
SKTがカラー電子ペーパーAndroidタブレット「BOOX Note Air5 C」を発売しました。SKTでは「創造・学習・アイデアメモなど、あらゆる用途に対応する“デジタルキャンバス”」と称しており、電子ブックリーダーとしてだけでなく、ペン入力にもこだわった製品と言えます。実際、従来モデル「BOOX Note Air4 C」から主に「ペン入力」まわりの品質が向上しています。
1. スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Android 15 |
| SoC | Qualcomm 8コアプロセッサ |
| RAM | 6GB |
| ストレージ | 64GB |
| ディスプレイ | 10.3インチ Kaleido 3 カラー電子ペーパー カラー:1,240✕930 モノクロ:2,480✕1,860 |
| バンド | LTE/5G非対応 |
| 無線通信 | Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1 |
| ポート類 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
| カメラ | なし |
| バッテリー | 3,700 mAh |
| サイズ | 225×192×5.8 mm |
| 重量 | 440 g |
2. OS/SoC/RAM/ストレージ
OSはAndroid 15です。2024年11月発表の従来モデルAir4 CがAndroid 13でしたから、一気に新しくなりました。SoCは「Qualcomm 8コアプロセッサ」で、型番は開示されていません。もともと電子ペーパータブレットは高負荷なゲームを楽しむようなものではない (ディスプレイの描画速度がついていけない)ので、ハイエンドな型番にする意味はありません。
RAMは6GB、ストレージは64GBと従来モデルから変更がありませんが、ストレージに関してはmicroSDカードによるストレージ拡張が可能です。
3. ディスプレイ

ディスプレイは10.3インチのカラー電子ペーパーで、解像度などの数値は従来モデルから変わっていません。BOOX Airシリーズにはペンが付属しますが、Air5 Cに付属するのは新型の「BOOX Pen3」です。4096段階の筆圧と傾き検知に対応します。SKTによれば「まるで紙に書くような自然な描き心地を実現」したとのこと。

PDFアプリ「NeoReader」
独自のPDFアプリ「NeoReader」やメモアプリ「Notes」、豊富な描画機能が使える「Infinite Notes」など、ペン性能を活かすアプリも多数搭載しています。
4. 筐体

筐体は従来モデルからほとんど変わっていませんが、片側のベゼルが太いのが特徴で、Air5 Cから背面にPOGOピン (キーボード接続用)が付きました。

オプション品も充実しています。画像左がキーボードカバー、右がケースです。キーボードカバーはAir5 C用に新たに開発されたものでPOGO品による物理接続、そして (ちょっと残念ですけど)日本語配列ではなく英語配列です。また、カバーも新デザインで、画像にあるように高級感のあるものです。
5. 価格など
BOOX Note Air5 Cは10月27日に発売され、SKTNETSHOP、楽天、Yahooショッピングで販売中です。10月28日現在のSKTNETSHOPでの価格は89,800円です。また、注目のキーボードカバーは11月後半に発売されます。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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