こんにちは、かのあゆです。HTCがスマートフォンのニューモデル「Desire 22 pro」を発表しました。発売前のリーク情報ではハイエンドモデルとして投入されると噂されていましたが、実際には比較的購入しやすい価格帯のミッドレンジモデルでした。HTCが販売しているVRヘッドセット「VIVE Flow」やメタバース「VIVERSE」と連携し、NFT管理機能を備えるなど個性的な端末です。
現時点では日本国内での発売はアナウンスされていませんが、どうやら技適が通過済みになっているようなので、今後正式投入される可能性は高そうです(HTCの関連ツイート1/ツイート2)。
1.Desire 22 pro スペック
スペック表
HTC Desire 22 pro | |
OS | Android 12 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 695 5G |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.6インチ(2,412 x 1,080) |
LTEnバンド |
5G:n1/n3/n7/n20/n28/n41/n78 FDD-LTE:B1/3/5/7/8/20/28 TDD-LTE:B38/39/40/41 |
SIMn | nanoSIM × 2 |
ネットワーク | IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード |
カメラ | イン32MP/アウト64MP + 13MP + 5MP |
バッテリー | 4,520 mAh |
サイズ | 166.3 x 76.9 x 9.4 mm |
重量 | 205.5 g |
コメント
OSはAndroid 12です。HTCは独自UIとして「Sense UI」を採用しており、Desire 22 proでもこちらを採用している可能性が高そうです。かのあゆも何回か使ったことがありますが、全体的に使いやすい印象でした。
日本国内では端末を販売しなくなって久しいこともあり、HTCといえばVRヘッドセット「VIVE」のイメージが強くなっている印象がありますが、Desire 22 proでは最新VRヘッドセット「VIVE Flow」とHTCが展開しているメタバース「VIVERSE」と強力に連携します。また最近何かと話題になることが多い非代替性トークン(NFT)の管理機能も備わっています。
CPUはSnapdragon 695 5Gです。このCPUは最近搭載端末が増えてきており、日本国内で投入されている端末だけでもシャープのAQUOS Wish 2、XiaomiのRedmi Note 11 Pro 5G、Motorolaのmoto g52j 5G等に採用されています。ハイエンドクラスではありませんが、普段使いで快適に利用できるのはもちろん、ゲームも十分プレイできる性能を備えています。
RAMは8GB、内蔵ストレージは128GBという構成で、MicroSDカードによるストレージ拡張に対応します。
ディスプレイは6.6インチサイズで解像度はFHD+(2,412 × 1,080)、最近ミッドレンジスマートフォンでも採用機が増えてきた高リフレッシュレート表示(120Hz)に対応します。なお、タッチサンプリングレートとパネルの仕様に関しては公式サイトでは開示がありませんでした。
カメラはイン32MP、アウト64MP + 13MP + 5MPという構成です。HTCは昔からカメラの性能に力を入れており、HTC 10などでは実際に高い評価を受けていたこともありますので、Desire 22 proのカメラ性能にも期待したいところです。
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/acとBluetooth 5.1に対応します。バッテリー容量は4,520 mAhで、Quick Charge 3.0による急速充電に対応します(18W出力)。またワイヤレス充電のほか、Qi対応スマートフォンやイヤホンなどを充電できるワイヤレスリバースチャージにも対応します。
IPX6/7準拠の防塵・防水性能を備えているため、急に雨が降ってきてしまっても安心して使用することができます。
2.HTC Desire 22 pro 筐体
前面はパンチホールノッチを採用しています。現在販売されているスマートフォンとしてはベーシックなデザインですね。下部ベゼルがやや太めですが、全体的に安っぽさは感じられません。
背面は採用されている素材は不明ですがテクスチャー加工が施されており、手に馴染みやすく、高級感のあるデザインを採用しています。筐体色は「スターリーナイトブラック」と「ウェーブゴールド」の2色展開です。
3.HTC Desire 22 pro 価格など
HTC Desire 22 proは2022年7月中に発売開始となる予定で、台湾での販売価格は11,990台湾ドル(約54,915円)に設定されています。前述の通り現時点では日本国内での発売はアナウンスされていませんが、「2QBK200」という型番の端末が2022年5月に技適を取得していること、また冒頭にリンクしたHTC Japanのツイートから、日本国内でも発売に向けて準備を行っていることは間違いなさそうです。
また、日本で発売される場合、今回発表されたグローバルモデルは対応している通信バンドが国内での利用を想定したものになっていないことから、おそらく国内向けにカスタマイズが施されると思われます。もし正式に投入されれば2019年に発売した「HTC U12」以来実に4年ぶりにHTC端末が日本国内に帰ってくることになります。
噂されていたハイエンドモデルではなかったものの、VRヘッドセットやメタバースとの連携機能やNFT管理機能を備えるなど、なかなか個性的な端末に仕上がっている印象を受けました。筐体の質感も高そうなので、今後の国内投入に期待したいところです。
4.関連リンク
HTC Desire 22 pro:HTC 台湾
HTC Desire 22 pro:HTC United Kingdom
※UKサイトが英語表記なので見やすいかと思います