中国メーカー「VOYO」の最新Androidタブレット「i8」を紹介します。でもVOYO i8といえばウインタブでは「なんちゃってSurface」の「i8 Plus」「i8 Max」をいつも話題にしていて、「あれ?」という感じがします。今回紹介する「i8」は既存のi8 Plusとかi8 Maxとは全く別の製品なので、記事タイトルの製品名を「i8(2018)」とさせていただきました(PlusとMaxも2018年に記事を書いているんですけどね)。あらかじめご了承ください。
1.スペック
OSはAndroid 8.0と、「まあ最新」、CPUはMediaTekのHelio x27です。Helio X27はSnapdragon 845などのハイエンドCPUよりも性能は劣りますが、2017年にたくさん発売された中華高性能Androidタブレットが搭載するHelio X20とかMT8176などよりもさらにワンランク上の性能です。
RAMは4GB、ストレージは64GBと十分な容量を確保し、ディスプレイは9.7インチでiPadと同じ4:3のアスペクト比になっています。解像度も2,048 × 1,536なので、iPad(iPad Proではありません)と同じですね.
また、この製品はLTEモデルで、SIMスロットを2つ備えていますが、SIMカードのサイズは不明で、Androidスマホによく見られる「SIM2はmicroSDと排他利用」なのかもわかっていません。
カメラはイン側とアウト側に装備されますが、画素数はあまり大きくないので、メモ代わりに使える、くらいに考えておいたほうがいいと思います。
また、サイズもかなり頑張っています。iPadと比較してみましょう。
VOYO i8:238 × 167 × 8.5 mm / 485 g
iPad:240 × 169.5 × 7.5 mm / 478 g
※iPadはセルラーモデル
これね、大健闘だと思いますよ。比較対象があのiPadですから。さすがに厚さではiPadに負けてしまっていますが、タテヨコサイズはiPadよりも小さく、重量もほぼ互角です。中華タブの水準も上がったよなあ、と思いますね。
2.筐体
製品画像があまり細かく公開されていませんが、とてもスタイリッシュに思われます。
ただし、こうやって見るとベゼル幅が特に細いというわけでもありません。iPadとは勝負できてもiPad Proみたいなわけにはいかないですね。
側面がはっきりわかる画像はありませんでした。この画像が比較的わかりやすいかと思います。縦持ち時の右側面に電源ボタンと音量ボタンがあるオーソドックスなレイアウトで、側面から背面にかけてラウンドしている形状は、やはりiPadによく似ています。また、筐体色については詳細が判明していませんが、この画像を見る限りブルー、シルバー、ブラック(ダークグレー)が設定されるようです。きっとイメージカラーはブルーなんでしょうね。
中華製品のスペック表はかなり精度が上がったと思っています(いやそれ当たり前だから…)。しかし、最近のウインタブの実機レビューでよくある問題として「ステレオスピーカーと書いてあるのに実際はモノラルだった」というのがあります。この製品は背面の下部にステレオスピーカーが配置されていて、明確に「ステレオ」と書いてありますが、ウインタブの流れ的にはいまいち不安です。また、中華タブのスピーカー品質は概してあまり良くない、というのもこれまでの実機レビューから感じていることなので、個人的には「スピーカーにはあまり期待しないほうがいい」と思います。
3.価格など
VOYO i8(2018)は11月19日現在、中国の通販サイト「Banggood」のみに製品ページがあり、「In Stock Alert(入荷お知らせ)」というステイタスになっていて、まだ販売はスタートしていません。参考価格は179.99ドル(20,790円)です。発売時にどう変わるのかは何とも言えませんが、もし179.99ドルのままなのであれば、かなりのお買い得価格であると思います。
個人的にはiPadタイプの4:3というアスペクト比はあまり好きではありません。ただ、これは人それぞれで、WindowsやAndroidのタブレットによく見られる16:9(1,920 × 1,200)よりも4:3のほうが好きという人もいるでしょうし、「別にどっちでもいい」という人もいるでしょう。
この製品は筐体もコンパクトで軽量ですし、デザインも美しく、CPU性能も高いので、アスペクト比にこだわらない、あるいはこのアスペクト比が好き、ということなら「買い」でいいと思います。
4.関連リンク
VOYO i8:Banggood
コメント
今時microUSBなの?
こんにちは、だが、それがいい…。なんて思いましたが、最近は手持ちのType-CとmicroUSBのスマホや周辺機器がほぼ同数になってきたので、面倒くさいですね。
スペックからみれば十分安いですね
画面比率に関しては、ジョブスやクック(などのApple勢)が言ってたことは割と正解かとおもいます
映画やホームビデオは16:9ですけど、そのときくらいしか恩恵はありませんし
そのときでも、いわゆるフルHDくらいの画質がないならこのクラスの解像度はいかせません
そうなると1080p以上の動画が必要となりますが、今度は動画が重すぎてCPUがネックとなりまともに動きません
720pの動画がなら1280×720なのでお手軽になりますが、今度はフルHDですらオーバースペックになります
要はどこでバランスを取るかが重要かとおもいます
「よくみたタブレットがこの安値で買える!」これだけで、この商品コンセプトも長所もすべて物語っていると思えますが
なおさん、私はAndroidのゲーム類がどうしても16:9が多いということもあり、個人的にはこのアスペクト比は好きではないです。でも、読者の方には評判いいみたいですね。
こんばんは。いつも楽しくサイト拝見させて頂いてます。
突然なのですが、所有しているCHUWI Hi9 Air の液晶を最近割ってしまったので購入検討しているのですが…
こちらのVOYO i8は通話対応しているのでしょうか?
また、よろしければ
・8インチ前後・X20 or X27・泥8・LTE対応 (できればRAM4GB)
でオススメのタブレットありましたら教えて頂けると幸いです。
こんにちは。実機をレビューしていないので、なんとも言えませんが、おそらく対応していると思います。8インチでHelioということだとALLDOCUBE X1が私の好みです。
4:3の9.7インチということで電子書籍ビューアとしてはかなり優れた製品になりそうです
ipadproクローンはまだ出そうにないですし、これで1年くらい様子見かな
あさん、こんにちは、返信が遅れすみません。Androidの競合品が少ないので、余計に魅力を感じますね。
総合的には満足ですが、意外と厚みを感じるのと、SIMカード部分の蓋がプラスティック感が強くてそこだけ安っちさがあいますね。
Kryu^2さん、こんにちは。ご購入されたんですね?この製品日本でもかなりよく売れているようです。ちょっと安っぽい部分があるのもまた中華らしくて楽しいのかな、と。
レスありがとうございます。
説明が足りず失礼いたしました。購入した上での感想です。
いかにも中華らしい楽しみができる製品なので、スペックの割にはもっさりしていますが動画鑑賞などに気に入って使っています。
少しですが自分で使ってみた情報などをTwitterに載せております。参考になれば。
https://twitter.com/search?q=%40kryu2%20%23voyo&src=typd