは、正直「もうひと頑張り」してほしかったかなと思います。特に重量。14インチのコンバーチブル2 in 1なので、1.5 kgで悪いということは全然ないんですが、毎日バッグに入れて持ち歩くという使い方だと少し辛いかもしれません。数年前だと1.5 kgでも特に文句を言うようなレベルじゃありませんでしたけどね(実際13.3インチで1.5 kgのモバイルノート使ってました…)。

Lenovo IdeaPad Flex 550(14) システム構成
Lenovo IdeaPad Flex 550(14) ストレージ構成
レビュー機のシステム構成です。パフォーマンス的には最上位となる「Ryzen 7/RAM16GB/512GB SSD」でした。

2.筐体

Lenovo IdeaPad Flex 550(14) 同梱物
同梱物です。右上にセットアップガイドがあり、とりあえず目を通しておきたいのがこれですね。ごく簡単に初期セットアップの説明が書いてあるだけなので、PC知識のある人なら特に必要ないかもしれません。左側にはACアダプター。モバイルPC用としてはやや大きめですが重量は210 gと、そんなに重くはありません。

それと、下にあるのがスタイラスペンですね。単6乾電池一本を使用(電池は付属していました)し、デジタイザーはワコムAES方式です。また、ペンの左側にあるのがペンホルダーで、使い方については後述します。

Lenovo IdeaPad Flex 550(14) 天板
天板です。筐体色は「プラチナグレー」で、「シルバー」と言っていいくらいの色でした。ご覧のようにシンプルなデザインで、サイドにLenovoのロゴがあります。IdeaPadシリーズは基本的にこのデザインで統一されています。

Lenovo IdeaPad Flex 550(14) 底面
底面です。開口は可能ですが、気軽にメンテナンスできるような感じではありません。筐体素材はおそらく天板が金属、底面は樹脂製と思われます(もちろんフレームは金属のはずです)。

Lenovo IdeaPad Flex 550(14) 右側面

Lenovo IdeaPad Flex 550(14) 左側面
左右の側面です。右側面(上の画像)には左から電源ボタン、SDカードリーダー、USB Type-A × 2があります。SDカードリーダーがmicro規格ではなく、フル規格というのがうれしいですね。

左側面(下の画像)には左からDC-IN、HDMI、USB Type-C、イヤホンジャックがあります。

Lenovo IdeaPad Flex 550(14) ペンホルダー
で、同梱物のところでご説明したペンホルダーですが、USB Type-Aポートに差し込んで使います。また、実際にはいろいろな使い方があるんだろうと思いますが、私が「これで普通でしょ?」と思える形でペンを差し込むと、「右側面のポートが使えなくなります」。

ホルダーは割としっかり固定されますが、特にレバーとかボタンとかで固定する形状ではなく、強く引っ張ると外れます。言い換えると、何かに引っ掛けてしまうようなことがあるとホルダーごとペンを紛失してしまう可能性もありますね。

Lenovo IdeaPad Flex 550(14) 前面

Lenovo IdeaPad Flex 550(14) 背面
前面と背面です。どちらにもポート類やボタン類はありません。背面の通気口がやや目立つ感じがします。

Lenovo IdeaPad Flex 550(14) キーボード

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キーボードです。ThinkPadシリーズでよく指摘される「左下のCtrlキーとFnキーの位置が逆」という点ですが、IdeaPadシリーズだと「ノーマル」ですね。配列は素直だと思いますが、スペースキーがやや小さいこと、Enterキーとその横(「む」のキー)がくっついて配置されていること、そしてBackspaceキーとその横のキーもくっついて配置されていることなど、英語配列の名残が感じられます。ただし、キーピッチが十分に取られ、非常に使いやすいキーボードと言えます(後述します)。また、右側のパームレストに指紋センサーも見えます。

それと、この点は重要だと思いますが、この製品はキーボード面の左右にスピーカーがあります(もちろんステレオです)。この配置がベストということはできませんが、個人的にはかなり好ましい配置だと思います。

Lenovo IdeaPad Flex 550(14) キーボード
この画像だと少しわかりにくいのですが、キートップは中央がわずかにくぼんだ形状になっていて、指のかかりが良くなっています。

Lenovo IdeaPad Flex 550(14) 正面
正面から見たところです。上下のベゼルはそれほど細くはありませんが、左右のベゼルはかなり細くなっていて、価格帯を考慮すれば、デザイン性にも優れていると評価できます。

