こんにちは、ウイン豚(@WTab8)です。中国メーカーの中でもCubeは「i7シリーズ」と「Mix Plus」という、デジタイザー搭載のCore mタブレットを作っていて、非Atom機でも健闘しているイメージがあります。Mix Plusについては、300ドル強で購入できるというコスパのよさもあり、日本でも人気が出ていると思われます。
そのCubeが、おそらく直近のフラッグシップモデルと言ってよさそうな、ハイスペックのクラムシェルノート「Thinker」を発売します。Cubeではこの製品にかなり力を入れていて、専用ドメインの特設サイトを開設しており、「4月10日10:00予約開始」とのことです。またGearbestでは早くも製品ページができていました。
1.スペック
OS: Windows 10
CPU: Intel Core m3-7Y30(Kabylake)
RAM: 8GB
ストレージ: 256GB
ディスプレイ: 13.5インチIPS(3,000 × 2,000)
ネットワーク: 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0
カメラ: インのみ2MP
入出力: USB 3.0 × 2、USB Type-C、オーディオ、DC-IN
バッテリー: 5,000mAh
サイズ: 312.3 x 238 x 15.45 mm / 1.5 kg
スペックはかなりのものです。CPUはKabylake世代のCore m3、RAMは8GB、ストレージは256GB SSD、そしてディスプレイは13.5インチでなんと解像度3,000 × 2,000(Surface Bookと同じですね)です。このスペックであればビジネスモバイルとしても十分すぎるくらいの性能を発揮してくれるでしょう。いっそCPUをCore i5とかi7に、という気もしないではないですが、Core mとCore iだと基板系の設計も異なると思われ、i7やMix plusでノウハウのあるCore mを選んだ、ということかもしれませんし、省電力(ファンレスかどうかはわかりません)性を意識したのかもしれません。
また、中華製品にありがちな「貧弱なWi-Fi」というのもこの製品には当てはまりません。ちゃんとa/ac規格にも対応しています。あと、入出力系に関してはフルサイズ(Type-A)USB 3.0ポートを2つ装備するほか、USB Type-Cもついていますが、「そのかわり」HDMIはありません。また、どうやらSDスロットもありませんね。
サイズについては、厚さ15.45 mmは素晴らしいとして、重量1.5 kgというのはイマイチかな、と思います。「盛ってなければ」これでもいいんですけど、モバイルノートなのでもう少し軽いとさらに好評価でしたね。
2.筺体
筺体は「全金属(オールメタル)」です。また、ウインタブ読者から評価の低かった天板の「かなり目立つ」簡体字中国語ロゴがなくなり、ごらんのようにシンプルなものになっています。このほうが日本人受けはすると思います。
指紋認証(Windows Hello)にも対応しています。タッチパッド左上に指紋センサーがついていますね。
これ、写真の撮りかただと思うんですが、アスペクト比が3:2ということもあり、少し縦に長く見えますね。
この画像を見るとベゼル幅も比較的細めと思われます。あと、キーボードが英語配列なのは当然として、キー数がちょっと少なめ(78キー)ですかね…。
3.価格など
Cube Thinkerは中国の通販サイト「Gearbest」で「Arrival Notice」のステイタスになっています。記事の冒頭に書いたとおり、Cubeの公式サイトでも「4月10日10:00予約開始」となっているので、プレセールもそのくらいの時期に開始されると思います。Gearbestでの参考価格は873.79ドル(100,203円)となっていますが、Arrival Noticeの価格というのはあまり参考にはなりません。また、Cubeの公式サイトでは3,999元(約65,000円)となっているので、Gearbestなどの通販サイトでもそれに近い価格か、若干高めの価格になると思います。また、セール価格だとさらに安くなりそうですね。
CubeはCore m機をリリースするのは初めてではなく、ヒット製品も作ったノウハウがあるので、この製品の品質やパフォーマンスも期待はできると思います。あとは競合しそうな日本製品と価格比較をして、並行輸入品であることのリスクを考慮しても割安なら買い、ということになると思います。
この水準になると「深センメーカーの中華タブ」でイメージする「性能が高くて激安だけど、多少の不具合は覚悟」というのが当てはまりませんね。また、この製品が売れるようだとCubeという企業のブランドイメージも一段上がる、ということになりそうです。
4.関連リンク
Thinker:Cube特設サイト
CUBE Thinker:Gearbest
コメント
画像にペンがあるという事はタッチ対応でしょうか。
PYUさん、こんにちは、コメントありがとうございます。Cubeの中国語サイトに「电容触摸屏」と書いてあり、翻訳してみたら「静電容量式タッチスクリーン」という意味でしたw
しつれいながら冒頭のあいさつで笑ってしまいました。
これはシャレオツな感じでいいですね!
