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HP Dragonfly G4 レビュー - 法人向けPCとは思えない軽さとかっこよさ!でも法人向けPCならではの強固なセキュリティ機能もあり。個人用PCとしてもおすすめです!

HP Dragonfly G4
【広告】【提供:株式会社日本HP】
※この表記は法令に基づいて記載していますが、レビューは当サイトの知識・経験に基づき、公正に実施しております。

HP Dragonfly G4の実機レビューです。この製品は「法人向け」です。ただし、HP公式ストアは個人でも法人向けPCの購入ができますし、超軽量で美しい筐体デザインや高い発色品質のディスプレイなど、「いやこれ個人向けPCじゃないの?」と感じられる製品でもあります。もちろん法人向けPCならではの高度なセキュリティ機能も備えており、いわば「個人向けPCと法人向けPCのいいとこ取り」をしたようなモバイルノートですね。

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なお、レビュー機は株式会社日本HPからの貸出機です。

ここがおすすめ
・とても法人向けPCとは思えない美しいデザイン
・重量1キロ強と、モバイルに最適な超軽量筐体
・法人向けPCならではの強固なセキュリティ
・発色がよく、タッチ対応やプライバシーガード機能も選べるディスプレイ
・Bang&Olufsen監修の4スピーカーを搭載
・LTE/5Gモデルは5年間の通信無制限費用込み(ただし法人限定)
ここはイマイチ
・Pro版OS、強固なセキュリティ対応もあり、やや高価
・バッテリーの実駆動時間は短め
・製品バリエーションは豊富だがやや複雑か
販売サイトはこちら
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1.製品概要

最初に3つのスペック表を掲載します。Dragonfly G4は「東京生産モデル」「海外生産・Wi-Fiモデル」「海外生産・LTE/5Gモデル」があり、搭載CPUやディスプレイの仕様などが異なります。かなりややこしく感じられ、個人的には「東京生産モデルだけでいいだろ!」と思ったりもしますが、最初が肝心なので、一応目を通しておきましょう。

東京生産モデルのスペック表

スペック表

  Dragonfly G4(東京生産)
OS Windows 11 Pro
Windows 10 Pro(ダウングレード権行使による)
CPU Intel Core i5-1335U/Core i5-1345U/Core i7-1355U
外部GPU なし
RAM(メモリ) 16GB(LPDDR5, オンボード)
ストレージ 256GB/512GB/1TB/2TB SSD(M.2 PCIe NVMe)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 13.5インチ(1,920 × 1,280)
ネットワーク Intel Wi-Fi 6E AX211 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth5.3
(LTEモデルあり、NanoSIM+eSIM対応)
入出力 USB Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB 3.2 Gen1 Type-A、HDMI2.1、オーディオジャック
カメラ Webカメラ(5MP)顔認証対応
バッテリー 45WHr(最大約13.5時間)
サイズ 297.4 x 220.4 x 16.4 (最薄部、突起部含まず)mm
重量 1.04 – 1.07 kg

バリエーションモデル

・Core i5-1335U/Wi-Fi
・Core i5-1345U/LTE
・Core i7-1355U/Wi-Fi
 ※RAMは全モデル16GB
 ※SSDはカスタマイズにより256GB-2TBまで選択可
 ※LTEモデルのみHP Sure View Reflect(内蔵プライバシースクリーン機能)搭載

海外生産・Wi-Fiモデルのスペック表

スペック表

  Dragonfly G4(海外生産・Wi-Fi)
OS Windows 11 Pro
Windows 10 Pro(ダウングレード権行使による)
CPU Intel Core i5-1345U/Core i7-1365U
外部GPU なし
RAM(メモリ) 16GB/32GB(LPDDR5, オンボード)
ストレージ 512GB SSD(M.2 PCIe NVMe)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 13.5インチ(1,920 × 1,200)
ネットワーク Intel Wi-Fi 6E AX211 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth5.3
(LTEモデルあり、NanoSIM+eSIM対応)
入出力 USB Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB 3.2 Gen1 Type-A、HDMI2.1、オーディオジャック
カメラ Webカメラ(5MP)顔認証対応
バッテリー 45WHr(最大約13.5時間)
サイズ 297.4 x 220.4 x 16.4 (最薄部、突起部含まず)mm
重量 1.04 – 1.07 kg

