こんにちは、かのあゆです。2020年に初代「AYANEO」を投入して以降、積極的に新製品を発表しているAYANEO社がオンラインで戦略発表会を開催し、新モデルとして「AYA NEO AIR」、「AYA NEO 2」、「AYA NEO Slide」の投入を発表しました。
既存モデルも含めた各製品の位置づけはこんな感じです。「AYANEO AIR」は購入しやすい価格帯のエントリーモデル、「AYANEO Slide」はその名の通り同社としては初となるスライド式キーボードを搭載したモデル、そして「AYANEO 2」が現在のAYANEOシリーズの後継モデルとなります。AIR以外は詳しいスペックがまだ明らかにされていないものの、既に日本正規代理店のハイビームが運営するAYA NEO公式サイトでも情報が掲載されているため、正規導入が期待できそうです。
AYANEO戦略発表会を開催いたしました:AYANEO日本公式サイト
1.AYANEO AIR
スペック表
AYANEO AIR / AIR Pro | |
CPU | AIR:Ryzen 5 5560U AIR Pro:Ryzen 5 5600U/Ryzen 7 5825U |
GPU | なし |
RAM | AIR:8GB/16GB AIR Pro:16GB/32GB |
ストレージ | AIR:128GB/256GB/512GB SSD AIR Pro:512GB/1TB/2TB SSD |
ディスプレイ | 5.5インチAMOLED(1,920 x1,080) |
ネットワーク | WI-Fi 6、Bluetooth 5.2 |
バッテリー | AIR:7,350mAh AIR Pro:10,050mAh |
サイズ | AIR:224 x 89.5 x 26.7 mm AIR Pro:224 x 89.5 x 29.6 mm |
重量 | AIR:395-410 g AIR Pro:450 g |
バリエーションモデル
AYANEO AIR Youth Edition
・Ryzen 5/8GB/128GB:549ドル(499ドル)
AYANEO AIR
・Ryzen 5/16GB/256GB:629ドル(569ドル)
・Ryzen 5/16GB/512GB:649ドル(599ドル)
AYANEO AIR B.Duck Limited Edition
・Ryzen 5/16GB/512GB:749ドル(699ドル)
AYANEO AIR Pro
・Ryzen 5/16GB/512GB:699ドル(649ドル)
・Ryzen 5/16GB/1TB:799ドル(749ドル)
・Ryzen 7/16GB/512GB:999ドル(899ドル)
・Ryzen 7/16GB/1TB:1,099ドル(999ドル)
・Ryzen 7/32GB/2TB:1,399ドル(1,299ドル)
AYANEO AIR Pro B.Duck Limited Edition
・Ryzen 5/16GB/512GB:799ドル(749ドル)
※左からCPU/RAM/SSD/価格(早割価格)
コメント
ディスプレイに5.5インチAMOLED(有機EL)を採用した軽量モデルです。AYANEOシリーズや競合機となるONE-NETBOOK社のONEXPLAYER miniなどは携帯ゲーム機(正確には“持ち運べる据え置き型ゲーム機”という立ち位置ですが・・・)のNintendo Switchシリーズと比較するとそれなりに厚みがありますが、AYANEO AIRではその名の通り薄型な筐体を採用しており、重量も410 g以下の軽さ(Pro版は450 g)を実現しています。
CPUにはAMD Ryzen 5000シリーズを搭載しています。後述するAYANEO 2やAYANEO Flipで採用されているRyzen 6000シリーズではありませんが、Zen3アーキテクチャの高性能な型番で、AAAクラスのゲームタイトルを動作させられる実力は備えています。
この製品のみスペック表と価格が公開されています。近日中にINDIEGOGOでクラウドファンディングが開始される予定で、特に(Pro版ではない)無印版は早割価格が499ドル(およそ64,000円)から、と非常に購入しやすくなっているのが魅力です。
2.AYANEO Slide
その名の通りスライド式のキーボードを搭載するモデルです。他社製品だとGPD Win3でもスライド式のキーボードを搭載していますね。またUMPCというカテゴリーの製品が登場した初期に販売されていた名機、OQO(懐かしい!)やVAIO UXでも採用されており、AYANEO Slideはこれらの製品に触発されているとのことです。キーボードのサイズが小さいのでタッチタイピングには向かないものの、ゲーム機としてだけでなく出先で仕事にも使いたいという方にはかなり「刺さる」製品になっているのではないでしょうか。
ディスプレイサイズは6.0インチで、現時点では採用パネルの仕様などは明らかになっていません。CPUはAMD Radeon 680Mを内蔵する最新のRyzen 7 6800Uを採用しています。
3.AYANEO 2
現在販売されているAYANEO 2021の後継モデルで、製品の立ち位置としては「フラッグシップ」に相当するモデルです。AYANEO Slideと同じくCPUにパワフルなRyzen 7 6800Uを採用しており、「Windows搭載ポータブルゲーム機」としてだけでなく、PCとしての性能も高くなっています。
現時点では画面サイズや解像度、バッテリー容量などの細かい仕様は公開されていませんが、メモリは最新規格のLPDDR-5を採用し、高速なPCIe 4.0ストレージやUSB 4.0 Type-Cポートを搭載する予定とのことです。
4.まとめ
今回の戦略発表会で発表された製品に関してはまだ詳細なスペックや販売価格などが明らかになっていないものの、「AYANEO AIR」が2022年夏に、「AYANEO Slide」と「AYANEO Flip」が2022年秋に投入予定とのことです。
特に詳細情報が公開されたAYANEO AIRに関しては、日本国内での価格も「かなり期待できそう」ですよね!
5.関連リンク
AYANEO公式サイト:株式会社ハイビーム