中国メーカー「CHUWI」がINDIEGOGOで13.3インチモバイルノート「AeroBook」をクラウドファンディング中です。ただ、これって少し前から始まっていて、ウインタブではスルーしてました。なんか最近中国メーカーはクラウドファンディングの趣旨を履き違えているんじゃないか、という気もします。クラウドファンディング中に通販サイトでクラウドファンディング価格と同じセール価格が提示されているのを見たこともありますしね。特にCHUWIはクラウドファンディングを使ってのプロモーションが非常に多いですよね。国内のサイトでもいろいろやってます。
私が個人的にあまり愉快ではない、というのは置いておきましょう。製品のせいではありませんし。AeroBookはスペック、筐体品質、そして価格も非常に優れた製品だと思います。
1.スペック
CPUは「第6世代の」Core m3です。「なんでいまさら」という気もしないではありませんが、Intel CPUの受給が逼迫しているというニュースもよく目にしますし、この製品の場合、価格(クラウドファンディング価格)が399ドルと、かなり低めに抑えられていて、Celeronあたりが搭載されていてもおかしくないくらいなので、決して悪くはないと思います。
RAMは8GB、ストレージは128GB eMMCが標準です。
底面にはM.2 スロットが装備されているので、誰でも簡単にSSDの増設が可能です。また、INDIEGOGOの出資メニューに「180GB」と「256GB」「1TB」という容量の異なるモデルもありますが、これはM.2 スロットにSSDを追加している、ということだろうと思います。
ディスプレイは13.3インチのIPS液晶、FHD解像度です。この価格帯の製品としては十分というか、中華ノートだともはや標準的と言えるでしょう。
サイズは横幅が310 mmを切り、奥行き(短辺)も210 mmを切っているので、十分コンパクトと言えると思います。ただ、厚さなんですけど、
この画像を見ると「最薄部で8 mm」ということがわかります。しかし、まずまずの薄さに見えますね。
2.筐体
横幅が308.5 mmということなので、ベゼルもかなり細くなっています。国内で販売されている上位クラスのモバイルノート(XPS 13)には及びませんが、399ドルの製品としてはとてもスタイリッシュです。筐体素材は「CNC加工のアルミ合金」で、最近の中華ノートの筐体品質の目覚ましい改善を考えると、この製品の筐体品質にも期待できそうです。
キーボードはバックライト付きで、英語配列のものになります。Enterキーの右側に一列ある、HP製品のようなレイアウトです。また、横幅いっぱいにキーが配置されていて、キーピッチにも余裕がありそうです。タッチパッドもかなり大型ですし、もちろんジェスチャ対応します。
入出力ポートです。そもそもこの記事を書いているのは「AeroBookにUSB Type-Cポートがつきました!」というリリースをCHUWIが出していたせいもあるのですが、USB Type-Cポートが(当初の仕様から)追加されたことで、合計3つのUSBポートが装備されることになったのはありがたいと思います。
3.価格など
CHUWI AeroBookはINDIEGOGOでクラウドファンディング中で、3月19日現在の価格(出資額)は399ドル(約44,457円)です。CPUの世代が古いとか、ストレージがeMMCだとかのケチをつけることはできますが、この価格でCore m搭載、13.3インチの薄型モバイルノートが手に入るというのは素晴らしいですね。また、最近の中華ノートの得意技である「底面のM.2スロット」というのもかなり実用的で、SSDを増設してOSを入れ替えればシステムが高速化しますし、ストレージ容量不足にも簡単に対処できます。
コメント
プロモーションの方法はさておき、私は出資しちゃいましたよ。「AeroBookにUSB Type-Cポートがつきました!」に釣られたクチです。直前まで、Teclast F6 Proと迷ってましたが価格が安いのと目新しさに、ついポチっと・・・
F6 PROとの差はタッチパネル、ディスプレイ360度開閉、1024段階ペンという処
漫画縦読みになれるとタブレットモードは捨てがたくなるのよね
チョットした希望なのですがファンレスモデルかどうか書いてもらえると助かります
自分はPCの稼働時間が長くファン付きだとそのうち使えなくなるのですよね