バリエーションモデル

・Core i5-1345U/16GB/Wi-Fi
・Core i7-1365U/32GB/Wi-Fi
 ※SSDは全モデル512GB
 ※Core i5のWindows 11 Proモデル及びCore i7モデルはディスプレイがタッチ対応し、HP Sure View Reflect(内蔵プライバシースクリーン機能)搭載

海外生産・LTE/5Gモデルのスペック表

スペック表

  Dragonfly G4(海外生産・LTE/5G)
OS Windows 11 Pro
CPU Intel  Core i5-1335U/Core i7-1355U/Core i7-1365U
外部GPU なし
RAM(メモリ) 16GB/32GB(LPDDR5, オンボード)
ストレージ 512GB SSD(M.2 PCIe NVMe)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 13.5インチ(1,920 × 1,200)
13.5インチ(1,920 × 1,200)タッチ
ネットワーク Intel Wi-Fi 6E AX211 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth5.3、LTEもしくはLTE/5G(NanoSIM+eSIM対応)
入出力 USB Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB 3.2 Gen1 Type-A、HDMI2.1、オーディオジャック
カメラ Webカメラ(5MP)顔認証対応
バッテリー 45WHr(最大約13.5時間)
サイズ 297.4 x 220.4 x 16.4 (最薄部、突起部含まず)mm
重量 1.05 – 1.08 kg

バリエーションモデル

・Core i5-1335U/16GB/LTE
・Core i7-1355U/32GB/5G
・Core i7-1365U/32GB/LTE
 ※SSDは全モデル512GB
 ※Core i7はディスプレイがタッチ対応し、HP Sure View Reflect(内蔵プライバシースクリーン機能)搭載

特徴

搭載CPU

Dragonfly G4には全部で4型番のCPUが設定されています。「Core i5-1335U/Core i5-1345U/Core i7-1355U/Core i7-1365U」です。このうち、Core i5-1335UとCore i7-1355UはHPおよび他社製のノートPCで広く採用されている、ある意味「おなじみの型番」です。一方Core i5-1345UとCore i7-1365Uは法人などの組織でPCを一元管理する際に便利な「vPro」に対応しており、若干性能も高くなっています。ただし、個人利用の場合はvProが必要になるケースは少ないと思いますので、基本的には1345Uと1365Uにニーズはないと思いますが、Wi-Fi/LTE対応モデルにするかWi-Fiモデルにするかによって選択できるCPU型番が決まってしまいます。

RAMとSSD

東京生産モデルはすべてRAMが16GBとなる一方で、SSDの容量をフレキシブルにカスタマイズできます。海外生産モデルはCore i7にRAM32GBが搭載されていますが、SSDのカスタマイズ余地はなく、全モデル512GBとなります。

ディスプレイ

すべて13.5インチで解像度は1,920 × 1,280(アスペクト比3:2、Microsoft Surfaceシリーズと同じ)で、一部のモデルに内蔵プライバシースクリーン機能「HP Sure View Reflect」が搭載されています。今回のレビュー機にはSure View Reflect機能がありませんでしたが、ウインタブの過去のレビュー経験では「ボタン一つで瞬時に視野角が狭くなる」、覗き見防止に役立つ機能です。

