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ドスパラ Diginnos DG-D10IW2 - 安定のスペックにBTO要素もあり!もちろんコスパも最高!(実機レビュー)

ドスパラ Diginnos DG-D10IW2
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。先日の「Diginnos DG-D08IWB 32GB」に続き、今度は10.1インチタブレット「Diginnos DG-D10IW2(以下、デジノスタブレットといいます)」をドスパラ様(以下、敬称を略させていただきます)からお借りすることができました。ドスパラはBTO(Build To Order=パーツを選択して注文できる)パソコンの会社なので、私の感覚ではゲーマーなどPC上級者向け、というイメージがありますが、ウインタブでドスパラ製品を取り上げた記事はアクセス数が多くなるので、私が思っているよりもずっと知名度があるんだろうなあ、と感じています。

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実際、ドスパラがラインナップしているWindowsタブレットは8インチ、8.9インチ、10.1インチと3サイズあり、いずれも非常に価格競争力のある製品ばかりで、上級者限定なんてことはありません。初心者でも安心して使える製品ばかりです。それでは、デジノスタブレットの実機レビューを始めますね。なお、今回レビューするデジノスタブレットのディスプレイサイズは「10.1インチ」なのですが、記事表記上は「10インチ」としています。あらかじめご了承ください。

1.スペック

ドスパラ Diginnos DG-D10IW2 スペック表

クリックで拡大します

実機レビューに入る前に、簡単にスペックのおさらいを。デジノスタブレットは普及価格帯のタブレットとして、きわめて標準的な構成になっています。具体的にはCPU、RAM、ストレージの構成で、多くの他社製品がデジノスタブレットと同一構成です。しかし、ディスプレイ解像度は私が持っているacer Aspire Switch 10など競合する価格帯の10インチタブレットの採用している1280×800ではなく、ワンランク上の1920×1200となっていて、10インチサイズのメリットを活かせるものといえます。

筐体サイズのうち、重量560gというのは、10インチタブレットとしては軽量な部類に入ります。ただ、多くの10インチタブレットが600g弱であることから、他機種に比べて非常に軽い、というほどではないですね。サイズのほうもこのクラスの10インチタブレットとしては標準サイズ、といっていいでしょう。

あと、すみません、初期状態でのディスク領域を確認するためのスクリーンショットを撮り忘れてしまったのですが、8インチ同様20GBほどでした。

2.デザイン

ドスパラ Diginnos DG-D10IW2 筐体
上に書いたように、サイズ感として特にいいとか悪いとかは感じません。手持ちのAspire Switch 10と比較しても、デジノスタブレットが10インチとしては比較的軽量なタブレットであるということを体感できるほど軽い、とは感じません。もちろん重くはないです。

手にしてみて「角ばってる」って感じました。筐体の端をラウンドさせるとかの処理はなされておらず、悪く言えば無骨、よく言えばシンプルでクリーン、というところでしょうか。好みの問題ではありますが、私はこういうデザインは好きです。

ドスパラ Diginnos DG-D10IW2 筐体背面
これが背面のデザインです。筐体の上下にシルバーのラインが入っています。素材は…「よくわかりません」がプラスティックにしては感触が冷たい感じなので、たぶんアルミなんじゃないかな、と思います。少なくともそう感じるくらいに質感は高く、角ばったデザインとあいまって価格以上の見た目であると言えます。全然安っぽくはないですね。

ドスパラ Diginnos DG-D10IW2 ポート類
各種ポート類(フルサイズUSB、miniHDMI、microUSB、ヘッドフォンジャック、microSDカードスロット)は横持ちした際の筐体右側面に集中配置されています。microUSBとフルサイズUSBの両方を本体に備えている、というのは実用性が劇的に上がりますので、この装備は非常にうれしいですね。

ドスパラ Diginnos DG-D10IW2 スピーカー
その反対側にはスピーカーがありますが、残念ながらモノラルです。スピーカーの位置も臨場感がでるようなところにはないので、音質にこだわるのなら外付けのスピーカーかヘッドフォンが必要ですね。

ドスパラ Diginnos DG-D10IW2 キーボードコネクター
筐体下側(Windowsボタンのあるほう)には別売りの「キーボード一体型保護ケース」と接続するためのコネクターがついています。

ドスパラ Diginnos DG-D10IW2 スイッチ類
で、筐体上側には電源ボタンと音量上下ボタンですね。

スイッチ類など、全体的な仕上げはきれいだし、作りもいいです。この価格帯のタブレットとしては質感が高く、手元にあるAspire Switch(シルバーの筐体で、十分合格点をあげられるくらいの仕上がり)以上だと思います。「無骨にして丁寧」というのは私のストライクゾーンだったりするんですよね。

あ、そうそう、ディスプレイはIPSとは書いていませんが十分に美しいです。試用した者としてIPSという名称にこだわることなく評価すれば、同じ解像度の他社製品と同等以上の品質である、と言っていいと思います

