こんにちは、ゆないとです。ASUSのゲーミングブランドROGのノートPC「ROG Zephyrus G14」にファッションブランド「ACRONYM(アクロニウム)」とのコラボ製品が発売されましたので紹介します。
”ACRONYM”とは、ドイツのベルリンを拠点としているファッションブランドです。ミリタリーやアウトドア、スポーツといったカテゴリの製品に、防水・防風ながら透湿するゴアテックス素材などを取り入れたアイテムを販売しています。ナイキやスクウェア・エニックスなどとコラボした実績もあります。デザイン面でもファンが多く、今回そのテイストがZephyrus G14に取り入れられています。
実は私もZephyrus G14ユーザーで、コラボモデルの外観を見て非常に興味をそそられることになったため注目していました。購入した矢先に情報が出てきて、届いた頃に発表されるというタイミングの悪いことになったのは少し悔しいですが…
なお、今回はG14自体には詳細に触れず、コラボモデルに触れていく形になります。詳細なスペックや使い心地については、既に紹介記事と実機レビューをお届けしておりますのでご覧ください。
ASUS ROG Zephyrus G14 - 14インチで1.6 kg!天板にアニメ!?Ryzen 4000シリーズ搭載のコンパクトなゲーミングノート
ASUS ROG Zephyrus G14 レビュー - 14インチのコンパクトなサイズに最新テクノロジーがぎっしり!第3世代のRyzen 9 4900HSを搭載する唯一のゲーミングノート(実機レビュー)
1. スペック
今回のコラボモデルは、スペックを見る限り、Anime Matrixという面白い機能を搭載したZephyrus G14の最上位モデルである”GA401IV-R9R2060WLQ/GA401IV-R9R2060GLQ”がベースになっています。ここではベースモデルと書かせて頂きます。
ASUS ROG Zephyrus G14-ACRONM | |
OS | Windows 10 Home |
CPU | AMD Ryzen 9 4900HS |
外部GPU | NVIDIA GeForce RTX 2060 Max-Q (NVIDIA Optimus Technology対応) VRAM:6GB |
RAM | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD(PCI Express 3.0 ×2接続) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14型ワイドTFTカラー液晶 ノングレア、2,560×1,440(WQHD) |
Anime Matrix機能 | サクラピンク色LED搭載 |
キーボード | 87キー日本語キーボード、バックライト搭載 |
ネットワーク | Wi-Fi 6(IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.0 |
入出力 | HDMI ×1、USB3.1(Type-C/Gen2) ×1、USB3.1(Type-C/Gen2) ×1、USB3.0 ×2、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック ×1 |
カメラ | なし |
スピーカー | クアッドスピーカー(1W ×2、0.7W ×2) |
バッテリー | 約9.4時間 |
サイズ | 幅324mm × 奥行き222mm × 高さ19.9~20.9mm |
重量 | 約1.7kg |
ベースとなったモデルとの違いはRAMの容量です。ベースモデルが16GBのところコラボモデルでは32GBとなっています。ただし、Zephyrus G14のRAM構成はオンボード:8GB、スロットに8GBという構成です。コラボモデルでは8 + 24GBとなったのか、オンボードが16GBととなり16 + 16GBとなったのかは不明です。個人的には最初から32GBになっているのは羨ましいです。なお、換装については自己責任となってしまい、保証を受けられなくなる可能性があります。
また、ベースモデルは白色のLEDを搭載していますが、コラボモデルでは限定のサクラピンク色のLEDを搭載しているようです。どのくらい見た目が異なるのか気になるところです。
その他は同じ構成です。ベースモデルのスペックでも、RTX2060 Max-QとRyzen 9 4900HS搭載でゲームもクリエイティブも困ることがほとんどないと言えるくらいでしたが、コラボモデルではRAMが32GBとなったことでCPUパワーを使う処理が向上するでしょう。
2. デザイン
まず、カラーは限定の「クロスオーバーグレー」です。グレーとなっていますが、黒または濃い青色に近い色に見えます。ベースモデルはホワイトかグレーでしたが、コラボモデルはクールな色でとてもかっこよいです。違いはこれだけではなくて、Anime Matrix機能のLED搭載部分が異なっているように見えます。
