記事にアフィリエイト広告を含みます

LG G8X ThinQ - これから注目したい2画面スマホ、「手が届く価格」で発売!

LG G8X ThinQ
こんにちは、オジルです。先日フォルダブルディスプレイスマホについて書かせていただいた際にさらっと流したLGのG8X ThinQ。見逃すところでした。キャリアモデルではありますが、これはスルーするわけにはいかないと慌てて執筆した次第です。

スポンサーリンク

1.スペック

LG G8X ThinQ
OSはAndroid 9、CPUはSnapdragon855、RAMは6GB、内蔵ストレージは64GBです。他のハイエンドモデルと比べるとメモリ、ストレージに若干物足りなさは感じるものの、位置づけとしてはやはりハイエンドで問題ないかと思います。2画面という(今のところ)キワモノ的なイメージでつい見てしまいがちですけど、このスペックで防水・おサイフケータイ機能付き、さらにデュアルスクリーン化できるケースが付きます。

ディスプレイは6.4インチFHD+(2,340×1,080)の有機EL採用です。ケースに付いているLGデュアルスクリーンも同様です。カメラに関してはインカメラが32MP、アウトカメラが12MP(標準)と13MP(広角)のデュアル構成です。こだわらないのであれば全く問題ないレベルかと思います。ちなみにインカメラはぐるっと回転させてアウトカメラとして使うことも可能です。

バンドは国内外問わず記載してあります(GSMは記載していません)が、国内利用の際には(もともとソフトバンク用として発売されるので)ソフトバンクの周波数が中心となります。例えばバンド19にはそもそも対応していません。格安SIM運用する場合にはソフトバンク系をチョイスするのが無難でしょう。

そして重量です。ケースを付けると331g、これはもう2画面なので仕方ないんですけどね。イメージしやすいもので言うとiPad mini(約300g)より重いです。それに伴って厚さも15mm、もはやモバイルノートPCクラスですね…。ただし本体のみでしたら193gで8.4mmですから、6.4インチのスマホで考えたら決して大きくも重くもないかと思います。

色々と確認していたところ、本体のみで見ていくとGoogle Pixel 4と結構近い部分が多かったです。主要なところを抜粋して比較してみると以下のようになります。

LG G8X ThinQ
なお、Pixel 4は89,980円です。細かいところを見れば色々違いはあるとはいえ、価格差3.5万ですからね…。価格だけ見ると本製品の方が圧倒的に良さそうな感じがしますけど…。

スペック表に載っていない部分にも触れておきます。

防水はIPX5/IPX8、防塵はIP6Xです。日常使用レベルの防水は問題ないでしょう。ただし、LGデュアルスクリーンは防水・防塵に非対応となります。ケースを装着したままでのハードな取り扱いには注意が必要です。

ほか、ワンセグ、ハイレゾ、4K動画撮影、おサイフケータイ、ワイヤレス充電(Qi)と、一通り揃っています。

2.筐体

LG G8X ThinQ
ご覧の通り、Galaxy Foldのようにディスプレイを折りたためるタイプではありません。1画面として利用することも可能ですが、中央部分のベゼル・ヒンジ部にそれなりの幅がありますので、一枚絵として快適に見たり、文章をスムーズに読むのは難しいかもしれないですね。でも、可能は可能です(ただし一部対応アプリのみ)。ですので主な使い方はそれぞれの独立した画面ということになります。実際に想定される、というか私ならこう使うだろうというシーンを想像すると、

妻に帰宅の連絡をして電車移動中にゲーム開始
→おつかい依頼の通知が来て返信
→ゲーム再開、ボスが倒せない
→攻略サイトで確認
→ゲーム再開
→あれ、わすれちゃった。もっかい見よう

…このように頻繁にタスクを切り替えることは結構あるかと思います。慣れてしまえば気にならないんですけど、これが解消されるだけでかなり快適になりますよね。

そして本製品はカバー装着時にゲームを2つ同時に表示・操作ができます。これはうれしいポイント。ドラクエウォークとポケモンGoの同時プレイという酔狂なこともできちゃいます。ゲーム以外でも、これまでマルチウインドウに対応していなかったアプリも同時に開けます。

スポンサーリンク

また、閉じた状態のカバー上部には小型のディスプレイがあり、通知などを確認できます。こちらは国外で発売された旧モデル(?)のV50 ThinQには搭載されておらず、利便性がアップしましたね。

