HPの法人向けノートPC「EliteBook 840 G11」の実機レビューです。ディスプレイサイズが14インチで「据え置きでもモバイルでもいける」サイズの製品ですね。HPオンラインストアでは個人ユーザーであっても普通に法人向けPCを購入できますので、個人向け、法人向け、というくくりはあまり気にしなくていいですが、「法人向けPCならでは」のセキュリティ機能も搭載していますので、個人ユーザーがあえて法人向けPCを購入する意義もあります。
なお、ウインタブではこれまでに「EliteBook 860 G11(16インチ)」「EliteBook 830 G11(13.3インチ)」の実機レビューをしています。今回レビューしているEliteBook 840 G11とは「同じシリーズでサイズ違い」と言える製品です。これら2機種のレビュー記事もあわせてご覧ください。
HP EliteBook 830 G11 レビュー - ビジネスに最適な13.3インチモバイルノート、めっちゃ使いやすい上に強力なセキュリティ機能も搭載!
HP EliteBook 860 G11 レビュー - ビジネスに最適!Core Ultra 7 155H搭載でセキュリティ機能も強力、Webカメラやマイクも高機能
なお、このレビューは日本HPより機材の貸し出しを受けて実施しています。
・OSにはWindows 11 Proを搭載
・CPUは最新型番でNPU搭載のCore Ultra 5 125U/Core Ultra 7 155U
・HP法人向けPC独自の強力なセキュリティ機能
・再生素材を活用したマグネシウム製の筐体はMIL規格に準拠
・Polyの技術による機能豊富なWebカメラ、マイク、スピーカー
・発色の良いディスプレイと長時間使っても疲れない、気持ちの良いキーボード
ここはイマイチ
・ストレージ容量が小さめ(特にCore Ultra 5モデル)
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※PCのブラウザーでChromeを使うとうまくクーポンが反映されない場合がありました。その場合はブラウザーをEdgeなどに変更してお試しください
目次
1.製品概要
スペック表
EliteBook 840 G11 | |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | Intel Core Ultra 5 125U/Core Ultra 5 135U Core Ultra 7 155U/Core Ultra 7 165U |
外部GPU | なし |
RAM | 16GB(8GB×2、SO-DIMM DDR5-5600) |
ストレージ | 256GB/512GB SSD(PCIe NVMe) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチ(1,920 × 1,200) |
ネットワーク | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB4 Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB Type-A(5Gbps)× 2、HDMI2.1、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(5MP)顔認証対応 |
バッテリー | 56 Wh(最大14時間56分) |
サイズ | 315.6 x 224.35 x 19.2 (最厚部、 突起部含まず)mm |
重量 | 1.417kg~ |
バリエーションモデル
・Ultra 5 125U/256GB(レビュー機の構成)
・Ultra 5 135U/256GB
・Ultra 7 155U/512GB
・Ultra 7 165U/512GB
※左からCPU/ストレージ
コメント
法人向けモデルなのでOSはPro版のみです。CPUは4種類、他のPCにも搭載例の多いCore Ultra 5 125U/Core Ultra 7 155Uに加え、vPro対応のCore Ultra 5 135U/Core Uleta 7 165Uも選べますが、個人利用のの場合はvProの機能は不要と思われ、製品価格も高くなってしまいますのでご注意ください(個人なら125U/155Uを選ばれる方が良いかと思います)。
これらの型番はAI処理チップNPUを搭載していますが、内蔵GPUはIntel ArcではなくIntel Graphics(旧Intel Iris Xe)なので、グラフィック性能は同じCore UltraのH型番(Core Ultra 5 125H/Core Ultra 7 155H)には及びません。
