Blackviewが展開するブランド「Tabwee」のニューモデル「T90」の製品紹介記事です。「スペックはそこそこ、コスパは抜群」というのがウインタブの第一印象で、低価格ながらキーボードやマウス、ケースなどがセットになっているのが大きな魅力です。
1. スペック表
項目 | 仕様 |
---|---|
OS | Android 15 |
SoC | UNISOC T615 |
RAM | 8GB(拡張機能により最大24GB) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 11インチIPS(1,920 × 1,200)60Hz |
バンド | 5G/LTE非対応 |
無線通信 | Wi-Fi 5、Bluetooth5.0 |
ポート類 | USB Type-C 、microSDカードリーダー 3.5 mmオーディオジャック |
カメラ | 前面:5MP/背面:13MP |
バッテリー | 8,000 mAh |
サイズ | 257.3×168.8×8.3 mm |
重量 | 505 g |
2. SoC・RAM・ストレージ
OSはAndroid 15で、メーカーのプロモーション動画に「Stock Android」という文言が見えましたので、Blackviewの独自UI、DokeOS_Pは搭載されていないものと思われます。
SoCのUNISOC T615は、中国タブのエントリーモデルに搭載例の多いT606の機能改善版と言え、製造プロセスの微細化などにより、より安定した動作や省電力性能が期待できます(ただし、Antutuスコアは25万点前後で、T606とあまり変わりません)。
RAMは8GB(拡張機能により最大24GB)、ストレージは128GBです。ゲームを大量にインストールするような使い方でなければ十分な容量かと思います。また、ストレージについてはmicroSDカードによる拡張が可能です。
3. ディスプレイ・カメラ
この価格帯の中国タブの場合、ディスプレイ解像度が1,280×800なのか、1,920×1,200なのか、という点が「大きな分かれ道」ですw Tabwee T90は後者なので「文句なし」です。WidevineもL1なので動画サブスクリプションサービスでHD以上の画質での視聴ができます。ただし、リフレッシュレートは60Hzと「並」クラスです。
カメラは前面5MP、背面13MPと、決して高画素数とは言えません。ただ、ウインタブの経験上、11インチタブレットのカメラで写真や動画を撮影する機会は非常に少なく、「Webコミュニケーション用(インカメラ)、ドキュメント撮影用(アウトカメラ)」くらいにしか使わないので、カメラ仕様についてはあまり気にしなくていいだろうと思います。
4. 付属品
Tabwee T90は付属品が非常に豊富です。ケース(タブレット製品では必須の周辺機器だと思っています)や保護フィルムに加え、キーボードとマウス、タッチペンが付属します。
実際のところ、Androidタブレットにキーボードやマウスは必需品とまでは言えませんが、「ついていれば試したくなる」のは間違いないです。リモートワーク時のサブ機として使う場合、キーボードが接続されていれば素早くメール送信ができたり、Googleドキュメントを共有している場合などはサッと編集ができたりといったこともできますね。
5. 価格など
Tabwee T90はAmazonで販売中で、7月5日現在の価格は16,191円です。冒頭にも書きましたが、T90本体は「そこそこ使えるスペック(SoC性能)で1,920×1,200ディスプレイ搭載、WidevineもL1」ですし、これにキーボードやマウスを始めとする豊富な付属品がついてくることを考慮すれば「非常に安い」と思います。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
▶ サイト紹介・ウインタブについて
コメント