LG G8X ThinQ
まず本体のみの正面から。ご覧の通りで、この辺りは特筆することはないでしょう。有機ELのお家芸、画面での指紋認証にも対応します。

LG G8X ThinQ

LG G8X ThinQ

LG G8X ThinQ
本体とケースは右側部分で着脱します。画像には映っていませんが、ケースの下部からType-Cの端子(オス)が出ていて、そこに差し込んで接続する仕組みです。

V50 ThinQは背面にケースと接続させるための3ピンの専用接触面がありました。廃止してType-Cに移行したことで背面は非常にすっきりとした造りになっていて、カメラも含めて凹凸のない1枚のフラットガラスの状態です。

しかし、ケースをした状態での充電について書かれていない(はず。書いてあったら申し訳ありません)。そして、公式ページで底面を見せないようにしているのか、それともたまたまなのか、画像でそれとなく確認できるかなーというレベルになっています。というより、よく知らない人はほぼ気付けないでしょうね。そもそも、公式周りでは底面を確認できるものがお見せしたもの以外に全然用意されていないという状況。よく見ると分かりますが、端子がUSBではありません。これ、本体はType-Cなんですけど、ケースをした状態だとマグネット式のアダプタを付けないといけないんです。マグネットの強度がどうなのか分かりませんけど、移動中にケース付きで充電してたらマグネットが外れて…なんてことになれば結構フラストレーション溜まりそうですよね。しかもアダプタ紛失の可能性もありますし、ちょっと残念です。嫌ならケースから外して直接挿すかワイヤレスで充電しなさいってことなんですけど、意外とこういう部分を知らずにトラブルが発生した時に「買うんじゃなかった」と思ってしまうものかなと私は思っています。検討されている方はご注意ください。

この点に関してはV50 ThinQはカバー付きで直接Type-Cで接続できただけに、カバーを装着する頻度によって感じ方が変わってくるでしょうね。本体のみで使う機会が多い方にとっては不満に感じないはずです。

一応もうひとつ加えると、ケース下部の左側がイヤホンジャック部分になります。ケースの構造上、Type-Cの分だけ奥まった状態になるのでご注意を。L字型だと入らないということもあるかもしれません。

LG G8X ThinQ
V50 ThinQでは90°または180°の2択でした。本製品は先述の通り360°回転します。

3.まとめ

本製品をどう評価するかは、捉え方の問題だと思います。2画面のスマホありきで見ると「別にいらない」「でかい」「重い」などなど、批判的な部分はたくさん出てくるでしょうね。でも、本製品は【2画面にしたい時だけできる、手が届く価格帯のハイエンドスマホ】なんですよ。そう考えたら素敵なガジェットに思えてきて、俄然興味が湧いてくるのは私だけでしょうか?

LG G8X ThinQは税込み55,440円で12月6日にソフトバンクより発売予定です。言い換えれば、現状ソフトバンクのみの販売となります。ソフトバンクユーザーでなくとも購入はできますし、SIMロック解除もできます。ただし、重ねて言いますがドコモやau系列のSIMは一部の周波数帯が使えなくなってしまいます=繋がるエリアが狭くなります。快適に使いたければソフトバンクもしくはソフトバンク系列のSIMで使った方が良いかと思いますので気をつけてください。

4.関連リンク

LG G8X ThinQ:LG公式サイト
LG G8X ThinQ:ソフトバンク公式

スポンサーリンク

コメント

  1. 全音符の4倍 より:

    格安ハイエンドとして買って、3DSの3D機能よろしく2画面ケース使わないとかありそうな予感…

    2画面に隠れ気味だけど、snapdragon855搭載でこの値段っていうのがもっとフィーチャーされても良いと思うんですよね

    • オジル より:

      全音符の4倍さん、コメントありがとうございます。

      我が家では2010年に発売されたLYNX 3D(SH-03C)がイエデンとして現役稼働中ですが、3D機能なんて一度も使ったことないですからね…

      仰る通り、価格面だけで「買い」でもいいレベルかと思います。たぶんこの製品が今日発売でこの価格ということを私の職場の誰もが知らないはず。知っても「で?」くらいのリアクションになりそうですし…。歯痒いですね。