中国の大手メーカー「OPPO」のサブブランド「Realme」から、ハイエンドなスマホが発売されました。日本でもすっかりおなじみのHUAWEIに加え、最近はOPPOやXiaomi、TCLなどの中国メーカーが続々と日本進出を果たしていますが、Realmeの製品に関してはまだ日本で発売されていません。今回紹介する「X50 Pro 5G」に関しても日本での発売があるのか不明ですが、中国の通販サイトで購入が可能となる見込みです。大手メーカー製品としてはかなりお買い得な価格になっています。
1.スペック
X50という製品には「無印」と「Pro」がありますが、CPUだけでなくディスプレイサイズからして違いますので、この記事ではPro 5Gに絞ってご紹介します。
CPUは最新ハイエンドのSnapdragon 865です。現状Androidスマホではこれ以上の性能が望めないという、最高性能のCPUとなります。RAMとストレージは「6GB/128GB」「8GB/128GB」「12GB/256GB」となっていて(4月15日現在のBanggoodの製品ページにあったもの)、個人的には最小構成の6GB/128GBでも十分なのでは?と感じます。
ディスプレイは6.44インチの有機ELで、解像度はFHD+(2,400 × 1,080)です。また
リフレッシュレートは90 Hz、HDR+に対応、さらに1000nit以上の明るさを実現していて、めちゃめちゃ高品質と言えます。
通信バンドですが、特に5Gに関してちょっと注意が必要です。日本で採用されている5Gのバンドはミリ波を別にすればn77/n78/n79ですが、この製品に限らず中国スマホの場合n78のみに対応というのが多いんです。
この画像はWikipediaから引用しています。5Gのバンド体系については大手情報サイトから個人ブログまで、様々な記事を見ることができますが、微妙に説明が食い違っているような気もします。私としてはこの画像が最もわかりやすいと感じました。この画像を見ての私の理解は「5Gについて、n79とミリ波(n257)を別とすれば、n77に対応しているスマホは日本の通信キャリア全てで使えるが、n78のみに対応しているスマホはドコモかauでしか使えない」というものです。すみません、間違えているようでしたらコメント欄でご指摘下さい。
Banggoodには「IN(インド)バージョン」と「EUバージョン」の2種類があり、INバージョンはn78のみ対応、EUバージョンはn77/n78の両方に対応するという記載がありましたので、どちらのバージョンも日本語対応していることですし、EUバージョンのほうを購入するほうが安心かと思います。
カメラは「レンズが全部で6つ」です。
こちらがインカメラ。このように32MPを含むデュアルレンズです。
で、こちらがアウトカメラ。64MPを筆頭に4つのレンズがあります。画素数が多ければいい、とかレンズの数が多ければいい、と簡単に決めつけられるものではありませんが、OPPOが手掛けている製品で、しかもハイエンド機なので、画質のほうはかなり期待できるのではないかと思います。
バッテリーは4,200 mAhと大きく、65W充電に対応していますので、充電時間はかなり短くなっています。
2.筐体
前面は一応パンチホール型でいいのかな…、でもデュアルレンズなのでカメラがちょっと目立ちます。背面は4つのレンズが存在感ありますね。筐体素材はBanggoodの製品ページで「前面・背面ともゴリラガラス5でアルミフレーム」という説明がありました。
側面です。右側面に電源ボタン、左側面に音量ボタンがありますね。また、製品ページにはっきりとした説明はなかったのですが、有機ELディスプレイなので指紋認証はディスプレイ埋め込み方式、また顔認証にも対応するものと思います。
スピーカーはステレオ。DOLBYアトモス、ハイレゾ対応です。このあたりもハイエンドスマホらしいと感じます。
この製品、筐体色が「渋い」んですよね。この画像が「Moss Green」で上のほうで紹介したオレンジっぽいのが「Rust Red」と言います。派手さを抑え、ちょっとくすんだ感じの色合いでカッコいいと思います。
3.価格など
Realme X50 Pro 5Gは中国の通販サイト「Banggood」に製品ページがあり、4月15日現在「In Stock Alert(入荷お知らせ)」というステイタスになっていて、まだ発売されていません。参考価格は6GB/128GB(INバージョン)が549.99ドル(60,584円)、8GB/128GB(EUバージョン)が599.99ドル(66,092円)、12GB/256GB(EUバージョン)が619.99ドル(68,295円)です。なお、この記事ではEUバージョンに優先してリンクしていますが、6GB/128GB版のみINバージョンしかないので、これだけはINバージョンにリンクします。
5Gと言っても郊外に住んでいる私にはまだピンときませんが、ハイエンド機を購入する場合は2年以上愛用することになると思いますので、やはり5G対応製品のほうを選んでおくほうがいいのかもしれませんね。この製品はCPUやディスプレイ、カメラのスペックが非常に高く、その割に価格がかなり抑えられている印象があります。
4.関連リンク
Realme X50 Pro 5G(6GB/128GB・IN):Banggood
Realme X50 Pro 5G(8GB/256GB・EU):Banggood
Realme X50 Pro 5G(12GB/256GB・EU):Banggood