OUKITELがスマートフォン「C50」を発売します。OUKITELと言えばタフネス系のスマホやタブレットの印象が強いですが、このC50はタフネス系ではなく、普通のエントリースマホで、5Gに対応します。日本ではもはやエントリースマホも含め5G対応が当たり前、という感じですし、XiamiやOPPOの製品などはオープンマーケット版(旧・SIMフリー版)でも2万円台から5Gモデルが購入できます。
今後は中国メーカーの格安機でも続々と5Gモデルがリリースされそうで、OUKITEL C50の販売価格は109.99ドル(1ドル160円として約17,600円、6月17日からの発売記念セールの価格です)とのことです。
1.スペック
スペック表
OUKITEL C50 | |
OS | Android 14 |
CPU | MediaTek Dimensity 6100+ |
RAM | 8GB(拡張機能により最大24GB) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.8インチ(1,600 x 720) |
バンド | 5G:n1/3/28/38/41/77/78 FDD:B1/3/7/8/19/20/28AB TDD:B38/39/40/41 |
SIM | nanoSIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | Wi-Fi(詳細不明)、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン5MP/アウト50MP |
バッテリー | 5,150 mAh |
サイズ | 167.5 × 77.7 × 8.9-9.15 mm |
重量 | 208 g |
コメント
OSは現時点で最新となるAndroid 14、SoCはDimensity 6100+です。このSoCはAntutuスコアが約41万点(出所:Nanoreview、6月5日現在の数値です)と、5G対応のSoCとしては低いですが5G非対応の上位SoC、Helio G99よりもやや高いスコアです。Antutuスコアだけ見れば(ウインタブ的には)ミッドレンジクラスの性能と言えます。
RAMは8GBと悪くなく、RAM拡張機能により最大24GBとして使えます。ストレージは128GBです。
「エントリーモデルっぽい」のがディスプレイの仕様です。6.8インチで解像度はHD+にとどまり、水滴型ノッチを採用しています。ここ、FHD+であれば評価もかなり変わったような気がしますけどね。
カメラはイン側が5MPでアウト側は50MPです。一見するとアウト側がトリプルレンズと思われますが、「50MPという以外に説明がない」ので、おそらく50MPのシングルレンズです。中国メーカーの製品はあたかも多レンズ構成だが実はシングルレンズ、というのが多いです。また、この製品の場合は「画素数を見栄え良くブーストしたが、画質がついてきていない」品質のような気もしますね。ウインタブの勝手な推測ですけど。
2.筐体
トップ画像を再掲します。…iPhoneインスパイア系ですねw 日本のユーザーはこういうパクリ系デザインを望んではいないと思うんですけどねえ。
前面のガラスはゴリラガラス 5です。このあたりはタフネス系に強いOUKITELっぽいかな。
エッジの立った(角張った)デザインです。下側面にはイヤホンジャックも見えますね。筐体はおそらく樹脂製と思われます。
3.価格など
OUKITEL C50はAliExpress内のOUKITEL Official Storeに製品ページがあり、6月17日から発売記念セールが開催されます。セール価格は109.99ドル(1ドル160円として約17,600円)です。
5G対応、という以外は特に見るべきところがなく、価格勝負の製品かな、と感じますが、今後中国メーカー各社から同クラスの製品がリリースされ、競争が激化していくと(タフネススマホジャンルがそうであるように)どんどん魅力を増していく可能性があります。
4.関連リンク
OUKITEL Official Store:AliExpress
OUKITEL C50:OUKITEL Official Store(AliExpress)