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Teclast タブレットの特徴とおすすめ機種。Amazonにメーカー公式で出品しています

Teclast T50HD

Teclast T50HD

Amazonでよく見かける「Teclast」のタブレット。ウインタブではこれまでに数多くのTeclast製品をレビューしてきました。最初にレビューしたのは2015年の10月に「Teclast X98 Pro」で、当時中国メーカーの間で流行していた「WindowsとAndroidのデュアルブート」というトンデモな製品でした。この頃のTeclastはどちらかと言うとWindows製品のほうに力を入れていて、販路は(今や懐かしい)GEARBESTや、現在も健在のBanggood、そしておなじみのAliExpressがメインで「海外通販で買うもの」でした。

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初レビューから8年近くが経過したいま、Teclastは「Androidタブレットがメインのメーカー」になり、「日本のAmazonなどで買うメーカー」になりました(日本のAmazonにメーカー公式で出品しています。また製品によってはAliExpressよりも先に日本のAmazonで発売することもあります)。日本顧客向けの対応もしっかりしてきており、製品に技適マークがついているのはもちろん、Amazonで販売される製品については12カ月のメーカー保証もつきます。なので、「品質の良し悪し」というのはともかくとして、顧客が不当な理由で泣き寝入りする(例:初期不良品なのに返品・交換ができないなど)ようなことはありません。

この記事ではウインタブの「Teclastとのめっちゃ長い付き合い」に基づき、直近のTeclastのAndroid製品の特徴とおすすめ製品を少しだけご紹介したいと思います。

TeclastのAmazonストアはこちらです
Teclastのストア:Amazon

1.Teclast製品の特徴

Android 14搭載、わかりやすいユーザーインターフェース

Teclast P30T

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Teclastはタブレット製品のOSを大手メーカーを含む競合他社に先駆けてAndroid 14にしています。これ、異常に早かったですね。早期にAndroid 14を搭載できた理由ですが、ウインタブは「OSにメーカー独自のカスタマイズ項目が少ないため」だと思っています。つまり、「素のAndroid(AOSP版・Googleが開発し、オープンソースとして公開したバージョン)」に近く、カスタマイズに時間を費やしていない、ということですね。

Androidのスマホやタブレットで、メーカーがユーザーのためを思って高度にカスタマイズをして裏目に出る(逆にユーザーが混乱する)こともありますので、余計なカスタマイズをしていない、無駄なプリインストールアプリがない、「素のAndroid」を歓迎する人も多いです。Teclast製品を手に取ってみると、確かにシンプルでわかりやすいユーザーインターフェースになっています。Teclastが独自に追加した機能は日本語化されていなかったりしますけど、それらの項目はそんなに多くはなく、使用感を損なうようなものでもありません。

Widevine L1のものが多い

言うまでもなくスマホよりもタブレットのほうが画面サイズが大きいです。動画視聴用としてタブレットの購入を検討される方も多いでしょう。タブレットで動画視聴をする上で押さえておきたいポイントがあります。「Widevine」です。詳しくはこちらの記事を見ていただくとして、要するにWidevineというのがありまして、レベル1(L1)からレベル3(L3)にわかれています。タブレット製品の場合はほとんどが「L1かL3」です。

問題なのは「WidevineがL3だとAmazonプライムビデオやNetflix、Huluなどの動画サブスクリプションサービスでHD(720p)以上の画質では視聴ができない」ということです(YouTubeはL3でもHD以上の画質で視聴ができます)。中国メーカーのタブレット製品では「L1のものとL3のものが混在している」のが現状で、ここ1年くらいの間にL1のものがかなり多くなりましたが、現在でもL3の製品が普通に販売されています。また、ウインタブが知る限り「Netflixは他の動画サブスクよりも厳しい」です。他の動画サブスクでWidevine L1という扱いになっていても、NetflixのみL3になってしまう製品が少なくありません。

Teclast製品の場合、現行モデルはほぼ全機種でWidevine L1です。また、Netflixに関してはL1になるものとL3になるものが混在していますので、特にNetflixユーザーの方はメーカーの製品ページやウインタブのレビュー記事をよく確認するようにして下さい。どうしてもわからない場合はAmazonのストアフロントからTeclastのサポートに質問するようにして下さい(製品ページの「カートに入れる」の下にある店舗名のリンクをクリックし、遷移した画面の右上にある「質問する」のところを押すと質問できます)。

モデル数が非常に多い

Teclast Amazon製品ページ

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Androidタブレットの取り扱いモデル数は「めちゃめちゃ多い」です。中国メーカーだけでなく、国内メーカーを含めても最も多くのAndroidタブレットを販売しているのがTeclastだと思います。たくさんの候補機種から好きなものを選べる、というのは顧客にとってメリットではありますが、一方で「ここまで多いと逆に混乱する」というのもありますよね。

Teclastのタブレットは「3つのシリーズ」にわかれています。この3つのシリーズの特徴をある程度理解した上で製品を選ばれると多少はわかりやすいかと思います。

Tシリーズ
最上位のシリーズ。Teclast製品の中ではシステムスペックが高く、筐体の仕上げにも凝っています。Tシリーズの箱(化粧箱)には「匠心」と印字されており、かつては「マスター・クラス」と称していました。性能だけでなく、筐体の質感にもこだわりたい人に向くシリーズです。製品価格は2万円から3万円台のものが多いです。