RAMは全モデル16GB、SSDはCore Ultra 5モデルが256GB、Core Ultra 7モデルが512GBと、特にCore Ultra 5モデルでは容量が小さめです。このあたりはビジネス文書を扱うことが多い法人向けPCらしいところだと思います。
ディスプレイは14インチで解像度は1,920 × 1,200、アスペクト比は16:10で個人向けPCのトレンドに合わせた形状です。後述しますがこのディスプレイは非光沢タイプで、出先でPCを使う際に気になる「映り込み」が相当に抑えられています。
Webカメラは5MPと高い画素数です(一般的にはHDカメラの場合約1MP、FHDカメラで約2MPです)。また、マルチカメラ対応(別途外付けのWebカメラが必要です)、マルチカメラ使用時のオートカメラセレクト(ユーザーがどちらのカメラを見ているかをAIが判断し、アイコンタクトを外さない)、輝度の自動調整、オートフレーム(部屋の中で動き回っても常に自分がフレームの真ん中に映し出される)といった機能に対応しています。マイクも「PCから3 m以内であればどこにいても音量・音質を自動調整」してくれます。Web会議系の機能についてはHPが買収したPolyの技術が使われています。
HPの法人向けPCは「世界で最も安全なビジネスPC」を謳い、独自のセキュリティ機能を多数搭載しています。これらの機能はもちろん個人利用でも非常に安心できるものですよね。今回のレビューでは「さすがにマルウェア感染とかを試すのは無理」でしたが、セキュリティソフトウェアの概要についてはこのあと少し説明したいと思います。
では、外観から見ていきます。
2.外観と使用感
同梱物
同梱物です。保証書やセットアップ手順(クイックスタートガイド、日本語のものと英語のもの)などのペーパー類とACアダプター、電源ケーブル、ウォールマウントプラグ(ACアダプターに直付けするプラグ、これがあると電源ケーブルなしでも使える。コンセントが近くにある場合には便利)が入っていました。ACアダプター類の実測重量は「ACアダプター+電源ケーブル」が321 g、「ACアダプター+ウォールマウントプラグ」が253 g、「ACアダプター+電源ケーブル+ウォールマウントプラグ」が361 gでした。
天板と底面
天板です。筐体はマグネシウム製で天板には90%ものリサイクル素材が使われています。中央にはHPのプレミアムタイプのロゴが配されます。冒頭で触れた通り、ウインタブでは直近にEliteBook 800シリーズのニューモデルを2機種レビューしており、このEliteBook 840 G11で3機種目となりますが、筐体のしっかり感(頑丈そうな感触)は素晴らしく、たまたま手元にあったノートPCと比較すると全然質感が違います。「上品」というよりも「上質」という感じですね。実際、この製品はMIL規格(MIL-STD 810H)のテスト19項目をクリアしています。
底面です。中央に通気口があり、左右にスピーカーグリルがあります。EliteBook 840 G11のスピーカーは「Polyのオーディオ・チューニング」です。従来HPの上位モデルの音響システムは「Bang&Olufsen」でしたが、HPがPolyを買収したことにより、ニューモデルは軒並みPolyチューニングのものに切り替わりました。
側面
前面と背面にはポート類、ボタン類はありません。シンプルなデザインの筐体ですが、側面を見ると丸みを帯びた美しい形状になっているのがわかります。
左側面です。画像左からHDMI2.1、USB3.2 Gen1 Type-A、USB4 Type-C(Thunderbolt 4)× 2です。画像右側にある細い筋状のものはスマートカードリーダーです。ただし、日本仕様はスマートカードリーダーを搭載しておらず、使えません。
右側面です。画像左からSIMスロット(日本ではLTE/5Gモデルがないので使えません)、セキュリティロックスロット、USB3.2 Gen1 Type-A、イヤホンジャックです。
ディスプレイ
ディスプレイは14インチで解像度は1,920 × 1,200(アスペクト比16:10)で、実機を確認したところ、視野角の広いIPS相当の液晶が使われています。他のEliteBook 800シリーズ2機種と同様、発色品質は高いです。手持ちのディスプレイ(27インチIPS液晶、FHD解像度、100%sRGBのもの)と比較したところ、目視では発色に優劣はつけられず、おそらく100%sRGBくらいの発色品質だと思います。
また、これも他の2機種と同じ傾向ですが、視野角が若干狭く、開示されているよりもやや輝度が低め、という印象があります(開示上の輝度は400nitなので、決して低輝度ではありません)。ただし、これは断じてマイナスポイントではありません。ビジネス利用時の覗き見が多少は防げると思いますし、長時間使っても目が疲れない、ほどよい明るさと感じられました(輝度設定を70%程度にした場合)。この点はビジネスノートとして非常に高く評価できます。
