
Headwolfのタブレット「WPad6」がニューモデルになりました。変更点は「OSのバージョン」で、筐体サイズやカメラ仕様、バッテリー容量などは従来モデルと変わりません。もともと1万円台前半で購入できる低価格な製品としてはスペックが良く、魅力的な製品です。
1. スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Android 16 |
| SoC | UNISOC T615 |
| RAM | 8GB (拡張機能により最大20GB) |
| ストレージ | 128GB |
| ディスプレイ | 10.1インチ (1,920×1,200) |
| バンド | 5G/LTEに非対応 |
| 無線通信 | Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0 |
| ポート類 | USB Type-C、microSDカードリーダー オーディオジャック |
| カメラ | 前面 5MP/背面 8MP |
| バッテリー | 6,000 mAh |
| サイズ | 242.5✕161.0✕9.4 mm |
| 重量 | 500 g |
2. OS/CPU
ニューモデルではOSがAndroid 16になりました。SoCはWPad6の初期モデルはUNISOC T606でしたが、その後T615に変更され、このニューモデルでもT615を搭載しています。T606は中国タブレットのエントリーモデルではおなじみの型番で、名称変更によりT7200と表記されるようになっています。一方でT615 (名称変更により、T7250と表記されることもあります)はT606を若干クロックアップした型番で、性能が数%上昇している、とされます。ただし、使っていて両者の体感差はほとんどないものと思われます。ちなみにNanoreviewが公表しているAntutu Ver. 10のスコアはT615が258,142、T606が246,197です。
3. RAM/ストレージ/ディスプレイ
RAMは8GBで拡張機能により最大20GBとして使えます。RAMについても初期モデルは4GB、その後8GBに変更されています。ストレージは128GBです。

1万円台前半の中国タブレットはディスプレイ解像度がWXGA (1,280 × 800)のものが多いですが、WPad6が初期モデルから一貫してWUXGA (1,920✕1,200)解像度です。また、WidevineもL1(NetflixでもL1)なので、動画サブスクリプションサービスでHD以上の画質で視聴ができます。

カメラはイン5MP、アウト8MPと低画素数です。しかし、皆さん写真撮影はスマホを使うと思いますし、タブレットの場合はインカメラはWebミーティングがメイン、アウトカメラはドキュメントなどの撮影がメインとなるでしょうから、これで十分でしょう。

各部名称です。ここは特筆することもないですね。イヤホンジャックもしっかりついています。また、付属品には「保護フィルム」も含まれます。

スピーカーは横持ち時の底面に2つ、ステレオスピーカーです。低価格品なので音質にはあまり期待できませんが、配置はよく、動画視聴時などにはステレオ感・臨場感が出ると思います。
4. 価格など
Headwolf WPad6のAndroid 16版は楽天で販売中で、11月28日現在の価格は12,999円です (製品ページにあるクーポンを使用した価格。楽天会員のみ)。この価格でAndroid 16、RAM8GB/ストレージ128GB、WUXGAディスプレイという仕様は素晴らしいですね。
5. 関連リンク
Headwolf WPad6:Amazon
Headwolf WPad6:楽天
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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