Mシリーズ
中位のシリーズ。スペック、筐体品質とも「ちょうどいい」シリーズで、ゲーム主目的でなければほとんどの用途でサクサク動作してくれます。価格も1万円台後半のものが多く、コスパと品質の両立ができているシリーズです。

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Pシリーズ
エントリーモデルのシリーズ。1万円前後から購入できる安価な製品が多く、SoCの性能やディスプレイ解像度などのシステムスペックはTシリーズやMシリーズよりも低いですが、動画視聴メインであるとか、お子さん用ということであれば問題なく使えます。

2.おすすめ製品3選

T65Max

Teclast T65Max トップ

基本スペック
OS:Android 14
SoC:MediaTek Helio G99
RAM:8GB(拡張機能により最大20GB)
ストレージ:256GB
ディスプレイ:12.95インチ(1,920 × 1,200)
カメラ:イン8MP/アウト13MP+0.1MP
バッテリー:10,000 mAh
サイズ:305 × 199 × 7.8 mm / 710 g
※LTEモデルです

5月27日現在、これが「Teclastの最上位タブレット」です。SoCにHelio G99(Antutuスコア約40万点)を搭載しており、原神などの重量級(システム負荷が大きい、という意味です)3Dゲームは厳しいですが、それ以外であればゲームも含め、ほとんどの用途で快適に動作します。

また、13インチ(正確には12.95インチ)というのはタブレット製品としては大型で、Netflixも含めWidevine L1なので、高画質での動画視聴もこなせます。というか、この製品の最大のメリットは「大きな画面で高画質動画を楽しむ」ことなんじゃないか、と。また「TeclastのTシリーズ」なので、筐体の質感も高いです。実売価格は35,000円前後。ご予算が許すようならおすすめしたいTeclast最上位モデルです。

Amazon製品ページ:
TECLAST T65 Max

ウインタブの実機レビュー:
Teclast T65Max レビュー - Teclast最大で最上位の13インチAndroidタブレット!質感が高く、もちろんWidevineもL1で動画サブスクで高画質視聴が可能

T50HD

Teclast T50HD

基本スペック
OS:Android 14
SoC:UNISOC T606
RAM:6GB(拡張機能により最大14GB)
ストレージ:256GB
ディスプレイ:10.95インチIPS(1,920 × 1,200)
カメラ:イン8MP/アウト13MP
バッテリー:8,000 mAh
サイズ:257.1 × 169.2 × 7.9 mm
重量:500 g
※LTEモデルです

この製品もTeclast上位モデルの「Tシリーズ」ですが、価格が2万円弱と中国タブレットのボリュームゾーン、という感じで、上でご紹介したT65Maxよりもかなり安いです。システムスペックの方も標準的と言え、SoCはUNISOC T606(Antutuスコア約28万点)と、ゲーム向きではないものの一通りの操作をサクサクこなせるくらいの性能です。

ディスプレイは11インチ(正確には10.95インチ)と、Androidタブレットとしては若干大きめくらいのサイズで、WidevineはNetflixも含めL1なので、動画サブスクリプションサービスでHD以上の画質で視聴が可能です。

他社の同等スペック・同等価格帯の製品と比較して、特にスペックがいい、というわけではありませんが、筐体の品質が高く、デザインもいいので、「外観も気になる」という人にはおすすめしたい製品です。

Amazon製品ページ:
TECLAST T50HD

ウインタブの実機レビュー:
Teclast T50HD レビュー - 上位モデルながら2万円を切る価格で購入できるAndroid 14搭載のタブレット

P85T

Teclast P85T

基本スペック
OS:Android 14
SoC:Allwinner A523
RAM:4GB(拡張機能により最大8GB)
ストレージ:64GB
ディスプレイ:8インチ(1,280 × 800)
カメラ:イン0.3MP/アウト2MP
バッテリー:5,000 mAh
サイズ:201.7 × 122.4 × 9.1 mm / 340g
※Wi-Fiモデルです

こちらはTeclastの「最エントリー」な8インチタブレットで、実売価格は1万円弱と「まともなタブレットとは思えない」くらいに安いです。しかし、この製品は「まとも」です。SoCのAllwinner A523の性能は高いとは言えず、普段使いでも多少もっさりする感じですが(私はそれほどもっさりとは感じないですけど)、一昔前の「激安中華タブレット」のように、スクロールがカクカクするとか、突然フリーズするとか、そういった類の使用感ではありません。というか、レスポンスがワンテンポ遅れることがある、というのに目をつぶれば普通に使えます。

8インチというディスプレイサイズはたしかに小さいんですけど、そのぶん筐体も小さく、片手で握れるくらいのサイズ感なので、個人的にはむしろ使いやすいと感じています。また、WidevineもL1(ただし、NetflixではL3と判定され、HD画質視聴ができません)です。

動画視聴用とかお子さんの学習用とか、割り切った用途で使うなら「なにせこの価格」なので、買いでいいと思います。

Amazon製品ページ:
TECLAST P85T

ウインタブの製品紹介記事:
Teclast P85T - Teclastの8インチエントリータブがAndroid 14に!WidevineもL1、Amazonで10,900円で買えます!

3.関連リンク

Teclastのストア:Amazon

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