キーボード
キーボードです。「日本語: 防滴機能付き 、キーピッチ:18.7×18.7mm、キーストローク:1.5-1.7mm、JIS標準準拠・ OADG準拠配列、バックライト機能付き」と開示されています。タッチパッドはやや大きめくらいですね。パームレスト右側に指紋センサーがついています。
実際にテキスト入力などを試してみましたが、キーストロークがやや重いと感じられるものの指が疲れて困る、というほどでもありません。タイピングの感触は素晴らしく、とても気持ちよく使えます。
上にも書きましたが、EliteBookシリーズの筐体は「上質」と感じられ、他社製品と比較しても体感(ストロークの重さ、確実に押下できているという感触など)的にはずっと上ですね。EliteBookシリーズのキーボードはかなりこだわってチューニングされているのではないか、と思います。
その他
ヒンジ開口角度
ヒンジは「ほぼ180度」開口します。この画像ではわかりにくいですが、厳密には180度ではなくディスプレイ面が少し浮いた感じになります。しかし、ほぼ180度と言っていいでしょう。この構造だとビジネスミーティングの際などに向かい側にいる人と画面共有がしやすくなります。
スピーカー・マイク
Polyのスピーカー、音質がクリアで音楽用としても十分使える品質だと思います。
音響アプリはHP Audio Controlでグラフィックイコライザーもつき、細かな音質調整も可能です。重低音などはさすがに弱いですが、ノートPC用のスピーカーとしてはかなり高い水準にあると思います。
HP Audio Controlではマイクの設定項目も多いです。特にノイズリダクション機能は強力で、Webミーティング中にわざと騒音を出してみても相手には伝わらず、自分の音声のみが届きます。ちょっと感動してしまいました。
3.セキュリティ
EliteBook 860 G11にはHP Wolf Security for Businessというアプリ(ウイルス対策ソフト)が入っています。マルウェアからの保護、脅威の封じ込め、OSレジリエンス(万一の際に最低限の作業でOSをリカバリできる)、アプリケーションの持続性、という項目があります。
残念ながら、このレビューで「例にマルウェアに感染してみる」みたいなことはできませんw そのため、Wolf Securityの実力を実証するようなことは書けないです。Wolf Security for Businessについてはこちらをご覧ください。
また、Sure Click Secure Browserという、独自のブラウザーも入っています。Chromiumベースで、やはりマルウェア対策を目的としたものです。よりセキュアなブラウザーが入っている、というのは仕事用にはうれしいですね。
このほか、BIOS上に実装されているHP Sure Recover(OSが全く動かなくなった際に、BIOSを自動修復する機能)など、安心できる機能がもりだくさんです。これらのセキュリティ機能は「個人ユーザーがあえて法人向けPCを選ぶ」動機になると思います。
4.性能テスト
ベンチマークテスト
ベンチマークテストの実施にあたり、本体を電源に接続し、設定アプリ「MyHP」のシステム制御を「パフォーマンス」モードに、Windowsの電源設定を「最適なパフォーマンス」にして測定しました。
表計算ソフトやビデオチャット、画像加工など、実際のビジネスシーンをシミュレートしたテスト、PC Markのスコアです。どちらかというとビジネス系のPCの性能測定で重視すべきベンチマークテストと言えます。このテストではCPU性能の影響が大きいとされますが、テスト内容にグラフィック系のシミュレーションも含むため、外部GPUの性能も少なからず影響します。
参考(過去データから一部抜粋):
MSI Titan GT77 HX 13V(i9-13980HX、RTX4090):9,187
HP Victus 16(i7-13700HX、RTX4070):8,057
ASUS ROG Zephyrus G14 GA403(Ryzen 7 8845HS、RTX4060):7,946
GEEKOM NUC AE7(Ryzen 9 7940HS):7,521
Beelink SER8(Ryzen 7 8845HS):7,446
MSI Prestige 16 AI Studio B1V(Ultra 7 155H、RTX4060):7,298
HP EliteBook 860 G11(Ultra 7 155H):6,849
Lenovo Legion Go(Ryzen Z1 Extreme):6,691
ASUS ROG Ally(Ryzen Z1 Extreme):6,654
GEEKOM XT13 Pro(Core i9-13900H):6,542