また、ちょっと意外なことに、東京生産モデルはディスプレイがタッチ対応しません。タッチ対応するのは海外生産モデルのCore i7搭載モデルのみとなります。

LTE/5G

東京生産モデルはCore i5-1345U搭載モデルがLTE対応します。また、海外生産モデルはスペック表記載の通り、LTE/5Gモデルの設定があります。ただし、5Gモジュールは海外生産モデルのCore i7-1355U搭載モデルのみです。LTE/5Gモデルはすべて「Nano SIM + eSIM」のデュアルSIM対応です。

レビュー機のスペック

今回のレビュー機は東京生産モデルの「Core i7-1355U/RAM16GB/512GB SSD/Wi-Fi」モデルでした。

2.外観と使用感

同梱物

HP Dragonfly G4 ACアダプター
ACアダプターと電源ケーブルです。ACアダプターは65Wのもの、電源ケーブルの他に「ウオールマウントプラグ(画像右端。通称ダックヘッド)」も付属します。ウオールマウントプラグはPCとコンセントの位置が近い場合、電源ケーブルを使用せず、ACアダプターに直付けします。そのため、ケーブルがじゃまにならず、収納時にもかさばりません。実測重量はACアダプター+電源ケーブルが304 g、ACアダプター+ウオールマウントプラグが238 g、ACアダプター+電源ケーブル+ウオールマウントプラグが345 gでした。

HP Dragonfly G4 マウス
また、有線マウスも付属しています。正直なところ、「何の変哲もない有線マウス」なので、Dragonfly G4の購入を検討している人に響くかどうかは疑問です(ほとんどの方はもっと良いマウスをお持ちだと思うので…)。

天板と底面

HP Dragonfly G4 天板
天板です。筐体色は「スレートブルー」という、濃色で落ち着いた色味になっています。ビジネスにもプライベートにも違和感がないでしょう。筐体素材は「90%リサイクルマグネシウム」と、軽さとエコを両立したものです。そして天板のHPロゴはもちろんプレミアムタイプ。

HP Dragonfly G4 底面
底面です。通気口以外には何もありませんが、画像下部(ヒンジ開口時には手前側になります)の両側に2本のスリット(溝)上のものがあります。これはスピーカーです。

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側面

HP Dragonfly G4 前面
前面です。ポート類やボタン類はありませんが、画像下部にスピーカーグリルが見えます。

HP Dragonfly G4 背面
背面にもポート類やボタン類はありません。中央の「DRAGONFLY」のロゴがカッコいいですね!

HP Dragonfly G4 左側面
左側面です。画像左側からHDMI、USB Type-C(Thunderbolt 4)があります。

HP Dragonfly G4 右側面
右側面には画像左からセキュリティロックスロット、USB Type-C(Thunderbolt 4)、USB Type-A、そしてイヤホンジャックがあります。なお、Dragonfly G4は充電ポート(DC-IN)はなく、左右両側面のThunderbolt 4ポートのいずれかを使って充電/給電します。

ディスプレイ

HP Dragonfly G4 ディスプレイ
ディスプレイは13.5インチで解像度は1,920 × 1,200(アスペクト比16:10)、タッチ対応のモデルやワンタッチで視野角を狭め、覗き見を防止できるSureView Reflect機能搭載のモデルもありますが、レビュー機はタッチ非対応かつSureView Reflect非搭載でした。また、このディスプレイはグレア(光沢)タイプでした。ウインタブとしては、様々な場所で使うことになるモバイルノートの場合、映り込みの小さいノングレア(非光沢)タイプのほうが望ましい、と考えていますので、この点はちょっと残念に思いました(ただし、グレアがいいかノングレアがいいかは人によります。また発色はグレアタイプのほうが鮮やかであることが多いです)。

ディスプレイの使用感

HPではディスプレイの発色品質について開示をしていませんが、おそらく100%sRGB対応と思われ、自然かつ鮮やかな発色です。また、レビュー機がグレアタイプである、という点も発色の良さに寄与していたと思います。ただし、繰り返しになりますが、映り込みは大きめなので、Dragonfly G4を出先で使う場合は置き場所に少し気を使うことになると思います。

