記事にアフィリエイト広告を含みます

Xiaomi Mi CC9 / CC9e - 高いカメラ性能とディスプレイ埋め込み指紋認証センサー、そしてMi 9ゆずりの美しいデザインが魅力!(かのあゆ)

Xiaomi CC9シリーズ
こんにちは、かのあゆです。Xiaomiが新型ミットレンジスマートフォン「CC9」シリーズを正式に発表しました。Xiaomiが買収した中華スマートフォンメーカー「Meitu」のカメラ技術を継承しており、ミッドレンジモデルでありながらナイトモードに対応した3眼トリプルカメラを搭載していることが大きな特徴です。筐体デザインも同社のフラッグシップモデル「Mi 9」のものを踏襲した美しいデザインで、比較的低価格なモデルでありながらディスプレイ埋め込み指紋認証センサーにも対応するなど、非常にXiaomiらしいスマートフォンに仕上がっています。

スポンサーリンク

なお現状Xiaomi CC9シリーズはグローバル市場向けのモデルは発表されておらず、geekbuyingなどで取り扱われているモデルはGoogle関連のサービスや日本語ロケールが搭載されていないChina ROM搭載モデルとなります。

1.スペック

Xiaomi Mi CC9 スペック表
搭載OSはAndroid 9 Pieをベースに開発されたXiaomiのカスタムOSである「MIUI 10」です。前述の通り7月7日時点で販売されているCC9、およびCC9eは中国向けのモデルとなるため、グローバル向けモデルに搭載されているファームウェアとは異なりますし、Google関連のアプリや日本語ロケールが搭載されていません。

現時点でCC9シリーズがグローバル展開されるかどうかは不明ですが、投入されればXiaomi公式サイトより日本語ロケールやGoogle Playサービスが含まれているグローバル版のROMをダウンロードして入れ替えることは可能です。ただしROM入れ替え作業の失敗による文鎮化などそれなりにリスクもあるため、不安であればグローバルモデルの登場を待ったほうが安全でしょう。

CPUはCC9がQualcomm Snapdragon 710を、廉価モデルとなるCC9eがQualcomm Snapdragon 665を搭載しています。Snapdragon 710がミッドハイ、Snapdragon 665がミッドレンジクラスのCPUとなりますが、どちらも普段使いには十分なスペックを持っており、重量級ゲームもそれなりにプレイしたいのであればGPU性能が高いSnapdragon 710を搭載したCC9を選択したほうが良いでしょう。GPU周りの性能以外は2017年のフラッグシップモデルに搭載されていたSnapdragon 835に近いベンチマークスコアを計測し、非常に快適に利用することができるはずです。

重量級ゲームをプレイする用途でなければSnapdragon 665を搭載したCC9eでも現在販売されているHuawei P30 liteなどのミッドレンジクラスの製品と同等のスペックとなっており、十分快適に利用することができると思います。ただし、こちらの場合はPUBGMなどの重量級ゲームはグラフィック設定を落とさないと快適なプレイは厳しいかと思われます。

RAMはCC9が6GB、CC9eが4GB/6GB構成となっており、ストレージはどちらも64GBモデルと128GBモデルが用意されます。また、CC9に設定されている「Meitu Edition」のみ8GB/256GBという仕様になります。CC9、CC9eともにミッドハイ・ミッドレンジモデルとしては珍しく、従来から採用されてきたeMMCではなく、高速転送に対応したUFS 2.1を採用しているため、ストレージの読み書きは高速です。

Xiaomi端末はフラッグシップモデルでもMicroSDカードによるストレージ拡張をサポートしていないことが多いのですが、CC9シリーズでは珍しくサポートされています。利用方法によって異なりますが音楽や動画などの大容量データは外部ストレージに保管することができるため、64GB構成のモデルを購入しても容量不足に困る機会は少ないかと思われます。

ディスプレイはCC9が6.39インチFHD+(2,340×1,080)、CC9eが6.088インチHD+(1,560×720)という構成で、どちらも高品質なSamsung製AMOLED(有機EL)パネルを採用しています。廉価モデルに相当するCC9eでも(ディスプレイの解像度はHD+に落とされてしまっているものの)美しい表示を実現するAMOLEDを採用しているのはうれしいポイントです。

