こんにちは。ひつじです。以前にnatsukiさんが実機レビューをされていたTeclast M20ですが、2019年になって、液晶パネルの変更とストレージの大容量化を行なっています。いわゆるマイナーチェンジと言えるレベルの内容ではありますが、128GBの容量+microSD+SIM2枚差し可能、というスペックはレアだと思います。
後述しますが価格的にも大変優位な時期ですのでこの製品に改めて注目をしてみたいと思います。
…といっても2018年当時の実機はnatsukiさんがレビューされています。基本的には同じ筐体だと思われますので、詳細はnatsukiさんの実機レビューをご覧いただくのがいいと思います。
Teclast M20 レビュー - リーズナブルな価格で十分な性能のタブレット(実機レビュー:natsuki)
1.スペック
M20のマイナーチェンジ前後でどこが変化しているのか、カタログスペックをもとに比較をしてみました。
こうして見ると、ディスプレイの解像度低下、ストレージの大容量化がメインだとは思われますが、地味に通信バンド帯の表記が変わっています。なお、Banggoodに掲載されているスペック表を見ると、筐体が薄型・軽量化しているかのような数値になっていましたが、製品画像を見る限り、どう考えても同一筐体に見えますし、そもそも2018年モデルの数値からしておかしなものになっていましたので、この記事ではnatsukiさんの実機レビュー記事を参照し、2018年モデルのカタログ値と同じサイズを記載しています。
また、Banggood以外のサイトだとCPUがHelio X27であると表記されていたり、バッテリーが6350mAhとされていたりと多少混乱のあるような様子は見受けられます。それらの点も含めて基本的にストレージと液晶以外の要素は「続投」と考えておいた方が良いでしょう。
一方で、「仮に」ですが通信バンド帯の変更がもし実施されているならば、ソフトバンク系回線に強いタブレット、ということになるでしょう。
気になるのはスペックダウンしたディスプレイですが、それでもWUXGA(FHDより縦に大きい)のSHARP製IPSパネルを採用しています。動画等を見る際には大変扱いやすいスペックであるため、不満を感じる人はかなり少ないはず。
更に解像度が低くなると、処理速度や電池の消費量に好影響があるため相応のメリットもあります。実質的な使い勝手で言えばむしろよい判断と言えるかもしれませんね。
なお、natsukiさんのレビューではMiraVisionを使用した際の不具合が発生した、ということでしたが、液晶パネルの変更でその点が改善しているかどうかは当面情報を待った方が良いかもしれません。この点はお気を付けください。
搭載しているCPUのHelio X23はAntutuで93000点程度は叩き出せる性能を持ちます。現行のミドルエンドCPUくらい、というところでしょうか。軽いゲームであれば十分対応できます。また、RAMも4GBであれば特に使用上不自由することはないでしょう。
natsukiさんのレビューでも同様の認識でしたが、microSIMが2枚入ることや、ストレージの大きさという特徴を除いても総じて優等生なスペック、と言えます。ネガティブ面としてスピーカーがモノラルである、という点はあるものの、大きな不満は出辛い、非常にこなれたタブレットです。
更に今回ストレージが大きくなったことでmicroSDを追加購入する必要性も低下したと言えます。そういうことを考えるとなんだか他のタブレットよりもいろいろと優位性があると感じませんか?
