こんにちは、かのあゆです。Xiaomiは3月29日に新製品発表イベントを開催し、グローバルモデルとして「Redmi Note 11 Pro+ 5G」を正式発表しました。Redmi Note 11シリーズは地域によって筐体デザインや搭載CPUの仕様が異なるモデルが多数存在しているので、非常にややこしいことになってきた印象はあるのですが、今回発表されたモデルは2021年10月に中国市場向けに投入されていた同名の端末とほぼ同じです。
Redmi Note 11シリーズの中では最上位モデルとなり、高性能なCPUや120W出力の超急速充電に対応しているのが大きな特徴です。
目次
1.Redmi Note 11 Pro+ 5G スペック
スペック表
Redmi Note 11 Pro+ 5G | |
OS | MIUI 12.5(Android 11ベース) |
CPU | MediaTek Diminsity 920 |
RAM | 6GB/8GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 6.67インチ(2,400 x 1,080)120Hz |
LTEバンド |
5G:n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78 FDD-LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66 TD-LTE:38/39/40/41/42 |
SIM | nanoSIM × 2(SIM2はMicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード、3.5mmイヤホンジャック |
カメラ | イン16MP/アウト108 MP + 8MP + 2MP |
バッテリー | 4,500 mAh |
サイズ | 163.65 x 76.19 x 8.34 mm |
重量 | 204 g |
バリエーションモデル
・6GB/128GB
・8GB/128GB
・8GB/256GB
コメント
工場出荷時にプリインストールされているOSはAndroid 11ベースのMIUI 12.5です。グローバル版Redmi Note 11やRedmi Note 11 Pro 5Gが最新のMIUI 13を搭載していますので少し気になるところですが、2021年10月に先行販売されている中国版もまだMIUI 13へのアップデートが行われていないので、この点に関しては仕方ないでしょう。アップデート自体は予定されているので、近い将来Android 12ベースのMIUI 13が提供されるものと思われます。
CPUはDimensity 920です。AnTuTu v9の総合スコアは約50万点と高く、3年前のハイエンドCPU、Snapdragon 855や、昨年ヒットしたMi 11 Lite 5Gに搭載されていたSnapdragon 780G 5Gとほぼ同じ性能なので、ゲームも快適に楽しむことができるでしょう。RAMは6GB/8GB、内蔵ストレージは128GB/256GBという構成で、MicroSDカードによるストレージ拡張にも対応します。
ディスプレイは6.67インチサイズで、解像度はFHD+(2,400 × 1,080)です。パネルはAMOLED(有機EL)を採用しており、常時表示(Always On Display)にも対応します。リフレッシュレートは120Hz、タッチサンプリングレートは360Hzです。強化ガラスはフラッグシップモデルでも採用されている「コーニング・ゴリラガラス・ヴィクタス」が採用されています。
カメラはイン16MP、アウト108MP(標準) + 8MP(超広角) + 2MP(マクロ)という構成です。カメラ周りの仕様に関しては先に発売しているRedmi Note 11 Pro 5Gと共通の仕様です。ウインタブで実機レビュー済みのRedmi Note 11 Proは夜景撮影もきれいに撮れていたので、Redmi Note 11 Pro+ 5Gのカメラ性能も期待できそうです。
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/acとWi-Fi6(ax規格)、Bluetooth 5.2に対応します。モバイルネットワークは4G、5Gともに日本国内向けの通信バンドもフルサポートしています。
バッテリー容量は4,500 mAhです。ハイエンドモデルのXiaomi 11T ProやXiaomi 12 Proと同じく、120W出力の急速充電に対応しており、わずか18分でフル充電が完了します。
スピーカーは有名オーディオメーカー「JBL」がチューニングを担当しており、Dolby Atmosやハイレゾオーディオにも対応しています。
2.Redmi Note 11 Pro+ 5G 筐体
前面デザインはグローバル版Redmi Note 11 Pro/Redmi Note Pro 5Gと共通で、中央にパンチホールノッチが採用されています。エッジではなく、フラットディスプレイが採用されているので、サードパーティ製液晶保護フィルムも貼りやすくなっています。
背面は「AGガラス」が採用されています。Redmi Note 11 Pro/5Gと同じ加工が施されており、高級感のあるデザインとなっています。カメラバンプ周りのデザインはグローバル展開されているRedmi Note 11シリーズとは異なるデザインとなっており、以前ウインタブで実機レビューを行ったPOCO M4 Pro 5Gと共通です。
筐体色は「グラファイト・グレー」「フォレスト・グリーン」「スター・ブルー」の3色展開です。
3.Redmi Note 11 Pro+ 5G 価格など
Redmi Note 11 Pro+ 5Gは4月6日より販売開始となる予定で、価格は6GB/128GBモデルが369ドル(約44,929円)、8GB/256GBモデルが449ドル(約54,664円)です。前回のXiaomi 12シリーズグローバル発表会やRedmi Note 11シリーズグローバル発表会の時とは異なり、日本法人であるXiaomi Japan公式Twitterアカウントでは特に発表会のライブ中継などは行わなかったようですが、販売経路にRakutenがリストアップされていたことから、国内販売も検討されているのかもしれません。ただし販売経路にリストアップされていたものの、現時点では投入が見送られているRedmi Note 11S 4Gの例もあるので、実際に国内正規販売されるかは不明です。
前述の通り、Redmi Note 11シリーズはPOCOブランドで販売されているものも含め、地域ごとにモデル違いが多いためややこしいことになっています。今回発表されたRedmi Note 11 Pro+ 5Gに関しても3月12日にインド地域でRedmi Note 11 Pro 5Gが名称変更される形で投入されていたので、当初はそちらが投入されると思っていたのですが、中国版として販売済みのモデルがほぼそのままグローバルモデルとして発表されました。
グローバル版Redmi Note 11シリーズ最上位モデルということで、120W出力の急速充電に対応している点や、JBL監修ステレオスピーカーが搭載されるなど多くの部分でRedmi Note 11 Pro 5Gよりもアップグレードされています。CPU性能も3年前のハイエンドスマートフォンとほぼ同等なので、メインスマートフォンとしても快適に使っていけると思います。
4.関連リンク
Redmi Note 11 Pro+ 5G:Xiaomi(Global)