Lenovo IdeaPad Flex 550(14)

Lenovo IdeaPad Flex 550(14)

Lenovo IdeaPad Flex 550(14)

Lenovo IdeaPad Flex 550(14)
一応「コンバーチブル2 in 1筐体のお約束」ということで、テントモード(上から2番め)、スタンドモード(上から3番め)、そしてタブレットモードの画像を掲載しておきます。

一通り筐体を確認してみました。レノボや他社の最高クラスのノートPCと比較してしまうと質感・高級感はやや劣ると思いますが、個人的には全く悪い印象はなく「必要十分」の筐体品質であると感じました。少なくとも安っぽいとは思いませんね。PCを装飾品としてではなく、仕事や勉強のための道具と考える人なら、不満を感じないと思います。

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3.使用感

ディスプレイ

仕事でOffice系のアプリを使うとか、Webブラウジングをするとかの場合、特に気になるようなものではない、という前提で書かせていただくと、発色はあまりよくありません。

私は視力が悪いので、ディスプレイ品質をチェックする際は手持ちのPCモニターとレビュー機で同じ画像を表示させ、見え方の違いを確認する、という手法をとっています。

今回は14インチモバイルノートのASUS ZenBook 14(2019年モデル、IPS相当、FHD解像度、グレアタイプ)と、MSIの27インチモニターOptix G27C4(VA液晶、FHD解像度、ノングレアタイプ)を使い、ブラウザーのEdgeで「花」を画像検索して比較しています。

Ideapad Flex 550は比較機種と比較して明らかに発色が淡いです。要は鮮やかではない、ということですね。原色の色味が淡く、しかし黒がやや強く見えますので、輝度のわりに少し暗い感じに見えます。

ビジネス用としてはこれで問題はないと思いますし、その他の用途でも特に困るようなものではないと思いますが、繊細な色の識別が必要な作業には向かないと思います。今回のレビューで「コストダウンの影響」を感じた、数少ないポイントだと思っています。

ペン入力

Lenovo IdeaPad Flex 550(14) Lenovo Pen Settings

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Lenovo IdeaPad Flex 550(14) Lenovo Pen Settings

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ペンはおそらくワコムAES方式だと思います。また、アプリとして「Lenovo Pen Settings」というのが入っていまして、ラジアルメニューなども用意されていました。

いつもの実機レビューでは「落書きをしてみた画像」などを掲載したりするのですが、はっきり言って意味がないのでやめます。先日来XP-Penの液タブのレビューなどを掲載していますが、本当にペン入力品質を評価するのであれば、XP-Penのレビュアーのように、実際にイラストを描ける人(XP-Penのレビューではプロのイラストレーターが評価しています)でないと無理ですよね。なので、正しく評価できないことは書きません。

少しペン入力を試してみました。とは言え、上に書いたように本格的な評価はできませんので「視差」「筆圧の効き具合(力を入れると太くなり、弱く書くと細くなる)」「ペン先の追随(ペンでトレースしたとおりに線が引けるか)」といった点に注意してみました。

私の感想としては、非常に描きやすい、と思います。「サッとイラストを描いてみる」くらいなら全く問題はないでしょう。また、メモなど、非お絵かき系の用途であれば非常に快適に使えると思います。

本格的なイラストやマンガの制作に耐えうるか?という点についてはコメントができません。使う人のスキルにもよると思いますし。

スピーカー

IdeaPad Flex 550のスピーカーはキーボード面の両端にあり、配置としては素晴らしいと言えます。ステレオ感がよく出ますし、底面にスピーカーがある場合と異なり、置き場所によって音質が変わったりしません。

音質のほうですが、PC用のスピーカーとしては十分なものになっていると思います。外付けスピーカーのような深みはなく、全体的にやや薄っぺらい(低音が弱く、中高音が強調される)音質ですが、比較的クリアに聞こえますので、BGM用としては十分に使えると思います。

Lenovo IdeaPad Flex 550(14) ドルビーオーディオ

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音質用にはドルビーオーディオアプリが入っていました。イコライザーでマニュアル調整も可能ですが、ポップス系の音楽であれば特に音質調整をしないほうが自然に聴こえます。EDMなどを聴く際にイコライザーを使うと各音域が強調されますので、「エネルギー!」という感じに仕上げることができます。ここは聴く音楽のジャンルによって使い分けるといいでしょう。

