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ドスパラ VF-AD4 - 中華PCよりも安い14インチのエントリークラス・モバイルノート

ドスパラ VF-AD4
ドスパラ(会社名はサードウェーブ)がエントリークラスの14インチモバイルノート「VF-AD4」を発売しました。この製品の前身機は「Altair VH-AD3S」といい、ウインタブでも実機レビューしています。VF-AD4は前身機から変更されているところも少なくありませんが、質感や使用感は近いと思いますので、こちらの記事もご参照ください。
ドスパラ Altair VH-AD3S レビュー - 激安価格ながら期待以上の実力と質感の高い筐体を備えた14.1インチモバイルノート(実機レビュー)

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1.スペック

  VF-AD4
OS Windows 10 Pro
CPU Intel Celeron N4000
外部GPU なし
RAM 4GB
ストレージ 64GB eMMC(SSD増設可)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 14インチ(1,920 × 1,080)60Hz
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0
入出力 USB3.2 Gen1 Type-C x1、USB3.2 Gen1、USB2.0、オーディオジャック、microSDカードリーダー、microHDMI
カメラ Webカメラ(HD画質)
バッテリー 稼働時間 約8.6時間
サイズ 332.5 × 222 × 14(ゴム足含むと17.7)mm
重量 1.28 kg

ドスパラはBTOパソコンメーカーなので、ゲーミングPCのGALLERIAシリーズをはじめ、ほとんどの製品は注文時に構成のカスタマイズが可能ですが、タブレット系の製品やエントリーノートについては基本的にカスタマイズはできません。このVF-AD4も一部ソフトウェアの追加が可能ではありますが、ハードウェア構成は上記スペック表に固定されます。

OSは「なぜか」Pro版です。この製品は「激安クラス」なんですけど、なぜなんでしょうね?もちろんPro版で困るということはないはずなので、ここは素直に喜んでおきましょう。

CPUは前身機のCeleron N3350からN4000に変更されました。N3450はApollo Lake、N4000はGemini Lakeなので、世代が新しくなったわけですが、個人的には2コアのN4000ではなく、4コアのN4100にしてもらいたかったところです。ただ、前身機の実機レビューではドラクエベンチのスコアでかなり健闘していましたので、VF-AD4のパフォーマンスにも期待したいところです。

RAMは4GB、ストレージは64GB eMMCです。ともに十分とは言えない容量ですが、CPU性能と製品価格から見て妥当な構成とも言えます。また、ストレージに関してはSSDの増設が可能です。

ドスパラ Altair VH-AD3S M.2 スロット
これは前身機のレビューの際に撮影した画像です。VF-AD4は筐体サイズが従来モデルと少し違っていますので、全く同じ構造であるとは言い切れませんが、おそらくこのように、底面にM.2 スロットがあるものと思われます。中華ノートでは割とおなじみの構造で、特に高いPC知識がなくともDIYで簡単にSSDの増設ができます。

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ディスプレイは14インチのFHD解像度で、IPSという表記はありませんが、前身機の実機レビューでは視野角が広く、IPS相当の液晶であると判断していますので、おそらくこの製品もIPS相当の液晶が使われているものと思われます。

入出力ポートは前身機から改善されています。簡単に言うとUSB Type-Cポートが1つ追加されました。ただし、2つあったUSB 3.0 Type-Aポートのうちの1つが2.0規格に「格下げ」されています。また、新設されたUSB Type-Cポートは電源ポートを兼ねていることに注意が必要です。

前身機とサイズを比較してみます。

VF-AD4:332.5 × 222 × 14(ゴム足込み17.7)mm / 1.28 kg
VF-AD3S:333 × 222 × 16.9(ゴム足込み18.1)mm / 1.37 kg

タテ・ヨコサイズはほぼ同じですが、薄型になり、重量も軽くなりました。このサイズ変更はモバイル利用では確実に恩恵となるでしょう。

2.筐体

ドスパラ VF-AD4
正面から見たところです。この製品は14インチノートとして特に横幅が小さいわけではなく、またベゼル色も筐体色と同じシルバーになっていることもあって、あまりナローベゼルという感じではありません。

前身機からの変更点としては下部ベゼルのロゴが「THIRDWAVE」に変更されたことくらいでしょうか(前身期は「Diginnos」と入っていました)。

ドスパラ VF-AD4
天板は「完全に無地」でロゴすらありません。ドスパラいわく「好みに合わせてデコレーションし、個性を演出するのもおすすめ」とのこと。前身機の実機レビューでは「金属筐体」と判断した(最近はプラスティック筐体でも質感が高く、金属製と誤認することもあるので、確証はありません)のですが、VF-AD4になって筐体が変更され、重量も軽くなっていますので、この製品の素材についてはなんとも言えません。

ドスパラ VF-AD4
キーボードです。前身機から大きく変わりました。

ドスパラ Altair VH-AD3S キーボード
参考までに前身機のキーボード画像を掲載します。まず、ENTERキー右の一列がなくなりました。また、日本語配列であるということは変わりませんが、前身機ではENTERキーの形状など、「英語配列の名残り」が強いと感じましたが、VF-AD4ではより自然な日本語配列になったと思います。

また、タッチパッド内の左上に指紋センサーも装備されます。

ドスパラ VF-AD4
側面と入出力ポートの配置です。上に書かせていただいたとおり、USB Type-Cポートが新設されています。低価格帯のモバイルノートとしては十分な構成かと思います。

3.価格など

ドスパラ VF-AD4はドスパラ公式サイトで販売中で、8月26日現在の価格は29,980円(税込み32,978円)です。この価格は国内で販売されているPCとしては非常に安く、中華ノートと比較しても高いとは思えません。さらに、この価格にはOffice互換ソフトのWPS Officeも含まれます。

性能はエントリークラスで、システムスペックにも足りないところはあると言えますが、ドスパラがこれだけの低価格を実現しているのはすごいと思います。サブPCとして非常に魅力的な製品だと言えるでしょう。

4.関連リンク

VF-AD4:ドスパラ公式サイト

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コメント

  1. 匿名 より:

    SpecのRAMが4GBなのに8GBになってますよー

  2. wintab より:

    すみません、修正いたしました。ご指摘いただきましてありがとうございます。

  3. m.os.ota より:

    サポート外になってしまいますが、前の機種を分解するとメモリがスロットに入っている仕様で交換ができたようなので、今回もそうなのか調べてみたいところですね。

    • wintab より:

      こんにちは。メーカーさんに事前に許可を取れば開口できると思いますが、ウインタブでは基本的に開口していないんですよね。ただ、おっしゃるようにこの製品の場合はRAMの増設をしたくなるスペックなので、可能であれば確認してみたいと思います。