1280×800の解像度でも実用上不満はありませんが、やっぱり10インチになると解像度の違いはよくわかりますね。

3.性能テストなど

上に書いた通り、デジノスタブレットのスペックはこのクラスの10インチタブレットとして標準的なもので、私としてはおおよそ予想のつくような性能です。要するに普段使いのタブレットとして、あるいはMicrosoft Officeレベルのソフトウェアなら何のストレスもなく動く、ということです。とりあえずウインタブの実機レビューで必ず実施することにしている「ドラクエベンチ」をやってみました。

ドスパラ Diginnos DG-D10IW2 ドラクエベンチ

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参考:
Core i5のノートPC(2年落ち): 5,299
DELL Venue 11 Pro 7000: 3,408
HP Stream 14-z000(AMD A4 Micro-6400T APU): 2,106
HP Pavilion x2 10-j000(Z3745D): 1,199
Aspire Switch(Z3735F): 1,101
Diginnos DG-D08IWB 32GB(Z3735F): 1,097
10P1100T-AT-FSM(Z3775D): 1,097
ThinkPad 8(Z3795): 1,086
マウスコンピューター WN801V2-Pro-BK : 1,030
Stream 11(Celeron N2840):1,018
VivoTab Note 8(Z3740): 993
Venue 8 Pro 3000(Z3735G, RAM1GB): 951
マウス m-Stick MS-NH1(スティックPC,Z3735F): 944

うーん、8インチのD08IWBよりも少し悪化してますね。おそらくディスプレイ解像度が上昇したことによるCPUの負荷増大なんじゃないか、と思います。ただしその差は体感できるようなレベルじゃありません。

デジノスタブレットがWindowsストアアプリを快適に使えるのは間違いないので、今回は「ブラウザゲーム」で長時間遊んでみました。趣味と実益を、いやテストとエンタメを兼ねて、ということですね。

かんぱにガールズ
遊んでみたのがこれ、「かんぱにガールズ」です。別記事を書いてしまったくらいには遊びました。結論を言うと、ブラウザゲーム特有の画面遷移時などにある「ローディング」の時間がやや長くかかったものの、一度データを読み込んでしまえば、バトル画面を含め、すべての操作をストレスなく、極論すればCore i5搭載のPCとほぼ変わらずに遊ぶことができました。ドラクエのようなインストール型オンラインゲームだとベンチマークテスト結果が示す通り、Atomタブレットには少しばかり厳しいということになりますし、ブラウザゲームなら何でも大丈夫、ということはなく、「艦これ」や今回試した「かんぱにガールズ」など比較的軽量なものを選びながら、という必要はありますが、デジノスタブレット(および同等スペックのタブレット)ならば、エンタメマシンとして十分な性能を発揮してくれるはずです。

2015年7月8日追記:
その後、「かんぱにガールズ」でかなり長時間遊んでいますが、「Core i5とほぼ変わらず」という表現は適切ではありませんでした。Atomタブレットではゲーム立ち上げ直後のロード時間はかなり長くなりますし、バトル画面の動作も遅くなります。私の認識は「十分遊べる」というものですし、実際タブレットでも毎日遊んでいますが、コメントで「やってらんない」というご意見もいただいており、個人の感じかたによっては不快になる場合もあると思います。オーバーな表現をしてしまい、申し訳ありませんでした。

4.キーボードなしでの10インチ

ドスパラ Diginnos DG-D10IW2 別売りキーボード
デジノスタブレットには別売りキーボード(正確にはキーボード一体型保護ケース)が用意されています。Bluetooth接続ではなく、物理接続ですし、パンタグラフ式のキー、タッチパッドにクリックボタン付き、ということでかなり本格派の製品です。残念ながら試用はできなかったものの、試してみた経験のあるドスパラの8インチ用キーボードの使い勝手を思えば、「絶対に一緒に買うべき」製品だと言えます。BTOのドスパラなんで、ヘンなパーツは用意しないはず、というか、BTOの会社はキーボードには手を抜かないはずです。

せっかくなので、デジノスタブレット固有の話ではないんですけど、「10インチタブレットをキーボードなしで使うとどうなるか」ということについて簡単に触れたいと思います。

Diginnos DG-D10IW2 寝転がって
まずはこのポーズです。自宅のソファに寝転んでタブレットでゲームをやったりYouTubeの動画を観たり、といった使い方ですね。私は通常このポーズをとるときは8インチタブレットを使います。今回デジノスタブレットで試してみたんですけど、意外にイケます。ただし片手で持つのはしんどいです。両手を添えて使う分には10インチでも十分いけますね。もちろん数時間ぶっ通し、というわけにはいきませんけどね。

次に、画像はないのですが、Windows 8.1標準のタッチキーボード(ソフトキーボード)で文章入力をしてみました。8インチだと「縦持ちして両手親指で」ガンガン入力できるんですが、10インチの場合、手が大きい男性でも「縦持ち、両手親指入力」は無理があります。指が届かないキーがあるんです。

なので、タッチキーボードの形態のひとつ「分割キーボード」を使って入力する必要が出てきます。少し慣れが必要ですが、これを使えば10インチでも「縦持ち、両手親指入力」がやりやすくなります。それと、ドスパラタブレットに限った話ではないですが、10インチの場合「あとは重さとの戦い」ですね。