キーボード

キーピッチは左右方向に19 mm、上下方向に18 mm(いずれも手採寸なので多少の誤差はご容赦ください)あり、十分な余裕があります。また、バックライトも装備され、明るさを2段階に調整できます。ただ、この製品は筐体が白っぽい(ミネラルグレー)ですし、キーの印字も白ということで、暗い場所でバックライトなしでも視認性は十分高いです。

キーストロークは少し浅めで、カチッとした打鍵感が得られます。打鍵音も小さめで、小気味いいというか、とても気持ちのいい感触ですね。レノボ製品をよくレビューしている身としては、いい意味で「いつも通りのキーボード」です。

配列に関しても特に使いにくいと感じるところはありませんでした。非常に細かい話をすると、Enterキーと右のShiftキーがやや小さい、またスペースキーもやや小ぶりであると感じました。ただ、ノートPCのキーボードで一切クセがないもの、というのは見たことがありませんし、この程度であれば使っていてすぐに慣れると思います。

結論として、長時間の打鍵にも耐える、むしろ長時間打鍵したくなる、とても使いやすく、感触の良いキーボードだと思います。

Lenovo Vantage

Lenovo IdeaPad Flex 550(14) Lenovo Vantage

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他社製品でも見られますが、レノボの場合「Lenovo Vantage」という独自の設定アプリが入っています。独自ツールバー(タスクトレイに表示される)や電源(バッテリーとAC電源の両方)管理、ディスプレイやスピーカーの設定など、比較的細かい項目が用意されていますし、BIOSの自動更新やシステム診断機能もあります。ただねえ、上の画像で「いますぐ最適化」っていうボタンがあるじゃないですか?これを押すと診断してくれるんですけど、

Lenovo IdeaPad Flex 550(14) Lenovo Vantage

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このようにソリューションを得るためにはお金が必要になってしまいます。セキュリティも含め、システム全般を自動的に診断・修正してくれて年間で3,190円ということなので、PC初心者の人なら1年くらい頼んでみてもいいかもしれないですね。

バッテリー

今回のレビューでは、普段使いでのバッテリー消費を測定してみました。

●ディスプレイ輝度100%、ボリューム40%でWebブラウジング、YouTubeでの動画視聴を45分
●ディスプレイ輝度50%で簡単な画像加工とテキストライティングを45分

トータル1時間30分測定してバッテリー消費は19%でした。単純計算だと8時間弱がバッテリー稼働時間ということになります。この結果はウインタブで実施するモバイルノートの実機レビューとしては「良好」ですね。いつも書いていることですが、バッテリー稼働時間のメーカー公称値というのはほとんどあてにならず、「公称値の半分くらい」がメドだと思っているので、その割には長持ちするなあ、という印象です。また、ウインタブの測定パターンは実際のビジネス利用とそんなに大きくは違わないと思うので、その観点で言えば「出先でなんとか終日バッテリー稼働で持たせることができる」と考えていいと思います。

4.性能テスト

Lenovo IdeaPad Flex 550(14) 3D Mark
参考:
ASUS VivoBook S15 K513EA(Core i7-1165G7):3,304、12,372
ASUS VivoBook S15 S533EA(Core i7-1165G7):3,296、12,153
ASUS ZenBook 13 UX325EA(Core i7-1165G7):3,184、10,204
MINISFORUM EliteMini X400(Ryzen 5 PRO 4650G):3,012、11,765
ASUS ZenBook 14 UM4125IA(Ryzen 7 4700U):2,925、10,314
ASUS VivoBook S15 M533IA(Ryzen 7 4700U)2,834、10,545
HP ENVY x360 13(Ryzen 5 4500U) : 2,667、9,673
HP ENVY x360 15(Ryzen 5 4500U) : 2,581、9,545
HP ENVY x360 15(Ryzen 5 3500U) : 2,269、7,922
Lenovo ThinkPad E595(Ryzen 5 3500U): 2,259、7,741
Lenovo ThinkPad E495(Ryzen 5 3500U): 2,257、7,874
マウス m-Book X400B(Ryzen 5 3500U): 1,528、4,659
HP ENVY X360 13(Ryzen 7 3700U): 1,513、6,808
HP ENVY 13 X360(Ryzen 3 2300U): 1,513、5,396
ASUS VivoBook S15 S531FA(Core i7-10510U): 1,241、4,733
dynabook GZ83(Core i7-10710U): 1,239、4,815
Lenovo ThinkPad X1 Yoga(2019)(Core i7-8665U):1,211、4,946
Lenovo ThinkPad X280(Core i7-8550U): 1,211、4,871
Lenovo ThinkPad T490s(Core i7-8565U): 1,181、4,845
DELL XPS 13(9380)(Core i7-8565U): 1,189、4,586
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 1,178、4,574
dynabook AZ66/M(Core i7-10710U): 1,174、4,611
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 1,161、4,719
Microsoft Surface Laptop 2(Core i5-8250U): 1,157、4,652
Microsoft Surface Pro 6(Core i5-8250U): 1,136、4,524
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8250U): 1,126、4,746
東芝 dynabook AZ65/G(Core i7-8550U): 1,116、4,367
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 1,114、4,389
富士通 LIFEBOOK WU2/C3(Core i7-8565U): 1,111、4,325
※左からFireStrike、SkyDiverのスコア