ベースモデルだと、このように左上から右下へ斜めに分けたときの上に来る方にLEDが搭載されていますが、この製品の画像を見る限りだと天板全体がLEDの穴になっています。コラボモデルのLEDが点灯した画像が無いのでどうなっているのかは不明ですが、全体がLEDになっている可能性があります。
その他、ベースモデルで金属プレートがあるところには、ROGロゴの他ACRONYMのロゴが付くなど、コラボモデルを表す仕様に変わっています。その隣にも模様が入っており、Anime Matrix機能がOFFでもファッショナブルなデザインをしています。
底面には、製品名Zephyrusを表す「ZPHYRS」が大きく印字されており、それ以外にも複数のロゴが印字されています。さらに、ベースモデル以上に、排気口のように見えるスリッド状のデザインがあり、裏面は普段見えない分遊び心あるデザインになっていますね。
クールな外側だったところ、開けてみてビックリです。ポップな色使いのキーボードが搭載されています。黒に近い色の筐体を背景に、緑や小豆色、オレンジやピンクなどのキーが目立ちます。個人的には色の統一感という点でギャップを感じてしまい慣れませんが、こちらも遊び心があって面白いと思います。
側面には、「ROG ZEPHYRUS G14-ACRONM」の印字があります。
このように、ファッションブランドとのコラボモデルということで、ゲーミングPCとはまた違ったデザインが入り込んでいるように感じます。この製品のために、特注の素材、エッチング加工、機械加工、特別に開発された塗料、2つの完全オリジナルフォントを使用するなど、ただデザインを落とし込んだだけというようなことは決して無い、隅々までこだわった製品になっているようです。さらに、ACRONYMがデザインしたAnime Matrixアニメーションを8種類プリインストールしているとのことで、この部分は、ベースモデルを持っている私も非常に気になります。
3. 専用スリーブケース
「ACRONYM Airpakラップトップスリーブ」と名付けられた専用のスリーブケースが用意されています。梱包材のような見た目をしていて耐衝撃性が非常に高そうに感じます。汚れてしまわないかは心配ですが…
このように、ACRONYMコラボではデザインだけではなくて、外箱や専用スリーブケースなど全てが再利用可能・リサイクル可能な設計を取り入れています。
4. 一部店舗で実機を展示中
販売はASUSオンラインストア限定での販売ですが、実機はアパレルショップ3店舗に展示されます。販売期間は2020年9月18日~2020年10月18日の1ヶ月です。また、店舗ではクーポンも配布されるとのことです。
・ELIMINATOR
〒150-0033東京都渋谷区猿楽町26-13 グレイズ代官山 1F
TEL: 03-3464-8144
・EDITION
〒150-0001東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ2F
TEL: 03-3403-8086
・UNITED ARROWS & SONS(ユナイテッドアローズ&サンズ)
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-28-1 ユナイテッドアローズ 原宿本店 1F
TEL 03-5413-5102
5. 価格など
「Zephyrus G14-ACRNM RMT01」は、ASUSオンラインストアにて税抜272,545円(299,799円)で販売中です。
”重い”が当たり前だったゲーミングノートPC世界に、1.7kg以下という軽量さとゲームのためのスペックを持って登場した”Zephyrus G14”ですが、ファッションブランド”ACRONYM”とコラボして新たなスタイル・価値観を提供する興味深い製品です。
しかしながら、RAM容量が増えるなど最上位モデルからさらに少しだけスペックアップし、「新たな最上位モデル」となりましたが、その分価格も上昇しており、購入する人を選ぶかもしれないと感じています。ACRONYMファンはもちろん、スペックを妥協せずデザインが特徴的な製品が欲しい人にはハマるのではないでしょうか。
私は機会があれば、Anime Matrixの限定アニメーションを確認しに店舗へ足を運んでみようかと思います。
6. 関連リンク
ROG Zephyrus G14-ACRNM RMT01(GA401IVC-HA275T)(製品ページ)
ROG Zephyrus G14-ACRNM RMT01(GA401IVC-HA275T)(販売ページ)
ROG Zephyrus G14-ACRNM RMT01(GA401IVC-HA275T)(プレスリリース)