ONE-NETBOOK社とその日本正規代理店テックワンが6月29日に都内にて新製品発表会を開催しました。発表機種のうち、この記事では高性能でコンパクトなゲーミングUMPC「ONEXFLY」についてご説明します。なお、ウインタブも発表会に出席させて頂く予定でしたが体調不良のため出席がかなわず、テックワンに当日の発表会資料をご提供いただいて記事を執筆しております。
1.ONEXFLY 概要
スペック表
ONEXFLY |
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OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen 7 7840U |
外部GPU | なし |
RAM(メモリ) | DDR5-7500 |
ストレージ | M2.2280 PCIe 4.0 ×4接続 |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 7インチ(1,920 × 1,080)タッチ, 120Hz |
ネットワーク | Wi-Fi6E、Bluetooth(推定) |
入出力 | USB4 Type-C × 2、USB Type-A、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | なし |
バッテリー | 48Wh |
サイズ | 263.6 × 98.25 × 22.6 mm |
重量 | 580 g |
コメント
CPUは既報の通り、この先ゲーミングUMPCでは主流になるであろうRyzen 7 7840Uです。RAMとSSDの容量、つまりバリエーションモデルの説明はなく、おそらく16GB/512GBが最小、32GB/2TBあたりが最大になるものと予想します。
ディスプレイは7インチで解像度は1,920 × 1,080、リフレッシュレートは120Hzです。既存のONEXLAYERシリーズはアスペクト比16:10(1,920 × 1,200)でしたが、ONEXFLYでは16:9になっています。
筐体色はブラックとホワイトが用意されます。また、サイズはかなり小さく、人気のASUS ROG Allyよりもさらにコンパクトです。
ONEXFLY:263.6 × 98.25 × 22.6 mm / 580 g
ROG ALLY:280.0 × 111.38 × 21.22-32.43 mm / 608 g
特に高さ(短辺)がかなり小さくなっているように感じられます。また、重量も600 gを下回り、580 gなので、持ち運びも一段と楽になりそう。
上面と底面です。サイズの割に入出力ポートが多いと感じられます。USB Type-Aポートがある、というのはなにげにうれしいところ。
また、ショルダーボタンの内側にはカスタマイズ可能なボタンも配置されます。
ONEXFLYのUSB4ポートはGPU BOX(eGPU)の接続が可能のようです。ONE-NETBOOK社からもONEXGPUという、Radeon RX7600M XTを搭載するGPU BOXの発売が予定されています。
背面です。メーカー説明によれば「デスクトップPC並みの冷却性能」を備えているとのこと。
音響システムはHARMANです。ROG Allyでもスピーカー品質が素晴らしいと感じましたが、ONEXFLYの音質にも期待できそうですね。
ゲーミングUMPCでは設定アプリの出来が使用感を大きく左右すると思っています。ONEXFLYでは「GAME CENTER」アプリから各種設定(TDPやファン風量など)ができ、ゲームランチャーとしての機能も備えています。ただ、これだけでは「どのくらい便利に使えるのか」何とも言えませんね。おそらく発売直前まで機能やユーザーインターフェースを詰めていくものと思いますが、ここは頑張って欲しい…。
ONEXFLYのデザイン上のセールスポイントが「カスタマイズ可能な前面LED」です。ここにご自分の名前(ハンドルネーム)なんかを入れたりできるようです。
2.ONEXFLY 価格など
ONEXFLYは今夏INDIEGOGOでクラウドファンディングが開始され、日本での予約販売もスタートします。ただし、正確な発売時期はまだわかっていません。東京ゲームショウには展示される予定があるようです。
残念ながら価格も不明ですが、ROG ALLYが「やらかした価格」になってしまいまして、その後登場したゲーミングUMPCはROG ALLYを強く意識した価格設定になっていると感じますので、ONEXFLYの価格についてもかなり期待していいんじゃないか、と思います。
3.関連リンク
ポータブルゲーミングUMPCは新時代へ:ONE-NETBOOK 日本公式サイト
ONEXFLY: Ultra-Thin Bezel, 7″, 120Hz, AMD 7840U:INDIEGOGO
コメント
この手のデバイスはみんな似ててぱっと見どれかわからんな
ONE-NETBOOKもOculinkポート付けたので
ROG ALLY以外全社でeGPUの互換性が担保されましたね
直結のOculinkとは別にType-C接続両対応までしたのは意味がわからんけど
Oculink+USB4のダブル接続は、
Ocu側でグラフィック、USB側でハブ機能を有効化するようですね。
なんでONEXFLYはOculinkポート付かなかったんだろ
ONEXGPUはまだ当面先ってことなのかな
USB4ポートがPCIeをサポートしてるいるのではないかと。