こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。HUAWEIが5月30日に発表した新しいAndroidタブレット2機種のうち、下位モデルと言える「MediaPad T3 10」を紹介します。なお、同時に発表された「MediaPad M3 Lite 10」についてはすでに紹介記事を書いていますので、そちらをご確認下さい。
HUAWEI MediaPad M3 Lite 10 ー 10.1インチ、エンタメにこだわる薄型軽量Androidタブレット
また、HUAWEIには「MediaPad T2 Pro」という既存の10インチタブレットがあり、製品名からしてT2の後継機、というイメージがあるものの、筺体もスペックも全く異なっているため、直接の前身機・後継機、と呼べるかどうかは何とも言えません。
1.スペック
この製品はLTEモデルとWi-Fiモデルがあり、上のスペック表はLTEモデルのものです。両者のスペックはLTE関連を除けば同一です。なお、HUAWEIの直販サイトではWi-FiモデルにmicroSDスロットの記載がありませんでしたが、ビックカメラなど量販店の製品ページにはしっかり記載がありましたので、おそらく直販サイトの記載ミスだと思います。
OSはAndroid 7.0をベースとし、HUAWEIの独自UIであるEmotion UI 5.1が搭載されています。CPUのMSM8917というのはSnapdragon 425のことで、AntutuスコアをWebで調べてみたところ、35,000~36,000点くらいでした。同時発売のMediaPad M3 Lite 10の搭載CPUがSnapdragon 435で、Antutuスコアが4万点台なので、若干性能が劣るということになります。ただ、これでも一般的なアプリを動かすには十分な性能だと思います。
RAMは2GB、ストレージが16GBで、RAMのほうはCPU性能とのバランスを考えると悪くないと思いますが、ストレージのほうはタブレットとしては少し小さめかな、と思います。そのため、(当面は大丈夫ですが)画像など個人データを保存するためにクラウドストレージを活用するか、microSDカードを使用するか、といったことを考えたほうがよさそうです。
ディスプレイは「9.6インチ」です。10.1インチではありません。ちょっと変わったサイズですね。解像度はWXGA(1,280 × 800)と、MediaPad M3 Lite 10に比べやや見劣りします。画質に強いこだわりがなければこの解像度でも十分だと思いますが、M3 Lite 10のほうが「エンタメ強化」ということでかなり高品質・高機能なディスプレイになっているので、購入の際はしっかり比較してからにしたいですね。
サイズに関してはM3 Lite 10と同様に素晴らしいです。スペック表に記載はありませんが「229.8 × 159.8 × 7.95 mm / 460 g」となっており、9.6インチというディスプレイサイズのせいかタテ・ヨコもコンパクトですし、厚さも8 mmを切っています。重量の460 gというのもこのサイズとしては十分軽量といえます。
2.筺体
先に紹介したMediaPad M3 Lite 10によく似ています。ベゼル幅も細めですね。この製品はM3 Liite 10よりも低価格なのですが、見た目に高級感が感じられます。なお、指紋センサーというかホームボタンはついていませんね。
背面です。この製品は「航空機グレード(キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!)のアルミニウム合金」を採用していることが明記されていました。また、筺体色はMediaPad M3 Lite 10と同じく「スペースグレー」のみとなります。
3.価格など
HUAWEI MediaPad T3 10は6月9日の発売予定で、楽天市場内のHUAWEI ONLINE STOREでは販売(予約注文)が開始されています。価格はLTEモデルが税込み 24,624円、Wi-Fiモデルが税込み20,304円円と、M3 Lite 10に比べ、ぐっとリーズナブルになっています。
同時期に発売された2つのタブレット、それぞれによさがあると思います。特に音質・画質にこだわりたいのであれば1万円以上高くなりますが先に紹介したM3 Lite 10のほうがおすすめですし、もっと気軽にWebブラウジングやアプリを使いたいのであればこちらのT3 10がいいと思います。というか、T3 10も薄型で軽量な筺体、必要十分なスペックを持っていると思います。
HUAWEIって、スマホだけでなく、Windows PCやタブレット、Androidタブレットでもどんどん魅力的な製品を出してきますね…。
コメント
MediaPadシリーズの中には、Bluetoothキーボードを接続した時でも画面上に仮想キーボードが出るものがあります。HUAWEIのサポート窓口によると「OSの仕様で非表示にできない」とのこと。
新機種ではBluetoothキーボード接続時に仮想キーボードを隠して画面全体を使えるようになっているかどうか気になります。
Shukakuさん、こんにちは、コメントありがとうございます。たしかそれ、以前ライターをお願いしていたmiyukiさんが記事内で言及されていて、サードパーティの日本語入力アプリをいろいろ試されていたような気がします。ただ、MediaPad固有の問題なのであればまた話は別なので、無責任なことは言えません。実機を触ってみないとなんとも言えないですよね。