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Opera -タブレットでも意外に使いやすい最新ブラウザ、オフロードモードも!

Operaロゴ
モダンUI専用のモードを用意してくれているブラウザはInternetExplorer11以外にはありません。FirefoxはモダンUI対応の開発を中止しましたし、ChromeはWindows8用と称していながら全然タッチ操作を考えてはくれません。iOS版もAndroid版もあるのにね。

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Windowsタブレットを使っている人の多くはモダンUI用のIE以外にもブラウザをインストールしているじゃないでしょうか。GoogleアカウントやTwitterなどのSNSで複数のアカウントを使い分けている人も多いでしょうし、Googleアカウントを企業でも使うことがあるので、いやでも複数のアカウントを管理しなくてはならないケースも増えています。

いちいちログアウトして、別アカウントでログインするのって面倒なので、複数のブラウザで別々のアカウントにログインする、というのが典型的なパターンだと思います。またChromeやFirefoxなんかはブラウザのスタートページやブックマークもアカウントに紐づけられるので、この点でも複数アカウントに複数ブラウザ、というのは便利です。

ということで、私はモダンUI用にはIEを、デスクトップ用にChromeを使っていて、特に不満があるわけでもないのですが、

Operaの最新安定版「Opera 21」発表、GPUレンダリング技術「Aura」サポート:マイナビニュース

なんてニュースを見て、「そういえばOperaとかあったよね」と思いダウンロードしてみました。これから紹介する内容は最新版のOperaで初めて実装された機能ではないようなのですが、Operaになじみのない人が多いと思いますので、それなりに新鮮な内容か、と。

1.スピードダイヤルなど

スピードダイヤル
ちょっと画像が大きいのですが、これがOperaのデフォルト画面です。そしてこの画面が「スピードダイヤル」という、Operaの独自機能で、ブックマーク代わりに自分で登録したWebサイトのサムネイルを表示させるというものです。ChromeやFirefoxでも直近に閲覧したページのサムネイルが表示されますが、Operaの場合は自分で積極的に登録します。スピードダイヤルはグループ化もできます。

スタッシュ

ここからは横持ちでの画像です。スピードダイヤル画面に「スピードダイヤル」「スタッシュ」「ディスカバー」の3つのメニューがあります。スピードダイヤルについては上に説明した通りですが、スタッシュというのは「後で読む」機能です。Operaのアドレスバーにハートマークがついていて、後で読みたいWebサイトがあったら、ハートマークを押すとスタッシュに登録されます。上の画像はロケットニュースと艦隊これくしょんをスタッシュに登録したところです。スタッシュのサムネイル(というには巨大)にタッチするとそのウェブサイトが開き、ここからスピードダイヤルに登録することもできます。

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ディスカバー

ディスカバーでは上の画像のとおり、Windowsストアのニュースアプリのような形式でニュースやトピックを表示してくれます。画像では「ビジネス」のジャンルが表示されていますが、ほかにも「アート」「スポーツ」「テクノロジー」などたくさんのジャンルを選ぶことができます。

スピードダイヤルをはじめとしたこれらの機能は、Windowsタブレットとの親和性が高いというか、タブレットでのタッチ操作がしやすく、手軽に使えるので、すごくいい感じです。

2.オフロードモードなど

設定等のメニュー
もう一つ、モバイル環境で使うことの多いタブレットにありがたい機能があります。「オフロードモード」と呼ばれるもので、これは低速のインターネット回線でも快適にブラウジングできるように通信データを圧縮する機能です。私はモバイル用にWimaxを使っているのですが、試した感じでは、「体感的にはちょっと速いかな」くらいの感想を持ちました。

また、chromeやFirefoxほど膨大ではないようですが、拡張機能もいろいろと用意されています。タブレットでの利用を考慮すれば十分すぎるくらいに充実していて、いろいろ試すことができます。試しにFeedlyの拡張機能を入れてみましたが、もちろん快適に使えました。

3.残念なところ

左が切れる
上の画像は縦持ちでディスカバーを表示させたところ(の上半分)ですが、左端が少し切れているのがわかると思います。すべてのページがこうなるわけではありませんが、Yahooのトップページを見ても、わずかに左が切れてしまうようです。また、タブレットに最適化されているわけではないので、縦持ちすると微妙に一画面に収まりきらない(左右スクロールバーが出てしまう)ことが多く、ピンチアウト(指での拡大操作)は受け付けるのですがピンチイン(指での縮小操作)を受け付けてくれなかったりもします。

また、ジェスチャ操作機能がついているのですが、「マウスの右クリックしながらジェスチャ」という、タッチ操作では絶望のアクションが要求されるので、事実上タブレットでは使えないのが残念です。

結論として、私は「スピードダイヤル」「スタッシュ」「ディスカバー」があるという理由でOperaをタブレットで使うことは継続します。何でもかんでもGoogle製、ってのもちょっとねえ…という気持ちもありますし。なので、モダンUI用に大規模な改修はしなくていいから、メニューやタイトルバー内のアイコンをもうちょっと大きくして、指でのジェスチャ操作を受け入れてくれるくらいの対応をしてもらえると最高なんですけどね。

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