Ulefoneがタフネススマホ「Armor 28 Ultra」を発表しました。サーマルカメラ搭載モデル(Armor 28 Ultra Thermal Version)と非搭載のモデル(Armor 28 Ultra)があり、いずれもウインタブがこれまでに紹介してきた中国メーカーのタフネススマホの中では最高性能と言えるものになっています。 なお、Ulefoneの製品はウインタブでここ数年実機レビューをしておらず、また総務省の技適検索ページでも令和4年のものが最新になっていることから、技適マークがついていない可能性があります(申請者名の変更などの事情でウインタブがうまく検索できていない可能性もあります)。
1.スペック表
Ulefone Armor 28 Ultra | |
OS | Android 14 ※2025年第2四半期までに Android 15にアップデート予定 |
SoC | MediaTek Dimensity 9300+ |
RAM | 16GB(拡張機能により最大32GB) |
ストレージ | 1TB UFS4.0 |
ディスプレイ | 6.67インチAMOLED(2,460 × 1,080)120Hz |
バンド | 5G sub6:n1/2/3/5/7/8/20/25/28/ n38/40/41/66/71/77/78/79 FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18 B19/20/25/26/28a/28b/32/66/71 TDD-LTE:B34/38/39/40/41 |
SIM | nanoSIM × 2 |
ネットワーク | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
入出力 | USB Type-C、オーディオジャック microSD、IRブラスター |
カメラ | イン50MP/アウト50MP+50MP+64MP ※Thermal Versionはサーマルカメラもあり |
バッテリー | 10,600 mAh |
サイズ | 174.15 × 83.6 × 19.4 mm |
重量 | 450 g |
※この製品は技適マークがない可能性があります
2.コメント
OSはAndroid 14ですが、メーカー説明によれば2025年第2四半期までにAndroid 15にアップデートされるとのこと。SoCはDimensity 9300+で、Antutuスコアは約209万点(出所:Nanoreview、メーカー公称値は2,311,817点)とハイエンド・スペックです。RAMは16GBで拡張機能により最大32GBとして使え、ストレージも1TBと大容量です。
ディスプレイは6.67インチのFHD+解像度、有機ELパネルです。発色品質も高く、リフレッシュレートも120Hz、AOD(Always On Display、画面消灯時にも時刻などが表示される機能)にも対応します。
背面には1.04インチのサブディスプレイも搭載しています(ただし、時刻やカレンダー、各種通知など、限られた機能のみ使えます)。
カメラはイン50MP、アウト50MP+50MP(超広角)+ 64MP(ナイトビジョン)で、Thermal Versionのみサーマルカメラも搭載しています。そして、メインカメラのセンサーはなんと1インチ!(ソニーIMX989)。…これで(例によって)カメラアプリがゴミだったらブチ切れそうですね…。
Armor 28 Ultraは側面にカスタムキー(ユーザーが任意の操作を割り当てることができるボタン)を装備していますが、それとは別にカメラのシャッターボタンもついています。
バッテリーは10,600 mAhと、中華タフネススマホらしい大容量です。リバースチャージにも対応していますし、50Wのワイヤレス充電も可能。
これ、「その他機能」の説明画像ですが、なにげに重要なことが書かれています。まず、カードリーダーは「SIM×2 + microSDの3カードが利用可能」で、USB Type-Cポートは映像出力にも対応します(別画像で転送速度10Gbpsという説明があったので、Gen2規格ですね)。また、イヤホンジャックとIRブラスター(家電製品のリモコンとして使える機能です)もついています。
筐体の展開画像はありませんでしたが、これを見る限り質感は高そうです。また、画像の一番下を見ると、Ulefone独自の「uSmart」コネクターもありますね。uSmartコネクターには別売りのEndo Scope(直訳すると内視鏡。狭い場所で撮影できるカメラ)などを接続できます。
また、この筐体は(当然ですが)MIL規格(MIL-STD-810H)の堅牢性とIP68/IP69Kの防水・防塵性能を備えています。
3.価格など
Ulefone Armor 28 UltraはAliExpress内のUlefone Official Storeに製品ページがあり、3月17日から発売記念セールが予定されています。セール価格はまだわかっていませんが、従来の中華タフネススマホのように200ドルとか300ドルとかではないことは間違いないでしょう。日本円で10万円を切っていれば「まあリーズナブル」くらいに感じられます。
4.関連リンク


コメント