ASUSがCES 2025にあわせ、ゲーミングノート「ROGシリーズ」のニューモデルを発表しました。この記事ではその中からROGシリーズのハイエンドモデル「ROG Strix SCAR」2機種と上位モデル「ROG Strix」4機種をご紹介します。
1.ROG Strix SCAR 16 G635/SCAR 18 G835
ROG Strix SCAR 16 G635/SCAR 18 G835 | |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | Intel Core Ultra 9 275HX |
外部GPU | NVIDIA GeForce RTX5070Ti Laptop GPU NVIDIA GeForce RTX5080 Laptop GPU NVIDIA GeForce RTX5090 Laptop GPU |
RAM | 32GB(DDR5-5600, 最大64GB) |
ストレージ | 4TB SSD(2TB+2TB PCIe4.0 NVMe M.2, RAID 0) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 16型 (2,560×1,600) 240Hz, miniLED 18型 (2,560×1,600) 240Hz, miniLED |
ネットワーク | Wi-Fi 7(11be)、Bluetooth 5.4 |
入出力 | USB Type-C(Thinderbolt 5)× 2、USB3.2 Gen2 Type-A × 3、HDMI2.1、オーディオジャック、LAN(RJ45) |
カメラ | Webカメラ(1080p)顔認証対応 |
バッテリー | 90Whr |
サイズ | SCAR 16:354 x 268 x 22.8-30.8 mm SCAR 18:399 x 298 x 23.5-32.0 mm |
重量 | SCAR 16:2.85 kg SCAR 18:3.48 kg |
このスペック表はグローバルサイトにあったものです。国内発売時にはスペックが変わっている可能性があります。
ROG Strix SCARシリーズはASUSのゲーミングノートPCの中ではハイエンドなスペックを備えた製品です。CPUにCore Ultra 9 275HX(開発コードネームはArrow Lake)を搭載、先日リリースされたCore Ultra Vシリーズ(Lunar Lake)ではコア数が減少していたところ、275HXは24コアと再び増加し、TDPも55Wと高いものになっています。GPUはGeForce RTX50シリーズです。
…まあ、CPUにせよGPUにせよ新型番になっていますので性能は大きくアップしているはずですし、メーカーもそれをアピールしていますが、実際のところどのくらい性能が上がったのかは今後出回るであろうベンチマークスコアなどで判断するしかないですね。
16型の「G635」と18型の「G835」はディスプレイサイズと筐体サイズを除けば同スペック・同デザインです。ディスプレイにはミニLEDを採用し、2.5K(2,560 × 1,600)解像度、リフレッシュレート240Hzと非常に高い仕様です。前面と側面にはライトも搭載。
ASUSだけに「派手さ」もかなりのもの。天板にはAniMe Vision(以前はAniMe Matrixと言ってましたね)を搭載し、動きのある文字や絵・アニメを表示できます。
キーボードです。G635は16型ながらテンキーは非搭載、その代わりにタッチパッド部分に「NumberPad」を搭載しています。NumberPadというのはASUSが一部のモデルに採用している機能で、タッチパッドをテンキー代わりに使うことができます(もちろん普通にタッチパッドとしても使えます)。バックライトはPer-Key RGB。
ASUS ROG Strix SCAR 16 G635/18 G835の日本での発売日・価格は不明ですが、ほぼ間違いなく日本でも発売されると思います。ちなみに従来モデルの日本での価格は16型モデルが479,800円から、17型モデル(2024年は18型はなく、17型でした)が499,800円から、となっています。
ASUS製品ページ:
ROG Strix SCAR 16 (2025) G635:ASUSグローバルサイト
ROG Strix SCAR 18 (2025) G835:ASUSグローバルサイト
2.ROG Strix G16 G614/G18 G814
ROG Strix G16 G614/ G18 G814 | |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | AMD Ryzen 9 9955HX/Ryzen 9 9955HX3D (G814はRyzen 9 9955HXのみ) |
外部GPU | NVIDIA GeForce RTX5070 Laptop GPU NVIDIA GeForce RTX5070Ti Laptop GPU (G814はRTX5070のみ) |
RAM | 16GB(DDR5-5600, 最大32GB) |
ストレージ | 2TB SSD(PCIe4.0 NVMe M.2) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 16型 (2,560×1,600) 240Hz 18型 (2,560×1,600) 240Hz |
