今でこそ中国スマホの筆頭としてhuaweiだったりoppoの名前が挙がっていますが、Xiaomiはその元祖といってもよいメーカーです。グローバル版はgoogle playにも対応していますし、デザインも良く侮れない製品が多々存在しています。Xiaomi Mi Playはすでに発売から半年が経過した端末ですが、「普段使いならこれでいいんだよ!これで!」って感じに仕上がった端末になっています!
1.スペック
OSはandroidをベースにXiaomiが開発しているMIUI 9です。androidのバージョンでは(4.4~)8.1相当をベースにしているものにあたり、グローバル版は日本語化もかなり進んでいます。MIUI 9の中の細かいバージョンまでは不明ですが、端末のリリース自体、半年程度しか経過していませんので古いOSではないはずですし、MIUIはOTAでバージョンアップもしてくれます。素のandroidとは操作性が異なりますが、使いにくいわけではないので実使用上問題はないでしょう。
CPUはMediaTekのHelio P35です。Antutuでは85000点前後のスコアが出るはずです。統合されたGPUも含め、ゲームをするのに向いたスペックとは言い難いですが、SNS等をするのであれば至って不足のない性能です。
また、RAMやROMが価格に対して「お得」な性能になっています。RAM4GBやROM64GBであれば、2年前のハイエンド級、といった内容。ブラウジング等はRAM3GBでもそこそここなせてしまいますから、当面の間は困るようなスペックではない、と言えます。逆にこれ以上搭載したところでCPUやカメラ性能を考えれば持て余し気味のはず。実用上良いバランスです。
ディスプレイは水滴型ノッチを採用しており、解像度はFHD+(2280×1080)です。比率は19:9ですが、画像を見るにノッチの存在と下部のディスプレイの丸い縁取りもあるため、FHDをドットバイドットで見られるか、と言われると…悩みどころでしょうか。実際、多くのFHD+は2340×1080のはずですので。
入出力はUSB type-CではなくmicroUSB。イヤホン端子も上部に搭載されています。指紋認証は背面、電源ボタンはサイドに搭載されているようです。
カメラはイン・アウトともに画素数上では突出したスペックではありませんが、アウトカメラには1/2.9型と、比較的大きめなセンサーを採用しているようです(HuaweiのP10liteなんかが好敵手と言えます)。またAI機能を搭載しているようですが実際どのようなものかは未知数です。
スピーカーは一見ステレオに見えるのですが、実際はモノラル(端末底面のグリルに見える場所の片側にのみ搭載)だと思われます。
トータルとして見ると、多少疑問は残るもののFHD+のディスプレイに必要十分量のRAM・ROM、普段使いには問題のないCPU、画素数上は目立たないものの若干大きめのCMOSセンサーを搭載している等、不満の出にくい仕様になっています。
またバッテリーも大きいわけではありませんが、充電せずとも1日使える容量ではあります。そういった意味で「よく分かっている」と思わせる内容になっていますね。
2.筐体
製品として展開している色は「space black」「neptune blue」「nebula red」の3色なのですが、banggoodで取り扱っているのは「space black」「neptune blue」です。
「space black」はつや消しにも見えますが、どのカラーも全て背面がガラスでグレア感が目立つものになっています。ベゼルはハイエンドと違い細くなってはいないものの違和感はありません。なお、指紋認証以外に顔認証にも対応をしています。
USBポートを底面とした場合、イヤホン端子は上面(これは実機画像を探して確認しました)、ボタン類は右側面、スピーカーは底面、マイク(麦克風)は底面と上面、そして左側面にSIMトレーがあるようです。ピンを使って取り出すトレイのようですね。
なお、このSIMトレーにSIMカード2枚とmicroSDが搭載できる仕様のようです。普通SIM1枚がmicroSDと排他になっている仕様のものが多いですから、この点は強みであると言えます。
Xiaomiの端末は質感がいずれも良いのですが、この機種も低価格帯だとありがちなプラスチック感がない、非常に洗練された仕様になっています。細かい点ではベゼルレスでないといった妥協点も無いわけではないですが、ミドルレンジスマホと並べても大きな遜色は出ない出来栄えだと思います。
3.価格など
Xiaomi Mi Playはbanggoodで取り扱いがあり、7月1日現在の価格は130.39ドル(14,290円)ですが、クーポンコード「BG6MP」で114.74ドル(12,575円)になります。かなりお得感のある価格に感じられます。
性能面でもゲームなどをしなければ十二分に活用できる「分かっている」スペックですし、見た目もエントリー端末としては非常に質感の高いものになっています。サブスマホとしてはもちろん、性能を追い求めない使い方であれば、メインスマホとして購入しても後悔はしなさそうな「ちょうどいい」機種だと言えます。
4.関連リンク
Xiaomi Mi Play:Banggood
コメント
xiaomiが元祖?
huaweiは2000年代初頭には既にモバイルNW機器でかなりのシェアとってましたよ。
xiaomiってめっちゃ新興の企業ですもんね…
これ、Xiaomiの中でもコスパがすごいですよね。同価格帯のRedmiが、ディスプレイ解像度やROMを削っているのに対して、ROM64GB、FHD解像度ディスプレイで、重さも抑えてこの価格。すごくきれいにまとまったスペックで、尖った部分がないのが欠点といえば欠点?
ひつじさん
これを買ってレビューする予定は?