2.筐体
Banggoodのスペック表上は薄型軽量化したことになっていますが、実際の画像では2018年モデルから変更がないように見えます。
見ての通り、非常にプレーンなデザインです。エッジのダイヤモンドカットが綺麗ですが、それを除けば特にベゼルが細い、ということもないですし、かといって樹脂感満載の質感、ということもありません。大きさや厚みも期待通り、と言えばいいでしょうか。良くも悪くも普通です。
強いてメリットを挙げるならば、個人的には端末の下側に何も端子等がないのが良いですね。充電中も立てかけたりしやすいですからごろ寝タブレットとして使いやすいだろうな、と感じます。一方、メーカーロゴの存在が気にかかる人もいるかとは思いますが、気になる点と言えばそれ位で、後は万人受けするんじゃないでしょうか。
3.価格など
7月9日現在、Banggoodにて169.99ドル(18,645円)にて販売中ですが、現在開催中のSUMMER PRIME SALEにあわせ、7月9日午後5時から139.99ドル(15,354円)となります。
国内の大手メーカーのタブレットだと15,000円前後であれば、解像度1,280×800位のディスプレイ、2GBのRAM、ストレージが16GBか32GB、CPUはエントリーレベル…しかもLTE対応なんてレア中のレア、というのが実情だと思います。
しかもこの価格でストレージ量128GB。この容量ならmicroSDが不要だという人も多いと思います。また、microSDカードによるストレージ拡張よりも内蔵ストレージが大きいほうがアプリのインストールなどの面で数段快適だとも言えます。
なんにせよこの価格でこのスペックが手に入る機会はあまり多くありません。興味がある方は買ってみても後悔はないと思います。
4.関連リンク
Teclast M20 128GB:Banggood
コメント
ども(^。^)y-゚゚゚
アマゾンでポチったので書き込みます。
CPU-Zでデバイスを確認したらX27になってます。
後DOCOMO系SiMは認識はしますが、再起動すると認識しません!
それと他の方が言ってたのですが、micro-usb端子がガバガバで安定して充電が
しづらく使い物になりません!私の購入した物も同じでした。
追記
MiraVisionは普通に仕えてます。
継続使用中のNatsukiです。
MiraVisionが直ったようなのは何よりですね。知ってればいじらなければいいだけなんですが、知らずに触って初期化は悲しいので。
別の記事でもご報告しましたが、このタブレットは、我が家では録画テレビ試聴用に最も活躍しています。これは、テレビ側の機能とアプリによるものですけども、非常に有用! こういう使い方をするとき、もちろん問題になるのがストレージなので、128GBは大歓迎ですね。たぶん、そうでもしないと容量を持て余すと思うので(笑)、録画したものをAndroidに飛ばす機能がついていないか、お使いのテレビを要チェックですよ!
良ければ教えて下さい。
シリアル番号は「0123456789ABCDEF」では無いですか?
意図がよく分かりませんが、アルファベットと数字が絡み合ったもので、当然、規則性のある並び順でもありません。
返信ありがとうございました。
保有しているM89だとシリアル番号が「0123456789ABCDEF」となっており、特定アプリで一部機能が使えていないものがあるのですが、これに起因するものと思われまして。
買い換え候補の参考にさせて頂こうと思って質問させて頂きました。
それからM20の音声出力はステレオではないようです。
T20と比較しても全然左右から音が、出ていません。モノラルの可能性が高いです。
使用中の前バージョンは、レビュー記事にも書きましたが間違いなくモノラルです。中華タブレットはモノラルの機種も多く、また、これは製造側の責任ではないですが、通販サイトもちょいちょいスペックの誤表記をするので、実機レビューのチェックは重要ですね。
CPU-Zで、thermalタブやsensorsタブには、何か表示されますか?
温度も、照度も、GPSの座標も表示されないようなんですが。
表示されないですね……
sensorsタブは、傾きは表示されますけど。
ただ、Googleマップ使えば、ちゃんと現在位置の表示はされるので、CPU-Zが対応していないというだけだと思います。
GPSは、他のアプリでも衛星を補足していないので、ドライバが動作していないのでしょう。GoogleマップはGPSがなくても他から位置情報を得ますから、動作の証明にはなりません。実際、スマホのGoogleマップとは、位置が違って表示されます。
thermalが表示されないのは、firmwareが正しく動作していないと思われ、thermal throttlingが行われておらず、コアのマネジメントがまともにできていない感じがします。
メモリが半分以上空いているのに反応が鈍くなり、アイドル状態でバッテリが毎時10%以上消費されるのは、欠陥品としか言えないでしょう。充電速度よりも、アイドル時の消費速度が大きいので、電源を切らないと充電もできない。
アップデートが1年以上放置されているのに、マイナーチェンジするとか、売りっ放しの姿勢がプンプンします。