CC9、CC9eともにTUVラインランド認定のブルーライトカット機能を搭載しており、ディスプレイをオフにした状態でも各種通知を確認できる「Allways On Display」に対応しています。また廉価モデルでは従来の指紋認証センサーを搭載するメーカーも多い中、CC9シリーズではCC9、CC9eどちらもディスプレイ埋め込み式の指紋認証センサーを採用しています。

スポンサーリンク

Xiaomi CC9シリーズ カメラ
カメラもCC9、CC9eどちらも共通の仕様となっており、イン32MP、アウト48MP + 8MP + 2MPという構成です。フラッグシップモデルであるMi 9と同じく48MPのカメラにはソニー製のCMOSセンサーである「IMX586」を採用し、Xiaomiが昨年買収したスマートフォンメーカー「Meitu」社がカメラ関連の開発を担当しており、ミッドレンジモデルでありながら暗所でもきれいな写真を撮影できる「ナイトモード」も搭載されています。

問題が起きればデザイン変更されそう
またCC9シリーズではAppleの「アニ文字」に非常によく似た「Mimoji」という機能が搭載されており、自分の顔から作成した3Dアバターを様々なシーンで利用することが可能です。

この機能自体はSamsungが「AR絵文字」、Huaweiが「Qmoji」として実装していますが、XiaomiのMimojiはAppleのアニ文字に非常によく似たデザインとなっており、いろいろ心配な気分になってきますが、Xiaomi自体は「Appleのアニ文字とXiaomiのMimojiでは機能ロジックが異なる」としているようです。

バッテリーはCC9、CC9eともに4,030mAhとなっていますが、急速充電の仕様が異なっておりCC9がQualcomm QuickCharge 4.0に対応しているのに対し、CC9eではQualcomm QuickCharge 3.0までの対応となります。

2.デザイン

Xiaomi CC9 デザイン
CC9シリーズのデザインに関してはフラッグシップモデルである「Mi 9」の製造プロセスを流用したとされている通り、同モデルに非常によく似たデザインです。

ティアドロップ型のノッチも同じデザインになっていて、パッと見ただけだとMi9とCC9のデザインの区別は分かりづらい印象です。

Xiaomi CC9e デザイン
廉価モデルであるCC9eも基本的には同じデザインですが、下部ベゼルはCC9やMi 9と比較すると太めです。また上部ベゼルもよく見るとCC9やMi 9よりやや太めになっているようです。

Xiaomi CC9e 背面デザイン
背面デザインはCC9、CC9eともに共通で、美しいグラデーション加工が施されています。

Xiaomi CC9シリーズ カラーリング
カラーは「ホワイト」「ブルー」「ブラック」の3色展開です。ホワイトは正式名称が「白色恋人」という名称で、パールホワイトを思わせる美しいカラーリングです。Xiaomi端末に関しては日本国内でなかなか実機を触れられる機会が少ないですが、これに関しては実機をこの目で確認したいというのが正直な感想です。

3.まとめ

Xiaomi CC9/CC9eは7月7日現在、中国の通販サイトgeekbuyingにてCC9が349.99ドル(39,057円)から、CC9eが262.99ドル(29,348円)から、という価格でプレオーダー中です。

CC9シリーズはXiaomiの新しいシリーズとなりますが、比較的購入しやすい価格帯のミッドレンジモデルでありながらmeitu社のチームが開発した強力なカメラとディスプレイ埋め込み指紋認証センサーを搭載した、非常に魅力的な端末に仕上がっていると思います。

現状グローバル版が販売されていないため、日本語ロケールが入っていない点やGoogle関連のアプリが標準では搭載されていないなど、初心者には手を出しづらい端末ではありますが、カスタムROMの導入になれたがジェット好きの人であれば現状の中国版モデルでも「遊べる一台」になっていると思います。

また今後グローバルモデルが登場すればGoogleアプリの導入などの手間もなくなるため、より多くの人に勧められる製品になる、といえそうです。

4.関連リンク

Xiaomi CC9 :Xiaomi
Xiaomi CC9e :Xiaomi
Xiaomi Mi CC9: geekbuying
Xiaomi CC 9e:geekbuying
※なお、Mi CC9の「筐体色ブラック、6GB/64GB」版はクーポンコード「3DMOBS63」で339.99ドル(37,941円)に、Mi 9 CC9eの「筐体色ブラック、6GB/64GB」版はクーポンコード「3DMOI0D7」で269.99ドル(30,019円)になります(一定数量の販売で終了します)。

スポンサーリンク