キーボード

HP Dragonfly G4 キーボード
キーボードは「日本語 HP Premium Keyboard(電源ボタン搭載)、防滴機能付き、キーピッチ:18.7×18.7mm、キーストローク:1.3mm、JIS標準準拠・OADG準拠配列、バックライト機能付き」と開示されています。

キーボードの使用感

キーピッチとキーストロークについては開示数値が示す通り、狭苦しさはなく、浅めながら確実な打鍵感が得られました。打鍵音は静かですが、SpaceキーやEnterキーなど大型のキーは大きめの打鍵音がしますので「タ、タ、タ、ターン」の「ターン」のところは静かに叩きましょうw

バックライトは輝度を2段階に調整できます。薄暗いところでもバックライトなしで使えるくらいではありますが、バックライトを点灯すると確実に視認性は上がります。配列はおおむね素直で強い癖は感じられませんでした。使い始めてすぐに慣れることができるキーボードだと思います。

その他

HP Dragonfly G4 横から
ウインタブで「HPのDragonfly」をレビューするのは今回が初めてではありません。それだけに「あれ?」と思ったんですよね。以前のDragonflyは「コンバーチブル2 in 1」筐体だったのですが、現行モデルは「クラムシェルノート」です。なのでタブレットモードとかスタンドモード、テントモードにはできません。

HP Dragonfly G4 ヒンジ最大開口
しかし、ヒンジは水平位置(180度)までの開口が可能です。

スピーカーの使用感

Dragonfly G4は底面の手前側に2つ、キーボード面に2つ、合計で4つのスピーカーを搭載しています。また、HPの上位モデルではおなじみの「Bang&Olufsen監修」です。

音質は抜群!と言っていいレベル。HP製品でBang&Olufsenスピーカー搭載のものは概して音響性能が高いですが、Dragonfly G4はその中でもトップレベルの音質だと思います。低音から高音までクリアになり、音圧も高いと感じました。

HP Dragonfly G4 HP Audio Control

クリックで拡大します

音響アプリはHP Audio Control。イコライザーも搭載しており、スピーカーの「素の品質」が高いので、イコライザーの効きもいいです。

超軽量ノートPCとはとても思えない、満足感の高いスピーカーです。

3.HP WOLF SECURITY

HP Dragonfly G4

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「法人モデルならでは」の機能の代表例として「HP WOLF SECURITY」が挙げられます。残念ながら「実機レビューでその品質を試す」ようなことはできない(さすがに怖い)ので、ご紹介だけ。HP WOLF SECURITYはウイルス対策ソフトの一種ですが、「脅威の封じ込め(隔離ベースの仮想化)、マルウェアからの高度な保護(人工知能(AI)、ディープラーニング)、および資格情報の保護(フィッシング対策)を通じたトリプルプロテクション」を実装しています。少し設定をいじってみましたが、OSのバックアップなどにも踏み込んだ操作が可能のようでした。

特にお仕事用としてPCを購入される方には、このような法人モデルの各種保護機能は非常に有効だと思います。

4.性能テスト

ベンチマークテスト

HP Dragonfly G4 HP
以下にベンチマークテスト結果を掲載しますが、テストにあたり、設定アプリ「MyHP」のパフォーマンスを「Smart Sense(パフォーマンスの調整はシステムにお任せ)」にして、電源接続した状態で測定しています。より高いスコアを期待できる「パフォーマンス」に設定しないのは、「Smart SenseがDragonfly G4の芸風に最も合う」と考えたためです。

ウインタブではゲーミングノート以外のノートPCであまりベンチマークスコアを気にしていませんし、読者の方々も「同スペックの他機種よりPC Markのスコアが200点高い、あるいは100点低い」といったところはあまり重視する必要はないと思います。そもそもベンチマークテストは常に同じスコアが出るわけではなく、何も設定を変えていないのに測定タイミングによって5~10%くらいは簡単に上下しますね。なので、同じCPUを搭載している製品と著しくスコアが違っていなければOK、というくらいに考えていただければ、と思います。