グラフィック性能を測定する3D Markですが、過去のRyzen 7 4700U搭載機のスコアを若干上回りました。また、従来このジャンルのテストではRyzenがIntel Core iを圧倒していましたが、Core iプロセッサーが第11世代となり、ほぼ拮抗するスコアになっていますね。このスコアだと軽めのオンラインゲームならプレイできると思います(ただし、この製品はゲーミングノートではなく、発熱は小さめながら長時間のゲームプレイをする場合は冷却能力が追いつかないと思います)

Lenovo IdeaPad Flex 550(14) PC Mark

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参考:
HP OMEN X 2S 15(i9-9880H、RTX2080 Max-Q):6,447
Lenovo Legion Y740(17)(Core i7-9750H、RTX2080Max-Q): 6,151
MSI GE66 RAIDER(i7-10875H、RTX2070):6,081
ASUS ROG Strix SCAR 15 G532LWS(i9-10980HK、RTX2070SUPER):6,023
ASUS ROG Zephyrus G14(Ryzen 9 4900HS、RTX2060 Max-Q):5,852
Lenovo Legion Y740(15)(Core i7-9750H、RTX2070 Max-Q): 5,830
ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(Core i9-9980HK、RTX2060): 5,727
MSI Bravo 15(Ryzen 5 4600H、Radeon RX5300M): 5,635
Lenovo Legion Y7000(Core i7-9750H、GTX1650): 5,618
ドスパラ GALLERIA GCR1660TGF-QC-G(Core i7-9750H、GTX1660Ti): 5,573
ASUS ROG Zephyrus S GX502GV(Core i7-9750H、RTX2060): 5,506
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(Core i7-9750H、RTX2070): 5,505
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 5,401
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(Core i7-8750H、RTX2060): 5,328
MINISFORUM EliteMini X400(Ryzen 5 PRO 4650G):5,304
MSI GP65 Leopard(Core i7-9750H、RTX2060): 5,299
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 5,122
ASUS ZenBook 14 UM4125IA(Ryzen 7 4700U): 5,014
MSI GF75 Thin(Core i7-8750H、GTX1050Ti): 5,009
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 4,976
ASUS VivoBook S15 M533IA(Ryzen 7 4700U): 4,975
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 4,906
ASUS VivoBook S15 K513EA(Core i7-1165G7): 4,899
ドスパラ GALLERIA GCF2070GF-E(Core i7-8750H、RTX2070): 4,893
ASUS VivoBook S15 S533EA(Core i7-1165G7): 4,804
HP ENVY x360 15(Ryzen 5 4500U) : 4,738
ASUS ZenBook 15 UX534FT(Core i7-8565U、GTX1650): 4,709
HP ENVY x360 13(Ryzen 5 4500U) : 4,678
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 4,545
ASUS ZenBook 13 UX325EA(Core i7-1165G7): 4,526
ASUS ROG Zephyrus G GA502DU(Ryzen 7 3750H、GTX1660Ti): 4,365
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 4,290
iiyama STYLE-17FH054-i7(Core i7-8750H) : 4,281
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 4,223
dynabook GZ83(Core i7-10710U): 4,193
Lenovo ThinkPad T490(Core i7-8565U、MX250): 4,158
ASUS VivoBook S15 S531FA(Core i7-10510U): 4,155
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-8665U): 4,132
ASUS TUF Gaming FX505DT(Ryzen 5 3550H、GTX1650): 4,124
Lenovo ThinkPad X1 Yoga(2019)(Core i7-8665U):4,120

