Blackviewが新しい製品ブランド「OSCAL」を立ち上げました。すでにAndroid Goを搭載する低価格帯のスマホ「C20」を発売していますが、今回、エントリークラスのAndroidタブレット「OSCAL Pad 8」を追加しています。
1.OSCAL Pad 8 スペック
スペック表
OSCAL Pad 8 | |
OS | Doke OS_P 1.0(Android 11) |
CPU | UNISOC SC9863A |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 10.1インチIPS(1,920 × 1,200) |
LTEバンド | B1/3/7/8/20 |
SIM | Nano SIM×2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | IEEE 802.11a/b/g/n/ac、 Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン2MP/アウト5MP |
バッテリー | 6,580mAh |
サイズ | 242 × 160.5 × 9.4 mm |
重量 | 547 g |
コメント
OSはAndroid 11をベースとしたBlackviewの独自UI「Doke OS_P 1.0」が搭載されています。Doke OSについてはウインタブで過去に試用したことがないので、詳しいことはわからないのですが、
ゲームモードやアプリの凍結(アンインストールではなく、バックグラウンド動作を防ぎ、システムリソースを節約するような機能と思われます)、またオリジナルデザインのアイコンやアプリのスキン(外観)が使えるようです。
CPUはUNISOC SC9863Aで、ウインタブの過去の実機レビューでAntutu Ver.8のスコアが9万点台前半を記録していますが「まあエントリークラス」ですね。Androidの基本操作やニュースアプリ、SNS、ライトなパズルゲームなどは問題なく動作すると思いますが、動きの激しい音ゲーやFPSゲームなどには向きません(ゲームタイトルによってはまともに動かないと思います)。
RAMは4GB、ストレージは64GBと、こちらもゲーム向きではありませんが、逆にゲームを前提としないのであれば特に問題はないでしょう。ディスプレイは10.1インチでWUXGA解像度と、割と一般的な仕様になっています。
サイズは、一応メーカー側では「軽くて薄い」と言っていますが、厚さ9.4 mm、重量547 gというのは10.1インチのAndroidタブレットとしては平凡な数値です。
2.OSCAL Pad 8 筐体
前面、背面ともオーソドックスなデザインだと思います。前面のベゼル幅は…少し盛って(デザインがよく見えるように画像加工している)いそうな気がしますね…。なお、背面の素材は「メタル(おそらくアルミ合金)」です。
各部名称です。しっかり日本語表記になっていますが、一部ドイツ語っぽい表記が混ざっているのはご愛嬌。スピーカーは底面に2つありますが、製品案内を見ても「ステレオ」とは書かれていません。中国タブの場合、見た目はどう考えてもステレオ、でも実はモノラル、というケースが少なくないので、「ステレオだったらラッキー」と考えておきましょう。
また、この製品は外付けキーボードが用意されており、AliExpress内のBlckview Official Storeでは本体とセット購入が可能です。
筐体色はSilver GrayとRose Goldの2色を選べます。
これは同梱物の画像ですが、この製品、ケース・カバーが付属します。これはなにげにありがたいです。
3.OSCAL Pad 8 価格など
Blackview OSCAL Pad 8はAliExpress内のBlackview Official Storeで販売中で、9月2日までの期間、発売記念セールで119.99ドル(13,417円)で購入が可能です。また、キーボードとのセット購入もでき、セットだと149.99ドル(16,771円)です(こちらもセール価格です)。
Antutuスコアがどう、とかパフォーマンスがどう、とかを気にするような製品ではありません。例えばリビングルームに置いておいて、ちょっとした調べ物をするとか、気軽に動画視聴を楽しむ(WidevineはL3だと思います)とか、そういった使い方に向くと思いますね。そのぶん価格も低く抑えられていますし。
4.関連リンク
Blackview OSCAL Pad 8:Blackview Official Store(AliExpress)
Blackview OSCAL Pad 8:Blackview公式サイト