MSI Claw A1M(Ultra 5 135H):6,485
HP EliteBook 830 G11(Ultra 7 155U):6,392
ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA(Ultra 7 155U) :6,163
Lenovo Yoga 7 Gen 8(Ryzen 5 7535U):6,021
HP Pavilion 15-eh(Ryzen 7 5825U):5,954
DELL Inspiron 14 5430(Core i7-1360P):5,929
DELL Inspiron 14 5435(Ryzen 7 7730U):5,915
HP Dragonfly G4(Core i7-1355U):5,774
DELL Inspiron 13 5330(Core i5-1340P):5,677
VAIO F14(Core i7-1355U):5,553
MSI Prestige 13 Evo A12M(Core i7-1280P):5,500
Lenovo ThinkPad X13 Gen 4(Core i7-1355U):5,452
VAIO SX14(Core i7-1280P):5,452
MSI Modern 15 B13M(Core i5-1335U):5,419
MSI Modern 14 C12M(Core i7-1255U):5,366
VAIO SX14(Core i7-1195G7):5,278
Lenovo ThinkPad X13(Core i7-1165G7):5,205
Lenovo IdeaPad Slim 550 14(Ryzen 5 5500U):5,076
ASUS Zenbook 17 Fold OLED UX9702(Core i7-1250U):5,074
DELL Inspiron 14 AMD(Ryzen 5 5625U):5,031
レビュー機の搭載CPUはCore Ultra 5 125Uです。Core Ultraには「U型番」と「H型番」があり、(上記「製品概要」のところでもご説明しましたが)性能はH型番のほうが高いです。過去データにあるCore Ultra 5 135H搭載機、MSI Claw A1Mのスコア6,485とは結構な性能差があり、Core Ultra 7 155U搭載機であるHP EliteBook 830 G11のスコア6,392とも差があります。
一方で第13世代CPUのCore i7-1355Uとは同等以上、Core i5-1335Uよりも高いスコアが出ています。…というのが他機種との比較ですけど、PC Markで5,741というスコアは十分に高く、この製品のビジネスPCという位置づけを考慮すれば「普通に使っていて全然不満はない」だろうと思います。
グラフィック性能を測定する3D Markのスコアです。ゲーミングPCでは最も重要になるテストと言えますが、レビュー機は外部GPUを搭載しておらず、スコアは低めになります。
参考1(Core Ultra搭載機)
MSI Prestige 16 AI Studio B1V(Ultra 7 155H):3,959、8,363、29,843
HP Spectre x360 14-eu(Ultra 7 155H):3,924、8,338、24,476
MSI Claw A1M(Ultra 5 135H):3,454、7,235、24,791
HP EliteBook 860 G11(Ultra 7 155H):3,388、6,785、23,662
HP EliteBook 830 G11(Core Ultra 7 155U):2,319、5,162、19,024
ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA(Ultra 7 155U):2,280、5,121、19,020
※左からTime Spy、Fire Strike、Night Raidのスコア
※Prestige 16は外部GPUを動作させずに測定したもの
参考2(外部GPU非搭載のノートPC・ミニPC)
GEEKOM NUC AE7(Ryzen 9 7940HS):3,362、7,776、29,076
Beelink SER8(Ryzen 7 8845HS):3,330、7,908、29,873
GEEKOM Mini IT13(Core i9-13900H):1,947、5,428、19,991
GEEKOM XT13 Pro(Core i9-13900H):1,946、5,440、19,477
dynabook GZ/HW(Core i7-1360P):1,786、4,991、16,779
HP Dragonfly G4(Core i7-1355U):1,760、4,859、16,891