HP Dragonfly G4 PC Mark

クリックで拡大します

表計算ソフトやビデオチャット、画像加工など、実際のビジネスシーンをシミュレートしたテスト、PC Markのスコアです。どちらかというとビジネス系のPCの性能測定で重視すべきベンチマークテストと言えます。このテストではCPU性能の影響が大きいとされますが、テスト内容にグラフィック系のシミュレーションも含むため、外部GPUの性能も少なからず影響します。

参考(過去データから一部抜粋):
MSI Titan GT77 HX 13V(Core i9-13980HX、RTX4090):9,187
MSI Vector GP78 HX 13V(i9-13980HX、RTX4080):8,981
HP Victus 16(Core i7-13700HX、RTX4070):8,057
ASUS ROG Ally(Ryzen Z1 Extreme):6,654
HP Pavilion 15-eh(Ryzen 7 5825U)5,954
DELL Inspiron 14 5430(Core i7-1360P):5,929
DELL Inspiron 14 5435(Ryzen 7 7730U):5,915
DELL Inspiron 13 5330(Core i5-1340P):5,677
富士通LIFEBOOK NH WN1/H1(Core i7-12700H):5,614
VAIO F14(Core i7-1355U):5,553
dynabook AZ/HV(Core i7-1260P):5,503
MSI Prestige 13 Evo A12M(Core i7-1280P):5,500
Lenovo ThinkPad X13 Gen 4(Core i7-1355U):5,452
VAIO SX14(Core i7-1280P):5,452
MSI Modern 15 B13M(Core i5-1335U):5,419
HP Pavilion Aero 13(Ryzen 7 7735U):5,410
MSI Modern 14 C12M(Core i7-1255U):5,366
VAIO SX14(Core i7-1195G7):5,278
Lenovo ThinkPad X13(Core i7-1165G7):5,205
HP Pavilion 15-eg(Core i7-1355U):5,183
Lenovo IdeaPad Slim 550 14(Ryzen 5 5500U):5,076
ASUS Zenbook 17 Fold OLED UX9702(Core i7-1250U):5,074
DELL Inspiron 14 AMD(Ryzen 5 5625U):5,031

過去データにレビュー機と同じCPU、Core i7-1355U搭載の製品がいくつかありますが、それらのスコアは概ね5,500点前後です。Dragonfly G4のスコア5,774というのはそれらよりも少し高めですが、異常値というほどではなく、まあ「普通にいい」という感じですね。高度な動画編集や画像加工は別として、事務仕事に使うならスコア4,000点もあればほとんど不満を感じないはずなので、Dragonfly G4のスコアはビジネスマシンとして十分な性能と言えます。

HP Dragonfly G4 3D Mark
グラフィック性能を測定する3D Markのスコアです。ゲーミングPCでは最も重要になるテストと言えますが、Dragonfly G4は外部GPUを搭載しておらず、スコアは低めになります。

参考(同等クラスのノートPCのスコア):
MSI Prestige 13 Evo A12M(Core i7-1280P):15,330、20,071
DELL Inspiron 14 5430(Core i7-1360P):14,220、18,640
VAIO SX12(2022)(Core i7-1260P):14,055、18,529
VAIO F14(Core i7-1355U):13,655、16,810
dynabook GZ/HW(Core i7-1360P):13,424、16,779
Lenovo ThinkPad X13 Gen 4(Core i7-1355U):13,177、14,122
富士通LIFEBOOK NH WN1/H1(Core i7-12700H):13,129、18,071
HP Pavilion Aero 13(Ryzen 7 7735U):12,993、23,447
DELL Inspiron 13 5330(Core i5-1340P):12,317、17,895
Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 11(Core i5-1335U):11,795、14,774
HP ENVY x360-bf(Core i7-1250U):10,684、14,119
ASUS Zenbook 17 Fold OLED UX9702(Core i7-1250U):10,931、13,960
HP Pavilion 15-eg(Core i7-1355U):10,518、13,584
富士通LIFEBOOK CH WC1/G3(Core i5-1240P):10,009、11,202
MSI Modern 15 B13M(Core i5-1335U):8,868、13,287
DELL Inspiron 14 5435(Ryzen 7 7730U):7,610、16,401
Lenovo ThinkBook 15 Gen 5 (AMD) (Ryzen 5 7530U):6,883、13,730
※左からWild Life、Night Raidのスコア

