BlackviewがOSCALブランドのタフネススマートフォン「OSCAL MARINE 1」を発売しました。つい先日「OSCAL MARINE 2」という製品の紹介記事を掲載していて、両者は似通ったスペックながら、MARINE 1のほうはタフネススマホとしては珍しい「薄型」の筐体を備えていますので、街なかでも使えそうです。
1.概要
スペック表
OSCAL MARINE 1 | |
OS | DokeOS 4.1(Android 15ベース) |
SoC | UNISOC T615 |
RAM | 4GB(拡張機能により最大12GB) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.56インチ(1,612 × 720)90Hz |
バンド | FDD:B1/3/7/8/19/20/28A/28B TDD: B40/41 |
SIM | nanoSIM x 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth5.2 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン8MP/アウト16MP |
バッテリー | 5,100 mAh |
サイズ | 174.7 × 81.5 × 13.5 mm |
重量 | 304 g |
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OSはAndroid 15ベースの独自UI「Doke OS 4.1」です。独自機能を多数搭載するUIで、Android 15ベースとなったことにより、Gemini 2.0への適応など、AI機能の向上が謳われています。
SoCはUNISOC T615、モバイル5G通信には対応しない型番です。先日ご紹介したOSCAL MARINE 2と同じ型番ですが、MARINE 2の製品ページでは「Antutuスコア約35万点」という記載になっていたものの、MARINE 1の製品ページでは「289,549」となっており、記事を書いていてちょっと混乱してしまいました。
ウインタブでは以前、UNISOC T615搭載のタブレット「OSCAL Pad 100」をレビューしており、その際のAntutuスコアが約32万点だったので、一応ご参考としてお伝えしておきます。
RAMは4GBと小さく、拡張機能により最大12GBとして使えます。ストレージは128GBです。
ディスプレイは6.56インチで解像度はHD+(1,612 × 720)と低めです。前面のノッチはパンチホールではなく水滴型ですね。リフレッシュレートは90Hzと悪くありません。
カメラはイン8MP/アウト16MPと、いまどきのスマホとしてはかなり低い画素数です。この画素数でもキレイに撮影できる製品はありますが、まあ「画素数なり」と考えておくほうがいいと思います。
OS、SoC、ディスプレイ、カメラの仕様はOSCAL MARINE 2と同一です。しかし…
筐体は13.5 mmと、タフネススマホとしては「非常に薄い」です。重量も304 gと、一般的なスマホ+100 gくらいの重さですが、それでも軽量な部類です。
この薄さを実現できた要因として「バッテリーが小さい」という点が挙げられます。5,100 mAhというのは一般的なスマホと比較してもそれほど容量が大きいとは言えず、10,000 mAh越えの容量が普通と言えるタフネススマホジャンルとしては「かなり小さいほう」ですね。ただし、OSCAL MARINE 1はリバースチャージにも対応しています。
筐体のデザインはタフネススマホらしいゴツさを感じます。筐体色はブラック(画像左)とオレンジ(画像右)の2色。
Blackview製品なので、薄型と言ってもIP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格(MIL-STD-810H)の堅牢性を備えています。
2.価格など
OSCAL MARINE 1はAliExpress内のBlackview Global Storeに製品ページがあり、4月20日まで発売記念セール中です。セール価格は109.99ドル(16,006円)です。
システムスペックは低めですが、タフネススマホとしては珍しい薄型筐体になっていて価格も手頃なので、サブ機として検討する価値は大きいのではないかと思います。
3.関連リンク
OSCAL MARINE 1:Blackview Global Store(AliExpress)

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