Lenovo ThinkPad X13 Gen 4(Core i7-1355U):1,658、4,709、14,122
Lenovo ThinkBook 15 Gen 5 (AMD) (Ryzen 5 7530U)1,281、3,137、13,730
※左からTime Spy、Fire Strike、Night Raidのスコア
Core UltraのH型番とは大きめの差がつきました。これは内蔵GPUの違いによるものです。ただし、第13世代のCore i7を上回るスコアは出ていますし、PCゲームをしないのであれば十分、という感じのスコアではあります。
SSDの読み書き速度を測定するCrystal Disk Markのスコアです。PCIe4.0 ×4接続の数値としては普通くらいですね。ビジネス用途であれば快適に使える速度だと思います。
バッテリー駆動時間
ウインタブではバッテリー駆動時間の測定で特定のソフトウェアは使っておらず、実際に1~2時間ほどバッテリー駆動で普段使いをしてみて消費量を確認しています。今回も下記の設定で普段使いをしてみました。
Windowsの電源モードを「トップクラスの電力効率」に、設定アプリMyHPのパフォーマンス設定を「Smart Sense(PCにお任せ、というモードです)」に、ディスプレイ輝度を70%に、キーボードバックライトをOFFにして下記の作業を実行。
・画像加工ソフトGIMPで簡単な画像加工を約55分
・ブラウザーでWebサイト閲覧及びテキストライティングを約35分
・ブラウザーでYouTubeを開き、動画視聴を約25分
合計で約115分使用し、その際のバッテリー消費量は21%でした。単純計算だと1時間あたり約11%ほどのバッテリー消費、バッテリー駆動時間は9時間程度ということになります。先日レビューしたEliteBook 830 G11(13.3インチ、Core Ultra 7 155U)は「8時間~8時間半程度」、EliteBook 860 G11(16インチ、Core Ultra 7 155H)は「7時間半程度」と評価していて、これら2機種よりもバッテリー持ちはいいです。また、他のノートPCとの比較でも(ウインタブの経験上)「9時間のバッテリー駆動」ができる製品はそんなに多くはありませんので、「かなり優秀」な結果だと思います。
発熱とファン音
えー、何も書くことはないです…。でも一応書きますと、文書作成や画像加工など、普通に仕事に使っているぶんにはほぼ無音で発熱も気になりませんでした。ベンチマークテストなどPC負荷の高い場面ではファン音が聞こえますが騒々しいというほどではありません。また高負荷時にはキーボード面上部が多少熱を持つ程度には発熱しますが使用感を損なうようなことはありません。他の製品と比較して、静かで発熱も小さいほうだと思います。
5.レビューまとめ
HP EliteBook 840 G11はHPオンラインストアで販売中で、7月19日現在の価格は183,480円からです(今回のレビュー機の構成が183,480円です)。法人向けPCの場合、この価格に送料3,300円が加算されますが、ウインタブ読者クーポンにより4%の上乗せ割引が受けられますので、送料分を考慮してもそれ以上に安く購入することができます。
これまで述べてきた通り、ウインタブでHPのEliteBook 800シリーズをレビューするのはこれで3台目です。ディスプレイサイズや搭載CPUが異なりますが、すべて「本当に気持ちよく使えたPC」でした。私の日常の作業はPC負荷が小さいものがほとんどということもあり、3つのレビュー機の中では性能が最も低かった今回のレビュー機でも力不足は全く感じませんでしたね。
それと、たまたま同時期にお借りしていた他のノートPCと使い比べてみると、筐体のしっかり感がぜんぜん違いました(EliteBookのほうがはるかに上)。このしっかり感は単に頑丈というだけでなく、キーボードの打鍵感のよさにも寄与しています。
Polyの技術が使われているWeb会議系の機能も素晴らしいものでしたし、セキュリティ関連の機能が非常に充実していることもあえてHPの法人向けPCを選ぶ大きな理由になると思います。
6.関連リンク
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この製品はウインタブ読者クーポンの対象になり、販売価格から4%OFFになります。そのため、まずこちら
ウインタブ専用リンク(クーポン)_法人向けPC
にアクセスし、その後こちら
HP EliteBook 840 G11 製品詳細
からご購入ください。この手順でカート画面に「特別値引き」が表示されます。
※確認したところPCのブラウザーでChromeを使うとうまくクーポンが反映されない場合がありました。その場合はブラウザーをEdgeなどに変更してお試しください