ネットワーク | Wi-Fi 6E(11ax)、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB4 Type-C(映像出力/PD対応)、USB4 Type-C、USB3.2 Gen2 Type-A × 2、HDMI2.1、オーディオジャック、LAN(RJ45) |
カメラ | Webカメラ(1080p) |
バッテリー | 90Whr |
サイズ | 16 G614:354 x 264 x 22.6-30.4 mm 18 G814:399 x 294 x 23.1-30.8 mm |
重量 | 16 G614:2.5 kg 18 G814:3.0 kg |
このスペック表はグローバルサイトにあったものです。国内発売時にはスペックが変わっている可能性があります。
ROG Strix G16とG18にはIntel版とAMD版があります。両者は単にCPUのメーカーが異なるというだけでなく、筐体も異なります。AMD版のほうは16型が「G614」、18型が「G814」という枝番になります。
搭載CPUはRyzen 9 9955HX/Ryzen 9 9955HX3Dです。もちろん最新型番で、16コア32スレッドのCPUですが「3Dってなんだよ?」ってなりますよね。これ「3D V-Cache」というキャッシュ積層構造のことで、キャッシュ容量を大幅に増加させるものです。ただ、ノートPC用のCPUにこの技術が使われるのは9955HX3Dが最初だと思うので、3Dなしの9955HXと比較してどのくらいの性能アップになっているのかはなんとも言えません。
GPUはGeForce RTX50シリーズから、RTX5070/5070Tiが搭載されます。
ディスプレイは2.5K(2,560 × 1,600)解像度でリフレッシュレートは240Hz。上にご紹介したSCARシリーズのようなミニLED搭載ではありません。
天板もROGのロゴマークが発光する仕組みながら、SCARについているAniMe Visionはありません。
キーボードは「派手」ですね。今回ご紹介する製品の中では最も元気の良いデザインです。SCARシリーズと同様に16型のG614にはテンキーがつかず、タッチパッド部分がNumberPadになっています。バックライトはPer-Key RGB。
ASUS ROG Strix G16 G614/G18 G814の日本での発売日・価格は不明ですが、この製品についてもほぼ間違いなく日本でも発売されると思います。
ASUS製品ページ:
ROG Strix G16 (2025) G614:ASUSグローバルサイト
ROG Strix G18 (2025) G814:ASUSグローバルサイト
3.ROG Strix G16 G615/G18 G815
ROG Strix G16 G615/ G18 G815 | |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | Intel Core i9 14900HX/Core Ultra 9 275HX |
外部GPU | NVIDIA GeForce RTX5070 Laptop GPU NVIDIA GeForce RTX5070Ti Laptop GPU NVIDIA GeForce RTX5080 Laptop GPU |
RAM | 16GB/32GB(DDR5-5600, 最大32GB) |
ストレージ | 2TB SSD(PCIe4.0 NVMe M.2) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 16型 (2,560×1,600) 240Hz 18型 (2,560×1,600) 240Hz |
ネットワーク | Wi-Fi 7(11be)、Bluetooth 5.4 |
入出力 | USB4 Type-C(Thunderbolt 5)× 2、USB3.2 Gen2 Type-A × 3、HDMI2.1、オーディオジャック、LAN(RJ45) (G815のType-CはThunderbolt 4とUSB3.2 Gen2) |
カメラ | Webカメラ(1080p)顔認証対応 |
バッテリー | 90Whr |
サイズ | 16 G615:354 x 268 x 22.8-30.8 mm 18 G815:399 x 298 x 23.5-32.0 mm |
重量 | 16 G615:2.73 kg 18 G815:3.42 kg |
このスペック表はグローバルサイトにあったものです。国内発売時にはスペックが変わっている可能性があります。CPUには第14世代のCore i9 14900HXと最新型番、Arrow LakeのCore Ultra 9 275HXが設定されます。275HXは上にご紹介したSCARと同じですね。
GPUはGeForce RTX50シリーズのRTX5070/RTX5070Ti/RTX5080が設定されます。SCARには設定のあるRTX5090(最上位型番)の設定はありません。
筐体はAMD版に似ていますが、サイズが微妙に異なり、またポート構成も少し違っています。
キーボードの仕様もAMD版と同じですが、派手さでは一歩譲る感じですね。16型にはNumberPadがつき、バックライトはPer-key RGBです。
ASUS ROG Strix G16 G615/G18 G815の日本での発売日・価格は不明ですが、この製品についてもほぼ間違いなく日本でも発売されると思います。
ASUS製品ページ:
ROG Strix G16 (2025) G615:ASUSグローバルサイト
ROG Strix G18 (2025) G815:ASUSグローバルサイト
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。