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CHUWI Hipad - 10.1インチ、Helio X27搭載のAndroidタブレット、しかしその割にスペックがちょっと…

CHUWI Hipad
中国メーカーのCHUWIが新しい10.1インチAndroidタブレット「Hipad」を発売しました。この製品のセールスポイントはCPUにHelio X27を搭載していることで、ここ1年で増えつつある中華の高性能タブレットの多くがHelio X20を搭載しているのと比較して、ワンランク上の処理性能を誇ります。また、筐体を見ると、「ゲーミングタブレット」という位置づけのように思われます。でも、その割にスペックがちょっと解せない感じなんですよね。ゲーミングを謳うにしてはコストダウンの影響が大きそうなんです。

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1.スペック

CHUWI Hipad
OSは「まあ新しい」Android 8.0です。CPUは冒頭に書いたとおりHelio X27となります。MediaTekのHelio Xシリーズとしてはトップクラスの性能ですが、Snapdragon 835とか845には及びません。でも、ゲーム関係も含め、ほとんどの場面で力不足を感じないだろうとは思います。

ディスプレイは10.1インチで解像度1,920 × 1,200となります。中華のHelio X20搭載タブレットのほとんどは解像度が2,560 × 1,600と、さらに高解像なので、数字の上では見劣りします。しかし、「ゲーミング」ということなら話は別で、解像度を落としたほうがCPU負荷が小さくなりますので、より軽快にアプリを動かすことができると思われます。Windowsのゲーミングノートを見ても、高額品でも解像度をFHDにとどめ、そのかわりにリフレッシュレートを上げる、というのがトレンドになってます。

しかし、わからないのがRAMです。3GBなんですよね。この記事を書くのにあたり、ライターのかのあゆさんに「Android機でゲームをやっていて、RAM3GBだと足りなくて、4GBだと足りるっていう経験をしたことがありますか?」って聞いてみたんですけど、「自分は基本的にゲームやるときは他のタスクは切っちゃうんで、特に困りません。なので具体的には思い浮かびません」とのことでした。ちなみに私もその経験はありません。しかし、RAMは多いほうが絶対にいいはずですよね?また、ゲーム以外で、普通に使っていてバックグラウンドのアプリのせいでRAMが圧迫されるということもあるでしょう。Androidも代を重ねるごとに重いOSになってきていると思いますし。

また、ストレージに関しても同様で、競合製品が軒並み64GBのところ、32GBとなっています。正直なところ、CPUは高性能ながら、RAM、ストレージはコストダウンが理由なのかな、と思えます。また、ディスプレイ解像度についても、ゲーミング用にあえて解像度を落とした、というよりはやっぱりコストダウンでしょうね。

それと、Helio X27搭載機なんですけど、LTE対応はせず、Wi-Fi専用機となります。

うーん、筐体を見てみましょうか…。

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2.筐体

CHUWI Hipad
ブラックの金属筐体で、かなりハードなイメージがあります。

CHUWI Hipad
特に背面がゲーミングタブレットっぽいですよね。この赤いラインは単なる模様なのか、あるいはイルミネーション機能があるのかは不明です(おそらく前者だろうと思います)。なんか、「OMEN by HPのタブレット版」みたいな感じです。

CHUWI Hipad
CHUWIのスペック表によれば、厚さは9.4 mmなのですが、製品紹介ページに「8 mm」という記載もありましたので、おそらく最薄部が8 mm、最厚部が9.4 mmということだろうと思います。重量は490 gということなので、10インチクラスのタブレットとしては軽量な部類となります。

CHUWI Hipad
エッジ部分は緩やかにラウンドしていて美しいです。最近のCHUWIの筐体品質を考えると、この製品も高い質感を備えているものと思われます。

3.価格など

CHUWI Hipadは中国の通販サイト「Banggood」と「Gearbest」に製品ページがあり、ともに「Arrival Notice(入荷お知らせ)」というステータスになっていますので、まだ販売はスタートしていません。参考価格はBanggoodが269.99ドル(30,458円)、Gearbestが185.36ドル(20,946円)で、おそらくGearbestの参考価格が実際の販売価格に近いと思われます。そういうことならRAMが3GBであることやストレージが32GBであることも理解できます。

およそ2万円で購入できるタブレットとして、Helio X27搭載というのはありがたいですし、筐体の雰囲気を含め、確かにゲーム用途に向くのかと思います。ただ、やっぱり「ゲーミング」なのであればRAMは4GBあったほうが安心でしょうし、ストレージも64GBはほしいところですよね?特にゲームアプリはサイズの大きいものも多いですし。できればRAM4GB、ストレージ64GBのモデルを追加してもらいたいところ。

4.関連リンク

CHUWI Hipad:Banggood
Chuwi Hi Pad:Gearbest

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コメント

  1. なお より:

    タブレットやスマホはシングルタスクで動かすものが多いので特に多く積んでもしかたない気がします
    FG〇なんかは重いけど、あれはプログラムのほうに問題があるように感じられますがほとんどのアプリは快適に動くはずですよ
    通信速度もLTEなんかよりおうちでacでつなぐほうが早いですね

    それに中華製品はもともと微妙なものに、更に微妙なものを積んでいたのは当たり前だったので、最近のハイスペック思考のほうが、私には理解できません
    たしかに金持ちも小金持ちも増えましたけど、ほとんどの人民は買えませんから

    microSDが128GBまで対応してる点やバッテリーが7000mAとiPad 9.7と同じくらいの容量とか、長所も書いたほうがいいかと思うのですけど…

  2. Alpha より:

    なるほど…
    あの参考にさせていただきますって言うのはこれのことですか…
    確かにゲーミング歌うにはメモリ少ないですね

  3. 匿名 より:

    AndroidOSだけで1GBは使いますからね……3GBと4GBの差は意外とあると思います……

  4. 匿名 より:

    LTE対応してないなら言うほどメモリ食わないよ。スマホと違って余計なアプリ常駐してないから。

  5. 匿名 より:

    これってTeclastのM89みたいな位置づけの製品じゃないですかねー。
    M89対抗ではなく10インチ版のM89って感じで。

    CPUとディスプレイが違うけど、他のスペックが似たような感じ。

  6. 匿名 より:

    手持ちのHipadはAIDA64読みだと
    ディスプレイのリフレッシュレート45Hzしかないよ
    ゲームで困るかは分からんけど
    YouTubeの60フレーム動画は45止まりかも

    • wintab より:

      こんにちは。そうですか…。これまで2,560 × 1,600解像度のタブレットとかを試したことがありますが、動画視聴は特に問題なかったような…。でもゲームには厳しそう。機会があったらいろいろ試してみます。

  7. 匿名 より:

    GPSつかえますか。