一方、テーブルにタブレットをおいて入力する場合は画面サイズが大きいので結構快適に入力できます。なので、10インチタブレットで入力作業をする場合、テーブルなどの作業台があったほうが快適ですし、ハードウェアキーボードには負けますが、タッチキーボードでもそれなりには快適な入力ができます。

5.BTOメーカーの面目躍如なラインナップ

試用してみた感想として、スペックは標準的ながら、十分期待通りの使い勝手だったと思いますし、カチッとした作りの筐体にすごく好感が持てました。これで価格が安けりゃ…、と誰もが思うんじゃないでしょうか。最後にデジノスタブレットの製品ラインナップと価格を紹介します。

本体のみ:35,985円
本体+キーボード: 39,980円
本体+Office: 41,385円
本体+Office+キーボード: 45,380円
※価格はすべて税込み、送料は含まず。
※OfficeのバージョンはHome&Business 2013
※キーボードは正式には「キーボード一体型保護ケース」

やはり非常に競争力のある価格だと言えます。製品の品質を思えば激安と言ってもいいでしょう。また、BTOメーカーの面目躍如というか、タブレット本体のBTO化はできない(素人目にも無理だろうと思います)ものの、Microsoft Officeのバンドル有無、キーボードの付属有無によって4種類のバリエーションを用意しているところはさすがだなと思います。

個人的には10インチタブレットには必ずキーボードを用意すべきものだと思っています。使用頻度の高低は人によって異なるとは思いますが、あまり使わない、という場合でも持っておいたほうがいいです。デジノスタブレットのキーボードは税込みでも3,995円のプラスでつけられますし、試用はしていませんが品質は確実にいいはずなので、一緒に購入することをおすすめします。Officeの方はお好みで。

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コメント

  1. 葉柳 より:

    Z3770/4GBのArrowsタブQH55/Mでかんぱにガールズをやると、戦闘シーンや画面の暗転などがスローモーション状態で、やってられませんでした。
    DiginnosはQH55/Mよりスペックの数字を見ると低いのですが、かんぱにが遅くないということは、ある部分において上回っているということなのでしょうか。

    • wintab より:

      葉柳さん、こんにちは、コメントありがとうございます。記事の記載がオーバーでした。訂正しておきます。私はウインタブの運営と別な意味で「かんぱにガールズ」をかなりやりこんでいて、ノートPCでもタブレットでも遊んでいます。ご指摘の通り、タブレットでは特にゲーム開始直後の読み込みがかなり長くなり、バトル画面でも動作が遅くなります。これをどう感じるかというのには個人差があると思います。私の場合は「やってられない」とは思わず、「タブレットなので多少はガマンしないとね」程度の感想で、挙動の遅さは納得できています。このへんの感じ方に個人差があることを含め、記事を修正します。ArrowsタブよりもDiginnosが速いということはないと思います。

      • 葉柳 より:

        返信ありがとうございます。
        こちらでも、Diginnosでかんぱにが快適に動いた!? こちらのArrowsタブでの
        プレイ環境に何か原因があるのでは!? と試行錯誤したところ、ゲーム速度を
        デスクトップと同等にする方法が見つかりました…多少難はありますが。
        この記事を読んだからこそ「速くする方法があるに違いない」と調べたので
        この記事のおかげです。

        ちなみにその方法とは、「ゲームの表示ウィンドウを小さくする」です。
        大きく表示すると異様に遅いです、ミッション後QUEST CLEAR時の文字が
        現れゆっ……くり色が薄くなって消えるまで8秒くらいかかり、なんでこの
        クリア演出は毎回見るのにスキップボタンがないんだろう、と思ってました。

        その後、IEの拡大率を100%に下げたり、Win8.1の二画面分割機能を使って
        とにかく表示されるゲーム窓を、テレビでいう子画面くらい小さくすると
        とても速くなりました。
        ただ当然、そんなに小さくすると指先でまともにボタンを押せませんが…。

    • 葉柳 より:

      長々と書いたあとにさらに追記です、すみません。
      ArrowsQH55/Mは解像度が2560×1600と他より高いため、普通の画面サイズで
      プレイしようとした場合、他のWinタブより拡大率をあげなくてはなりません。

      そしてかんぱにガールズは拡大による速度低下が異常に激しいゲームのようです。
      こういった理由から、Arrowタブでのかんぱにはやってられないほど遅くなった
      のだと思われます。

      • wintab より:

        葉柳さん、こんにちは、ご丁寧なコメントありがとうございます。私も葉柳さんのように整理された考えではなかったのですが、かんぱにを遊ぶとき、8インチタブで縦持ち(つまり画面の上半分に小さく表示される。電車の中での照れ隠しに有効)すると速いんじゃね?と感じたことがありました。かんぱにとか艦これでもう少し具体的に検証して裏付けをとって記事化したいと思います。情報ありがとうございます。ちなみに今度はFlower Knight Girlを記事にしてみようかなと思っています。