Xiaomiが3月29日にグローバル製品発表会を開催しました。多くの新製品が発表されましたが、Xiaomiの公式サイトで製品ページが出来ていないものも多いので、今回はすでに製品ページがある、薄型軽量なミッドハイスマホ「Mi 11 Lite / Mi 11 Lite 5G」をご紹介します。
1.スペック
スペック表
Mi 11 Lite / Mi 11 Lite 5G | |
OS | MIUI 12(Android 11ベース) |
CPU | Lite:Snapdragon 732G Lite 5G:Snapdragon 780G |
RAM | 6GB/8GB |
ストレージ | Lite:64GB/128GB Lite 5G:128GB |
ディスプレイ | 6.55インチAMOLED(2,400 x 1,080)90Hz |
LTEバンド | B1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/28/32/66 |
SIM | nanoSIM x 2 |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | Lite:イン16MP/アウト64MP+8MP+5MP Lite 5G:イン20MP/アウト64MP+8MP+5MP |
バッテリー | 4,250 mAh |
サイズ | 160.53 x 75.73 x 6.81 mm |
重量 | Lite:157 g/Lite 5G:159 g |
ポイント
●軽快な製品イメージ(製品名の「Lite」は中国では「青春版」と表記されています)
●5G版のCPUには最新型番「Snapdragon 780G」を搭載
●発色性能の高い有機ELディスプレイを搭載
●アウトカメラは64MP
●厚さ6.81 mm、重量157 g~と、薄型軽量
コメント
上に書いた「軽快」イコール「青春」というのを「年齢差別だ!」という人がいると思いますが、差別じゃありません。サムエル・ウルマンの「青春」でもググって読んでください。さて、Mi 11 Liteは「5G非対応モデル(以下、無印と書きます)」と「5G対応モデル(以下、5Gと書きます)」の2種類があります。CPUとインカメラの画素数が異なるくらいで、ほぼ同じ構成です。厳密に言うと5Gのほうが重量が2グラム重い、とかもありますけど。
CPUは無印のほうがSnapdragon 732G、5GはSnapdragon 780Gです。732GのほうはAntutuスコアが約28万点、780Gは5nmプロセスを採用した新鋭CPUで、Antutuスコアは40万点以上と噂されています(AntutuのVer.9では56万7千点と発表されていました)。まあ、732Gや765Gよりもずっと高性能なのは間違いないでしょう。
RAMとストレージの組み合わせは無印が「6GB/64GB、6GB/128GB、8GB/128GB」で、5Gが「6GB/128GB、8GB/128GB」です(なお、グローバル発表会では5Gに8GB/256GBというのも紹介されていましたが、製品ページでは確認ができませんでした)。容量的には十分なものと言えるでしょう。
ディスプレイは6.55インチの有機ELで解像度はFHD+、「DCI-P3 Color Gamut(DCI-P3の色域)」という説明がありましたので、発色性能は非常に高いと思います。また、リフレッシュレートも90 Hz、タッチサンプリングレートは240 Hzなので、ゲームプレイも楽しめそうです。FPSゲームではスコアアップも狙えるかもしれませんね。
インカメラは無印が16MP、5Gが20MPと画素数に差があります。アウトカメラは共通で、メインが64MPと高い画素数になっています。先日ご紹介したRedmi Note 10 ProやMi 11は108MPという超高画素数のカメラを搭載していますが、私のレベルだと64MPでも使いこなす自信がないレベル。撮影品質も非常に高いと思います。
2.筐体
まずはこれ。薄さ、軽さとも素晴らしいです。このサイズ感だけでMi 11 Liteが欲しくなりますね。あまりに薄いので、変な力がかかると折れてしまいそうで怖いですが…。
背面です。上の画像がMi 11 Lite(無印)、下がMi 11 Lite 5Gです。無印のほうは「Bubblegum Blue、Peach Pink、Boba Black」の3色、5Gは「Citrus Yellow、Mint Green、Truffle Black」の3色です。ブラックはともかくとして、他の色はとてもキレイだなあ、と思いました。「軽快さ」がありますよね。
前面にいい画像がありませんでした。すみません。前面は左上にパンチホールがあります。また、この画像を見るとイヤホンジャックはないですね。左側面に指紋センサーを兼ねた電源ボタンがあります。
画像だとよくわかりませんが、スピーカーは「デュアル」で、上面と下面(横持ち時の左側面と右側面)に配置されているようです。なので、動画視聴や(横持ちでプレイする)ゲームなどでは自然なステレオ感が楽しめると思います。
3.価格など
Xiaomi Mi 11 Lite/Mi 11 Lite 5Gは4月に発売され、価格はLite(無印)の6GB/64GB版が299ユーロ(約38,800円)、Lite 5Gの6GB/128GB版が369ユーロ(約47,800円)と発表されています。日本での発売についてはアナウンスがありませんでした。
この製品の先代と言えるMi 10 Liteはauのキャリアモデルとして販売されていますので、Mi 11 Lite/Lite 5Gに関しても日本発売の可能性はあると思います。コアゲーマーでなければ納得の高性能、そして薄くて軽い筐体と、非常に魅力的なミッドハイスマホと言えますね。
4.関連リンク
Mi 11 Lite:Xiaomi公式サイト(英語)
Mi 11 Lite 5G:Xiaomi公式サイト(英語)
コメント
大画面化やバッテリー高容量化に伴い重量が200g付近をウロウロする事が多くなってきてた昨今としては魅力的な軽さに仕上げてきましたね!
ひっそりと深度カメラが削られてますが、使用するシーンが限られるのでコストカットということでしょうね。
あとは前モデルと同じく日本でも販売してくれると嬉しいのですが。