昨年の10月にTeclastから「11インチのAndroidタブレット」、T50が発売されるとの情報があり、紹介記事を掲載したのですが、それからはや8カ月、なかなか販売がスタートせず、どうしたものかと思っていました(個人的にこの製品に興味があったので、Teclastの公式サイトやAliExpress、Banggoodなどをちょくちょくチェックしていました)が、ようやく発売されました。AliExpressでもBanggoodでもなく、日本のAmazonで、です。しかも、いきなりのセールも開始されます。
T50についての詳細は下記の紹介記事をご覧ください。ここでは主にスペックと価格についてご説明します。
Teclast T50 - 11インチサイズの、ちょっと大きめなAndroidタブレット、カメラ性能が大きく向上しています
Amazon製品ページはこちらです
Teclast T50:Amazon
※製品ページに6,000円OFFクーポンがあり(7月5日まで)、さらにクーポンコード「T502000OFF」で2,000円OFFになり(7月7日まで)、合計で8,000円の割引が受けられます。
また、同時にTeclastでは定番とも言えるAndroidタブレット2機種がセールになりますので、あわせてご紹介します。
1.Teclast T50 概要
スペック表
Teclast T50 | |
OS | Android 11 |
CPU | UNISOC T618 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 11インチ(2,000 × 1,200) |
LTEバンド | B1/2/3/5/7/8/20/34/38/39/40/41 |
SIM | Nano SIM×2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、 Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン8MP/アウト20MP |
バッテリー | 7,500mAh |
サイズ | 260 × 165 × 7.5 mm |
重量 | 510 g |
コメント
OSはAndroid 11、CPUはUNISOC T618、RAM/ストレージは8GB/128GBという、最近の中華タブレットとしては主流とも言えるスペックです。UNISOC T618はAntutu Ver.9のスコアが24.6万点をマークしますので、どんなゲームもサクサク、とまでは行きませんが、普段使いでもたつくような性能ではありません。
注目したいのはやはりディスプレイですね。11インチと「少しだけ」大きめのサイズになっています。解像度も2,000 × 1,200と高く、Webブラウジングや動画視聴でキレイな画像・映像が楽しめると思います。ただし、WidevineはL3と思われますので、NetflixやAmazonプライムビデオなどの動画サブスクリプションサービスではHD画質の視聴はできません(YouTubeは高画質視聴ができます)。
ディスプレイサイズが大きくなったことによる筐体サイズへの影響ですが、同じTeclastのT40 Pro(10.4インチ)と比較してみましょう。
T50:260 × 165 × 7.5 mm / 510 g
T40 Pro:248 × 157 × 9.2 mm / 480 g
タテ・ヨコサイズはさすがに大きくなっていますが、厚さは7.5 mmとかなりの薄型になっています。また、重量の増加も30 gと小さめですね。
それとこの画像。実はこの画像にはとても重要な情報が含まれています。筐体サイズとディスプレイサイズが明らかになっているので、Teclastの「疑惑のベゼル幅」が解明できてしまう、ということです(ただし、正確なベゼル幅ではなく、側面の膨らみ・丸みも含めた幅です)。
筐体の横幅が260 mm、ディスプレイの横幅が237.5 mmなので、左右のベゼル幅(側面の膨らみ部分も含む)は(260-237.5)÷2=11.25 mm、上下のベゼル幅は(165-142.5)÷2=11.25 mmとなります。で、この11.25 mmというのをどう評価するかですが、「太いほうではないが、他社の上位モデルと比較して特に細いとはいえない」くらいです。ALLDOCUBEのiPlay 40シリーズは中華Androidタブレットとしてはデザインが美しく、ベゼル幅も細いですが、これで10 mm程度(これも側面の膨らみ部分を含みます)です。なので、「やっぱり画像は盛っている(画像加工されている)」と思いますが、割と細めのベゼルであるとは言えるでしょう。
カメラも数値としてはかなり高いものになっています。イン側が8MP、アウト側が20MPというのは中華のタブレット製品としては非常に高精細です。ただ、写真撮影をメインの用途にタブレットを購入する人は多くないと思いますけどね。
スピーーカーも4つあります。ウインタブではTeclastの4スピーカー搭載タブレットをレビューしたことがありますが、「タブレットとして悪くはないが、じっくり音楽鑑賞したくなるほどの水準ではない」と評価しています。なので、この製品のスピーカー品質についても過度の期待は禁物ですが、動画などの臨場感をある程度高めてはくれそうですね。
2.Teclast T50 価格など
Teclast T50はAmazonで販売中で、価格は税込み35,900円ですが、製品ページに7月5日まで有効の6,000円OFFクーポンがあり、さらに7日まで有効のクーポンコード「T502000OFF」で2,000円OFFになりますので、実質27,900円で購入ができます。Amazonなので翌日配送、送料も無料です。
現在円安が進んでいるので、27,900円というのは「ざっくり200ドル」くらいです。この価格であれば中国通販の10.4インチタブレットよりも若干(20ドルくらい)高い程度ですし、購入先が日本のAmazonであるという安心感もありますので、かなりお買い得だと思います。
Amazon製品ページ:
Teclast T50:Amazon
3.その他のセール品
Teclastからはもう2製品セール情報を頂いていますので、下記にご紹介します。
Teclast T40 Pro
セール価格:税込み26,499円
※製品ページにある割引クーポンを使用した価格
※セール期間:7月4日(月)-7月10日(日)
Amazon製品ページ:
Teclast T40 Pro:Amazon
ウインタブ関連記事:
Teclast T40 Proの実機レビュー - 10.4インチ、Teclast上位のAndroidタブレット、期待を裏切らない性能でカメラも「使える画質」です
Teclast M40 Pro
セール価格:税込み20,800円
※製品ページにある割引クーポンおよびクーポンコード「2M40PRO1000」を使用した価格
※セール期間:7月1日(金)-7月3日(日)
Amazon製品ページ:
Teclast M40Pro:Amazon
ウインタブ関連記事:
Teclast M40 Proの実機レビュー - CPUはUNISOC T618、そして4スピーカー!人気スペックのAndroidタブレット
コメント
ともにCPUにUNISOC T618を搭載する、低価格帯のAndroidタブレットとしては高性能な製品です。T40 Proはディスプレイサイズが10.4インチとやや大きく、高級感のある筐体に仕上がっています。一方でM40 Proはディスプレイサイズが10.1インチと「よくあるサイズ」で、T40 Proよりもやや重くなっています。
性能面では両者ほぼ互角(厳密にはRAM容量がT40 Proは8GB、M40 Proは6GBという差があります)、サイズ感(重量)とか筐体の質感ではT40 Proがワンランク上、という感じですね。どちらのセール価格も「日本のAmazonで買える」ものとしてはリーズナブルだと思います。