表計算ソフトやビデオチャット、画像加工など、実際のビジネスシーンをシミュレートしたテスト、PC Markのスコアです。3D Markほど露骨にGPU性能の差は現れませんが、テスト項目にグラフィック処理も含まれるので、外部GPU搭載機のほうが高いスコアになります。

ここではRyzen 7 4700U搭載機としては標準的なスコアとなりました。第3世代Ryzen 7と第11世代Core i7とも、「ギリ5千点に届かない」くらいのスコアが目立ちますが、これだけのスコアが出るのなら、実際のビジネスシーンで性能に不満を感じるケースはほぼないと考えていいです。

Lenovo IdeaPad Flex 550(14) CINEBENCH R23
参考:
ASUS VivoBook S15 K513EA(Core i7-1165G7): 1,342、5,788
MINISFORUM EliteMini X400(Ryzen 5 PRO 4650G):1,245、8,651
MINISFORUM H31G(Core i5-9500F):1,105、5,922
MSI GP65 Leopard(Core i7-9750H)(注):1,077、5,999
ひつじ 自作PC(Core i7-6700 GTX980ti):1,031、5,078
ASUS ZenBook 14(Core i5-8265U)(注):1,023、3,691
Microsoft Surface Laptop Go(Core i5-1035G1(注):1,006、3,559
ひつじ 自作PC(Core i3-7100T):840、1,826
HP Pavilion x360(Core i5-7200U)(注):790、1,740
※左から順にシングルコア、マルチコアのスコア
(注)ノートPC、(注)ないものはデスクトップPC

CPU性能のみを測定するCINEBENCH R23のスコアです。CINEBENCHは最近バージョンがR20からR23に上がった関係で過去データが少ないのですが、第11世代のCore i7-1165G7との比較ではシングルコアが若干劣り、マルチコアがやや優勢、という感じになっています。また、このスコアは「そこらへんのデスクトップPCより上」ですし、第9世代の高性能版Core i7(末尾H)を上回ります。数値だけ見ればゲーミングノートに搭載されていていてもおかしくないくらいの実力がありますね。

Lenovo IdeaPad Flex 550(14) Crystal Disk Mark
ストレージの読み書き速度を測定するCrystal Disk Markです。PCIe接続のSSDが搭載されているので、非ゲーミング・非クリエイターノートとしては極めて高速です。ストレージの性能は文句なしと言っていいでしょう。

5.まとめ

Lenovo IdeaPad Flex 550はレノボ直販サイトで販売中で、1月20日現在の価格は税込み55,385円(在庫ありの製品だと税込み64,625円から)となっています。また、レビュー機の構成(Ryzen 7)だと税込み75,460円です。ちょっと残念なことに、ここ最近のレノボは特にRyzen搭載PCで在庫切れが目立ち、買おうと思ったときに希望のモデルが在庫切れ(多くは一時的なものです)だったりして、これが購入時のハードルになってしまう傾向があります。

この価格は「文句なしに激安」でいいと思います。レビュー機に関して言えば、システム構成だけを見ると「ビジネス系ノートとしてはハイエンド」といっていい内容ですし、筆圧対応のスタイラスペンが付属するコンバーチブル2 in 1筐体でもありますからね。

確かにHPのSpectreシリーズやDELLのXPSシリーズのような高価格なモバイルノート・モバイル2 in 1と比較してしまうと、筐体の質感はやや劣りますし、ディスプレイの品質もよくありません。また、モバイル用としてはやや大きく、重い筐体も少し気になるところではあります。一方で処理性能に関しては他社の高価格ノートに一歩も引けを取りません。

ここで指摘させていただいた「ちょっと弱い部分」については「価格のメリット」が帳消しにしてくれると思いますし、帳消しどころかむしろ「お釣りがくる」レベルだと思います。性能重視・コスパ重視でPCを選ぶのならおすすめできる製品です。

6.関連リンク

IdeaPad Flex 550(14):Lenovo

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コメント

  1. SSノート より:

    Ryzen 7 搭載機を購入して2か月になります。10月下旬に注文して12月初旬に到着しました。パワフルなので、Web、ビデオ会議、オフイスソフト問題なく使えます。JW-CADも使うのですが、サクサクでした。一年前にi5のThinkPadE15も購入して使用していたのですが、スピードは別物です。ただ、ディスプレイの色味が黄色っぽいので、キャリブレーションされた方の情報をいただいて修正しています。あと、筐体のしっかり感はThinkPadのほうが上ですね。