キーボード配列を我慢してでも…という気にさせてくれます
T9さん、こんにちは、コメントありがとうございます。Thinkerなんですけど、Core i5(旧Core m5のほう)搭載モデルもあるようです。また、iWork 3X、iWork 5xというCore m系モデルも発表されたようです。現状記事にするだけの情報がないので、分かり次第記事を書きますね。
ちょっと高いな。すぐ400ドル台になるかな?
こんにちは、コメントありがとうございます。勝手な予想だとセール価格でそのくらいまではいくか、と。
「ウイン豚(@WTab8)」って、お名前を変えたのですか
こんにちは、コメントありがとうございます。気づいていただき、ありがとうございました!
興味はありますが、たけえええ…
こんにちは、コメントありがとうございます。今のところ中国向けでも6万円台なので、たしかに私達の感覚からすると絶対的には高いですよね。少し待てばもう少し安くなると思うけどなあ。
製品名と天板のロゴがそれとなくThinkpadぽいのがちょっとアレですが
このスペックはウイン豚さんの興奮っぷりも頷けますねぇ
かぜさん、こんにちは、コメントありがとうございます。このクラスになると筺体品質が悪かった場合は顧客の反感を買うことになると思うんで、Cubeとしても正念場かな、と思います。予想外に筺体品質が良ければCubeのイメージもぐんと上がりますね。
遅ればせながら買いました。
今のところの不具合
1. 外部スピーカにつないでいると時々、勝手に切れて繋がる。デバイスマネージャも反応してるので一旦デバイスがダウンしてるのかと思えます。
2.USB-Cに中華のHDMI付HUBをつないで外部モニターにつないでいますが、3メータのケーブルで画面が時々一瞬白くフラッシュします。1.8メータでは起きないのでケーブルの品質かとも考え、3メータの別のケーブルを注文中です。
3.モニターがぐらついて下部が外れます。蓋を閉じた状態で外部モニタのみでつないだ場合にモニタ設定の内部モニタが生きていて、タッチパネルが反応します。この件はGearbestにサポート依頼を送付済みです。
YouTubeを連続再生すると本体左手前が熱くなります。そのぃちは、SSDの位置です。そのため、Laptopクーラーを使用していますが、その場合は全く熱くならない状態です。
M.Horiさん、こんにちは、コメントありがとうございます。この製品はレビューしていないのですが、初期ロットは結構不安定だったようですね。ご指摘の3はちょっと気になりますけど、かなりFIXされている様子…。
音のトラブルは解決しました。
サウンドドライバーもチップセットドライバーもデバイスマネージャで
ドライバー更新かけても、最新インストール済みと表示されましたが、
DriverMax.exeのトライアルで検索させたら最新ドライバーありと
表示されました。Driver更新ツールのフリー版は制限が多く使えないので
思い切ってプロ版を購入しました。無期限・台数制限なし・個人使用で
約USD30でした。
これでドライバーを最新にさせたら、トラブルが止まりました。
ただドライバーの再インストールで直るという話もあるようですが
とりあえず外部スピーカ問題は解決済みです。
なお、上記ドライバー更新後、それまで表示されなかった
HDMI接続の外付けモニタのスピーカも選べるようになりました。
M.Horiさん、こんにちは、コメントありがとうございます。ハードウェア系じゃなくて何よりです。この製品、中華といえど決して安くはないですもんね。しかし、いただいたコメントを拝見するに、やはりある程度スキルがある人向けかな、と思います、中華製品は。