こんにちは、ひらちょんです。最近は寒い日が続き、暖房のない私の部屋ではキーボードすらまともに打てなくなってまいりました。3年前くらいの中華スマホならば適当にベンチマークでも回しておけば暖かくなって良いカイロになったのですが、最近のスマホはその程度では暖かくならず冬場の寒さ対策に何か欲しいところです。
と言った愚痴は置いといて、スマホの紹介に移りたいと思います。今回紹介するHOMTOM HT10というスマホですが、1年ほど前に発売された当時のハイエンド機となっており、私も購入してしばらく使っておりました。なぜ今になってHOMTOM HT10の紹介をするのか、という理由を説明するためにまずはスペックを見ていきましょう。
1.スペック
OS: Android 6.0
CPU: MediaTek Helio X20
RAM: 4GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 5.5インチ(1,920 × 1,080)
LTEバンド: B1/2/3/4/5/7/8/17/20
SIM形式: MicroSIM + NanoSIM
ネットワーク: 802.11b/g/n、Bluetooth4.0
入出力: MicroUSB、オーディオジャック、MicroSD
カメラ: イン8MP/アウト21MP
バッテリー: 3200mAh
サイズ: 150.5 x 77.6 x 8.9 mm / 175 g
※Nano SIMはmicroSDと排他利用
1年前の製品とはいえ不満は少ないスペックになっています。強いて不満を上げるとすればOSの古さ、そしてMicroUSB端子に賛否両論あるかもしれません。OSはAndroid 6.0で支障のあることのほうが少ないですが、軒並みAndroid 7.0になりつつある今となっては少し物足りなさを感じます。対応LTEバンドはグローバルモデルとして売り出しているためそこそこあります。技適はありませんがバンド8に対応しているためSoftBank回線が使いやすそうです。
CPU性能はAntutuで約9万点と現行のミッドレンジ機を凌駕する性能を有しており、通常使用に加え多少重たいゲームも可能な3D性能があります。RAMも4GBあるので1年前のスマホとは言え性能は十分です。
また、こちらはHOMTOM HT10で別のスマホを撮影した写真なのですが、2,100万画素の名に恥じない画質になっており、元画像ではスマホ背面の小さな文字までしっかりと読み取れるレベルの画質です。動画も1080pでの録画が可能でYoutubeにFHD動画の投稿が可能です。
2.筐体
筐体は全体的に普通で、正面下部にナビバーがあり、背面はプラスチックカバーで、カメラは少し出っ張っています。縁は金属で上部にイヤホンジャック、下部にMicroUSBという配置になっています。最近のデュアルカメラブームや狭ベゼルブームが来る前のスマホなので外見は本当に普通の一言です。
3.今このスマホを紹介する理由とは?
ここまで見ると今になってわざわざ特筆すべき機種ではないように見えますが、この機種には他の中華スマホにはない特殊な機能があります。それが虹彩認証という目でロックを解除する機能です。虹彩認証に対応したスマートフォンは国内では一部のARROWSとGalaxy S8やNote8と言った限られた機種にしか搭載されていないので、虹彩認証がどんなものなのかわからない人も多いかと思います。
実際にHOMTOM HT10の虹彩認証を試した動画がこちらになります。表面上部に虹彩認証用のカメラを搭載しており、そこに視線を合わせることで即座にロックが解除されます。精度は非常に良好で、赤外線カメラを使用しているので暗い場所でも問題なく認証できます。これのいいところはiPhoneXに採用された顔認証と違い、マスクをしていても使用でき、指紋認証と違い手袋をしていても使用できる点です。寒くなるこれからの時期はマスクも手袋もする機会が多く、冬場の虹彩認証は非常に心強いです。特に指紋認証のために手袋を外すのは日常的に行っていると非常に面倒です(経験談)。
また、虹彩は生体認証の中で一番偽造しにくいものだと思うので上記2つの認証よりも信頼性が有ります。問題点があるとすれば、ロック解除のたびに液晶に映った自分の目と目を合わせないといけないと言うことくらいです。
私はてっきりこの機種を皮切りに虹彩認証が中華スマホでブームになると思っていたのですが、これ以降中華スマホでは虹彩認証を見かけることがなくなりました。そのせいか、今でもHOMTOM HT10は貴重な虹彩認証スマホとしてGearbestで取り扱われておりレビューや質問が商品ページで今でもされています。
4.価格
現在HOMTOM HT10はGearbestにて167ドル(現在18,867円)で販売されています。発売当初は23,000円で、予約購入でも20,000円以上していたので知らない間にじわじわと安くなっていました。唯一無二の中華スマホにしてはお手頃価格になってきたのではないでしょうか?
5.関連リンク
HOMTOM HT10:Gearbest
コメント
生体認証はベストな方式なんて無いのですから
メーカーの流行りに流されず
それぞれの生体認証の弱点を把握しておくことが重要ですね