ペンタブレットなどデジタルインクデバイスを扱うHUIONがAndroidタブレット「Kamvas Slate 11」「Kamvas Slate 13」を発売しました。先日ライターのnatsukiさんがレビューをした「XPPen Magic Note Pad」に似た特徴を持つ製品、つまり「ペン入力に特化したAndroidタブレット」です。
1.概要
スペック表
Kamvas Slate 11/13 | |
OS | Android 14 |
SoC | MediaTek Helio G99 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 11:128GB / 13:256GB |
ディスプレイ | 11インチIPS(1,920 × 1,200) 12.7インチIPS(2,176×1,600) |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | Wi-Fi 5、Bluetooth5.0 |
入出力 | USB2.0 Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン8MP / アウト13MP |
バッテリー | 11:8,000 mAh 13:10,000 mAh |
サイズ | 11:256.8 x 168.3 x 7.5mm 13:280.6 x 211.8 x 7.5mm |
重量 | 11:500 g / 13:682 g |
コメント
Kamvas Slate 11は11インチ、Kamvas Slate 13インチでディスプレイ以外の基本的なスペックはほぼ共通です。また、OSがAndroid 14、SoCがHelio G99というのはXPPen Magic Note Padと同じです。なので、タブレットとしての基本性能は両者同等と考えていいでしょう。RAMは8GB、ストレージはSlate 11が128GB、Slate 13が256GBで、microSDカードによるストレージ拡張にも対応します。

HUION Kamvas Slate 11

HUION Kamvas Slate 13
筐体デザインも似ていますが、ディスプレイサイズが異なるだけでなく、解像度とアスペクト比も異なります。Slate 11は解像度1,920 × 1,200(アスペクト比16:10)、Slate 13は解像度2,176 × 1,600(アスペクト比16:11.76、4:3に近いが少し横長)です。
いずれもペン入力がしやすい加工が施されており、紙のような書き心地になるとのこと。また、99%sRGBの発色品質になっています。
もちろんペンも付属します。「H-Pencil」という名称で4096段階の筆圧感知と60°の傾き認識に対応します。一応筆圧については「XPPen Magic Note Padは16,384段階」ということなので、数値上は負けてしまっていますが、「数値が大きければいいってもんじゃない」と思いますので、実際の描き味の優劣についてはなんとも言えません。ただ、XPPenもHUIONもペンタブレットでは定評のある会社だと思いますので、どちらも素晴らしい品質だろうとは思います。
ペン入力以外の「Androidタブレット」としての機能も決して悪くはありません。カメラは前後面にありますし、スピーカーも4つ搭載していますので、臨場感のある音が楽しめると思います。
それと、付属品も充実しています。「レザーケース」がつくのがうれしいですし、「ペン周り」の付属品も充実しています。グローブもついてくるんですよね。
2.価格など
HUION Kamvas Slate 11 / Kamvas Slate 13はHUION公式ストア及びAmazonで販売中で、価格はSlate 11が49,999円、Slate 13が74,999円です。
Helio G99搭載のAndroidタブレットとしては高価なので、ペン入力にニーズのない人には向かないと思いますが、タブレットでイラストやマンガなどを描いてみたいと考えている人にはうれしい製品ですよね。
3.関連リンク
Kamvas Slate 11:HUION公式ストア
Kamvas Slate 11:Amazon
Kamvas Slate 13:HUION公式ストア
Kamvas Slate 13:Amazon

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