HUAWEIがエントリークラスのAndroidタブレット「MatePad T10/T10s」を発表しました。世の中的には「新しいiPad Pro」なんでしょうけど、日頃Apple製品を取り上げる機会がほとんどないウインタブとしてはMatePadですねw
なお、同時に発表された「HUAWEI MatePad New」については既に紹介記事を掲載済みです。こちらをご覧ください。
HUAWEI MatePad New - RAMとストレージが増量、CPUもパワーアップした10.4インチAndroidタブレット
1.MatePad T10/T10s スペック
スペック表
MatePad T10/T10s | |
OS | EMUI 10.1(Android 10ベース) |
SoC | HUAWEI Kirin 710 A |
RAM | 2GB |
ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | T10:9.7インチIPS(1,280×800) T10s:10.1インチIPS(1,920×1,200) |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン2MP/アウト5MP |
バッテリー | 5,100mAh |
サイズ | 240 × 159 × 7.9 mm |
重量 | 450 g |
コメント
OSはAndroid 10で、HUAWEIの独自UI「EMUI 10.1」が使われています。CPUのKirin 710AはWebで調べた限りAntutu(Ver.8)のスコアが15万~16万点程度なので、そんなに悪くはないですね。ミッドレンジの下のほうくらいの性能と言えます。しかし、RAMとストレージはミニマムです。2GB/32GB。ストレージ32GBというのは我慢できるとしても、RAM2GBというのはさすがにちょっと心配。ゲームなんかは厳しそうです。
ディスプレイはT10とT10sで異なります。解像度も異なりますし、そもそもサイズも違います。もちろんWUXGA(1,920 × 1,080)のT10sのほうが好ましいですが、RAM2GBというのを見てしまうと、ひょっとしたら低解像なT10のほうが安心かもしれません。
通信まわりではWi-Fi6(ax規格)には対応せず、カメラ性能も先にご紹介したMatePad Newよりも劣ります。ただし、筐体サイズのうち、厚さ7.9 mm、重量450gというのは素晴らしいですね。10インチ、エントリークラスのAndroidタブレットとしては非常に優秀なサイズ感だと思います。
2.MatePad T10/T10s 筐体
上がT10s、下がT10です。この2機種は筐体サイズがピッタリ同じですが、ディスプレイサイズが異なります。そのため、T10sのほうがベゼルが細くなっています。
背面は全く同じデザインです。一応、上がT10s、下がT10です。筐体色はどちらも「ディープシーブルー」です。それと、ここでちょっと気づくのが「Harman Kardon」のロゴ。実はT10sのみHarman Kardonチューニングのスピーカーになっています。
これはT10の画像ですが、T10sもほぼ同じのはず。HUAWEI製品らしく、エントリークラスでも美しいデザインになっていると思います。側面のラウンド処理がいいですね。
なお、T10s/T10とも(横持ち時)左右側面にスピーカーを搭載しています(ステレオスピーカー)ので、動画視聴やMVなどを高音質で楽しめそうです。それと、繰り返しになりますが、T10sのみHarman Kardonチューニングのスピーカーで、T10はHarman Kardonではありません。
3.MatePad T10/T10s 価格など
HUAWEI MatePad T10/T10sは4月23日の発売予定で、ビックカメラでは予約注文を受け付けています。4月21日現在の価格はT10が税込み23,980円、T10sが税込み27,280円です(いずれもポイント10%つき)。
RAMが2GB、という点が少し引っかかります。あと、GMS(Google Mobile Service)非対応という点も。しかし、自宅などで動画のサブスクリプションサービスを楽しむとか、手軽な情報端末として使うのなら、HUAWEI品質の薄型・軽量タブレットということもあり、悪くない選択肢かと思います。
4.関連リンク
HUAWEI MatePad T10s:HUAWEI
HUAWEI MatePad T10:HUAWEI