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Steam Deck - Steamが動く携帯ゲーミングPC、Windowsもインストールできます

STEAM DECKこんにちは、かのあゆです。ゲーム配信プラットフォーム「Steam」を展開する米VALVE社が自社製ポータブルゲーム機「Steam Deck」を2022年2月に発売します。当初の発売予定は2021年12月だったのですが、半導体不足の影響により発売が2ヶ月遅れとなりました。

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現時点では日本国内での発売が明言されていませんが、すでに日本語での公式ページも公開されていますので、日本発売の可能性は非常に高い(というか、ほぼ確実?)と思われます。

1.Steam Deck スペック

スペック表

  Steam Deck
OS Steam OS 3.0(Arch Linuxベース)
CPU AMD Zen2ベースカスタムAPU
外部GPU AMD RDNA2
RAM 16GB
ストレージ 64GB eMMC
256/512GB NVMe SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 7インチIPS(1,200 × 800)タッチ、60Hz
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0

入出力 USB-C、microSDカードリーダー、3.5 mmイヤホンジャック
カメラ なし
バッテリー 40Whr(稼働時間 約2~8時間)
サイズ 298 × 117 × 49 mm
重量 669 g

バリエーションモデル

・64GB eMMC
・256GB PCIe-NVMe SSD
・512GB PCIe-NVMe SSD

コメント

搭載OSはLinuxベースの独自OS「Steam OS 3.0」です。オープンソースで開発されているWindows互換レイヤー「Wine」の改造版となる「Proton」が搭載されており、すべてではないもののWinodws向けのゲームタイトルもプレイ可能です。

またハードウェア的にはIntel x64ベースのPCそのものなのでWindows 10/11のインストールも可能で、Steam OSとのデュアルブートにも対応しています。

AMD製カスタムAPU搭載
CPUはVALVEとAMDが共同開発した独自のものが搭載されています。ベースになっているのは「Zen2」世代のAPUで、内蔵GPUに「RDNA2」を採用しています。

RAMはすべてのモデルで16GBを搭載しており、内蔵ストレージは64GB eMMC、256/512GB PCIe-NVMe SSDのいずれかを選択可能です。またmicroSDカードによるストレージ拡張にも対応しており、Steamライブラリに登録されたゲームをmicroSDカードに移して実行することも可能です。

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ディスプレイは7インチサイズで、解像度はHD(1,280 × 800)です。おそらく競合機となるであろうONE-NETBOOK ONEXPLAYERと比較すると解像度は劣りますが(GPD Win 3AYA NEOとはほぼ同等)、内蔵GPUでのプレイとなるため、いわゆる「AAAクラスの」ゲームをプレイする場合に解像度設定を落とすであろうことを踏まえると、このくらいが「ちょうどよい」でしょう。

ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/acとBluetooth 5.0に対応します。バッテリー容量は40 Whrで、VALVEが発表している連続稼働時間は2~8時間と、えらく幅がありますが、プレイするゲームタイトルによって大きく変動してしまう、ということだと思います。

2.筐体

Steam Deck
前面です。十字キーとアナログスティック、「A」「B」「X」「Y」ボタン、「STEAM」ボタン、「クイックアクセス」ボタンが配置されています。また、左右のスティック下にタッチパッドがあるのが目を引きます。Nintendo Switchとは異なりパッド部の脱着はできません。

Steam Deck
上部にトリガーボタン、背面にも左右に2つずつボタンが配置されています。トリガーボタンはアナログ式となっているので、レースゲームの細かいアクセル・ブレーキ操作も快適に行えそうです。個人的にPCでプレイしているゲームはレースゲームが多いので、この点だけでもかなり魅力的に感じられます。

Steam Deck

クリックで拡大します

各部名称です。やはりタッチパッドが前面の左右に配置されているのが特徴的です。また、スピーカーも前面左右にあり、好ましい配置と言えます。

3.Steam Deck 価格など

Steam Deckは2022年2月にまずアメリカ、カナダなど一部地域で発売開始となる予定で、価格は以下の通りとなっています。

64GBモデル:399ドル(約45,100円)
256GBモデル:529ドル(約59,800円)
512GBモデル:649ドル(約73,400円)

全てのモデルにキャリングケースが付属します。また、512GBモデルにはディスプレイに「プレミアム防眩エッチングガラス」が採用され、限定キャリングケースと「限定Steamコミュニティプロフィールバンドル」、「限定仮想キーボードテーマ」が付属します。

ドライバが提供されるかどうかは発売してからでないとわかりませんが、ハードウェアとしてはWindowsとのデュアルブートも可能となっているので、Steam OSとWindows環境で使うのであれば256GB/512GBモデルの方が快適かと思います。

逆に純粋にゲーム機として使うのであればMicroSDカードによるストレージ拡張に対応しているため、最も安価な64GB eMMCモデルでも十分かもしれません(PCIe-NVMe SSDモデルと比較するとストレージの読み書き速度がネックになりそうではありますが…)。

Windowsではなく、LinuxベースのSteam OSを搭載しているため、発売時点でWindows向けに配信されているゲームがどの程度動くようになっているのか気になるところではありますが、(Windows機としての)競合製品のONE XPLAYERやAYA NEO、GPD Win 3と比較するとぐっと安価な価格設定なのは非常に魅力的です。

日本国内での発売時期はいつになるのかまだ発表されておらず、公式サイトでも予約はできませんが、国内展開も期待できそうなので下位モデルの64GB eMMCモデルを個人的に購入しようか少し迷っています。

4.関連リンク

Steam Deck:VALVE

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コメント

  1. ななし より:

    AYA NEOのコントローラーは外れないはずですよ。
    責任者は、確認してください。
    当方、CHUWI HiPad Proの犠牲者ですよ。