外部GPUを搭載しない製品の場合、画像の一番右、Night Raid(外部GPU非搭載機向けの軽量なDirectX 12対応のテスト)のスコアを見るようにしています。そのNight Raidのスコアですが、PC Markのスコアと同様に、Core i7-1355U搭載機としては「普通からやや高め」くらいのスコアです。

HP Dragonfly G4 Crystal Disk Mark
ストレージの読み書き速度を測定するCrystal Disk Markです。ゲーミングPCなどではさらに高速なものもありますが、ビジネスシーンでは全くストレスを感じないくらいのスコアだと思います。

バッテリー駆動時間

実際にDragonflyを使ってしばらく作業をし、バッテリー消費量を確認しました。MyHPの設定を「Smart Sense」にし、ディスプレイ輝度を70%に、音量を30%に、キーボードバックライトはOFFにしています。

・画像加工ソフト「GIMP」で簡単な画像加工を約40分
・ブラウザーでYouTubeを開き、音楽・動画の視聴を約15分
・ディスプレイの発色確認を約15分(ここのみディスプレイ輝度100%)

上記合計70分使用し、バッテリー消費量は35%でした。単純計算だと1時間あたり30%のバッテリー消費で、駆動時間は3.3時間ほどになります。…ちょっと短いですね…。バッテリー消費については測定結果にバラツキもありますし、レビュー機のコンディションにもよりますが、Dragonfly G4はモバイルノートですから、せめて5時間~7時間くらいはバッテリー駆動してもらいたいところです。少なくともこのレビューでの測定結果を見る限り、外出時にはACアダプターや急速充電器を持参し、充電できるような準備が必要かと思います。

発熱とファン音

発熱、ファン音とも、全く気にしなくていい、と評価します。ベンチマークテスト中はキーボード面上部に熱を感じましたが、他の製品と比較しても体感上は全く異常性がなく、また熱のせいで不快に感じることもありませんでした。また、やはりベンチマークテスト中にファン音も聞こえましたが、こちらも音量はかなり小さく、少なくとも私は全然気にならなかったです。

5.レビューまとめ

HP Dragonfly G4はHP公式ストアで販売中で、2月7日現在の価格は214,280円から、となっています。レビュー機の構成「東京生産/Core i7/RAM16GB/512GB SSD/Wi-Fi」だと245,080円です。また、この製品はウインタブ読者クーポンが使えますので、製品ページに表示されている価格からさらに4%の上乗せ割引が受けられます。

HPの法人向けPCには「いかにも法人向け」という雰囲気の製品もありますが、このDragonfly G4に関しては法人向けPCという雰囲気は全く感じられず、「やたらとカッコいいパーソナルノート」と感じられます。少なくとも外観やベンチマークスコア、ディスプレイの発色品質、スピーカー品質については「個人向けPCの上位クラスと互角以上」の実力がありますね。

一方で、記事中ではあまり詳しくご説明ができなかったのですが、HP WOLF SECURITYなど、法人向けPCならではの強固なセキュリティ機能も備えていますので、特にお仕事用のメインPCとして使われる場合には法人、個人を問わず、非常に安心だと思います。

6.関連リンク

この製品はウインタブ読者クーポンの対象となり、通常の価格から4%の追加割引が受けられます。そのため、まずこちら
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