Headwolfが8.4インチのAndroidタブレット「FPad7」をAmazonで発売しました。従来モデルの「Headwolf FPad6 / Alphawolf APad2」(従来モデルと言っても2024年11月に発売されたばかりです)から筐体は変わっていないと思われ、高精細なディスプレイを搭載している点もそのままですが、SoC性能が大きく上がっています。
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Headwolf FPad7 タブレット:Amazon
Headwolf FPad7 タブレット:楽天
従来モデル「Headwolf FPad6 / Alphawolf APad2」のレビュー記事はこちらです
1.スペック表
Headwolf FPad7 | |
OS | Android 14 |
CPU | MediaTek Dimensity 7050 |
RAM | 8GB(拡張機能により最大16GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 8.4型(2,560 × 1,600) |
LTEバンド | B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28AB/B38/39/40/41 |
SIM形式 | Nano SIM×2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン8MP/アウト16MP |
バッテリー | 6,500mAh |
サイズ | 203.7 × 125.8 × 8.5 mm |
重量 | 385 g |
2.コメント
SoCがDimensity 7050となりました。Antutuスコアが約58万点(出所:Nanoreview、メーカー公称値は「52万点以上」)と高く、従来モデルが搭載するHelio G99(従来モデルの実機レビュー時のスコアは40.4万点)から相当に性能が上がっています。先日紹介記事を掲載したALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultraが搭載するSnapdragon 7+ Gen 3(Antutuスコア約140万点)には及ばないものの、低価格帯の8インチタブレットとしては申し分ない、と言えますね。
RAMは8GBで拡張機能により最大16GBとして使え、ストレージは256GBです。
従来モデルはディスプレイ解像度が2,560 × 1,600と高精細であったことが大きな魅力でしたが、この点はFPad7でも受け継がれています。もちろんWidevineはL1で、Netflixを含む動画サブスクリプションサービスでHD以上の画質で視聴ができます。
筐体各部の構成です。これを見ても従来モデルとは全く変わっていませんし、スペック表の上でも従来モデルとは全くの同サイズなので、従来モデルと同一筐体と考えていいでしょう。
カメラの仕様も従来モデルと同じくイン側8MP、アウト側16MPです。一方でWi-Fiについては新たにWi-Fi6対応となりました。この点は歓迎できますね。ただし、注意したいのがモバイルネットワーク(SIMカードを入れての通信)で「5G非対応」という点です。Dimensity 7050は5G対応のSoCなのですが…、個人的には「Dimensity搭載で5G非対応」というスマホやタブレットは見たことがありません。
それと、従来モデルではちょっと不満を感じていた「スピーカー位置」も変わっていません。縦向きに持つ際の下側面にステレオスピーカーを搭載していますが、動画を視聴する際は横向きに持つと思いますので、この際には「片側からしか音が聞こえない」です。なので、スピーカー位置に関してはできれば改善してほしかったところです。
3.価格など
Headwolf FPad7はAmazonと楽天で販売中で、通常価格35,999円のところ、1月21日現在「先行販売価格」として26,999円で購入できます(製品ページのクーポンを使用した価格。セール期間は2月15日まで、限定500台)。この価格はHelio G99搭載の従来モデルが22,999円(ストレージ128GBのHeadwolf FPad6)、24,999円(ストレージ256GBのAlphawolf APad2、いずれも1月21日現在のもの)で販売されていることを踏まえると、非常にリーズナブルだと思います。
従来モデルではライターのかのあゆさんが「2.5Kという解像度はHelio G99だとやはり若干重荷のようで、ホームランチャーやWEBブラウジング等で画面をスクロールした際に若干もっさりした挙動になる」と評していましたが、FPad7ではSoC性能が大きく上がったことにより、この点も改善されていると思います(私はもともと従来モデルでもそのような感想は持っていませんでしたけどね)。
また、ゲームをする場合でも、Antutu40万点の製品よりは50万点オーバーの製品のほうが「できること」が多くなっているのは間違いないでしょう。
4.関連リンク
Headwolf FPad7 タブレット:Amazon
Headwolf FPad7 タブレット:楽天
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
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