中国のスマホメーカー「Ulefone」が近日中にタフネススマホのニューモデル「Armor 15」のクラウドファンディングを開始します。7月24日現在、システムスペックの詳細が全て判明していないのですが、ひさびさに中華スマホらしい新規性のある製品なので、取り急ぎわかる範囲でご説明します。
で、どこに新規性があるのか、と言いますと…
ここです。なんとワイヤレスイヤホン内蔵!
1.Ulefone Armor 15 スペック
スペック表
Ulefone Armor 15 | |
OS | Android 12 |
CPU | MediaTek Helio G35 |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 5.45インチ(解像度不明) |
LTEバンド | デュアル4GデュアルVoLTE |
SIM | 不明 |
ネットワーク | 不明 |
入出力 | 不明 |
カメラ | イン16MP/アウト12MP+13MP |
バッテリー | 6,600 mAh |
サイズ | 不明 |
重量 | 不明 |
コメント
いまのところ詳細なスペック表が開示されていませんので「不明」としている箇所が多く、すみません。
これがスペック表の元資料です。OSはAndroid 12でCPUはHelio G35ですね。Helio G35のAntutuスコアは12万点程度なので、性能としては「エントリークラス」と言っていいでしょう。しかし、RAMは6GB、ストレージは128GBとCPU性能の割に余裕があります。
ディスプレイは最近のAndroidスマホとしてはサイズが小さく5.45インチです。解像度は不明ですが、Ulefoneのタフネススマホは解像度がHD+(1,440 × 720など)になっていることが多いので、この製品についてもHD+である可能性が高いと思います。
通信バンドは未公開ですが「グローバル周波数帯域とデュアル4GデュアルVoLTE」という説明がありました。なお、Helio G35は5G非対応のCPUです。あと、入出力ポート構成も公開されていなかったものの、おそらくUSB Type-Cポートが採用されており、イヤホンジャックは…、ないでしょうねw
カメラはイン側16MP、アウト側12MP(メイン)+13MP(広角)という仕様です。特にインカメラはこのクラスの製品としては画素数が高めですね。
2.Ulefone Armor 15 筐体
正面からの鮮明な画像が入手できませんでしたが、トップ画像を見ていただくとノッチがない、ちょっとクラシカルなディスプレイ形状になっているようです。
右側面(上の画像)には音量ボタンと指紋センサー一体式の電源ボタン、そしてカメラのシャッターボタンがあります。また、左側面(下の画像)には赤いカスタマイズキー(ユーザーが任意の操作を割り当てることのできるボタン)とSIMスロット。このスロットをよく見ると「TF/SIM CARD」と書かれていますので、おそらく「SIM + SIM or microSD」という仕様になっているものと思われます。
本体上部に内蔵されている完全ワイヤレスイヤホンですが、Bluetooth 5接続で、一般的なイヤホンと同様にタッチ操作が可能のようです。音質はどうなんでしょう…。
背面です。筐体色が3色用意され、単にゴツいだけでなく、ちょっと華やかな印象も受けます。もちろんIP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格(MIL-STD-810G)の堅牢性があります。
3.Ulefone Armor 15 価格など
Ulefone Armor 15は近日中にKICKSTARTERでクラウドファンディングが開始される予定で、開始日と価格はまだ明らかになっていません。メーカー公式サイトでメルマガを登録するといち早くクラウドファンディングの開始日を教えてもらえます。
エントリークラス(の上のほう)のタフネススマホにイヤホンを内蔵するという、新規性の高い製品です。価格が判明しないと何とも言えないものの、通勤・通学時、そしてタフネススマホらしくレジャーの際に音楽を鑑賞するには便利な製品でしょうね。たぶんに実験的な位置づけでもあると思うので実現するのは難しいかもしれませんが、いっそメインスマホとしても使えるくらいのCPUやディスプレイ構成になっていれば一段と魅力的だったかもしれません。
4.関連リンク
Ulefone Armor 15 キャンペーンページ:Ulefone