「ほぼ」アウトドア系スマホの専業メーカーだとウインタブでは言っている中国の「Blackview」ですが、実は普通のスマホも手掛けています。あんまり目立ちませんけどね…。今回紹介する「Blackview A80 Pro」はエントリークラスの製品で、「価格勝負」的な色彩が強いものの、要所要所のスペックがよく、使いやすそうな製品に仕上がっています。
1.スペック
OSはAndroid 9.0で、最新ではありませんが、中華の新興メーカー製としては十分新しいものになっています。CPUのHelio P25は型番が少しばかり古いものの、Antutu(Ver.7)スコアだと8万点くらいとなる「エントリークラスとしてはいいほう」の性能です。RAMは4GB、ストレージは64GBなので、ミッドレンジ機並みに余裕のある容量と言えます。
ディスプレイは6.49インチで解像度はHD+にとどまりますが、水滴型ノッチを採用していますので、見た目は悪くありません。解像度については2019年水準だとミッドレンジ機のほとんど全部、エントリークラスでも一部がFHD+になっていますので、気になる人はいるかもしてないですね。私は視力が悪いので、HD+でもあまり粗さを感じません。というか、実用性に問題はないし、別に汚いという感じでもないです。
通信バンドは「グローバル」ですね。日本で重要となるバンド19や28もしっかりカバーされています。
カメラはエントリークラスの製品としては充実しています。アウト側がクアッドカメラになっていて、メインの13MPはソニー製のIMX258が使われています。さすがに48MPとかではないですが、撮影品質のほうも期待したいところですね。
サイズは不明ですが、Blackviewからの情報だと、厚さは8.8 mmということです。それと、バッテリーは4,680 mAhと、このクラスのスマホとしてはかなりの大容量です。この点もA80 Proの大きなセールスポイントと言えるでしょう。
2.筐体
上にも書きましたが、前面は水滴型ノッチになっていますので、デザインは悪くありません。というか、エントリークラスの製品としては新しめのデザインだと思います。また、この製品はカラフルな筐体色が用意されていて、「Interstellar Black」「Emerald Green」「Coral Red」「Gradient Blue」の4色展開です。個人的にはレッドかグラデーションのかかったブルーがきれいだなあ、と思います。
また、この画像を見ていただくと指紋センサーが背面についているのもわかりますね。
後述しますが、この製品はまだ本格的な販売がスタートしておらず、公開されている筐体画像が少ないんです。すみません。
3.価格など
Blackview A80 Proは11月18日にAliexpress内のBlackview Official Storeにて「グローバル・プレセール」がスタートします。11月12日現在の価格は159.99ドル(17,724円)なのですが、ここから大きく値下がりするものと見られます。
一通りスペックを確認してみて、正直159.99ドルというのは明らかに高すぎると感じますが、100ドルスマホ・プラスアルファ(十分な容量のRAM/ストレージ、水滴型ノッチ、クアッドカメラ、大容量バッテリー)のスペックであると評価できますので、100ドル台の前半であれば割安感が出てくるかな、と思います。
実際の価格を見てみないと「買い」かどうかわかりませんが、Blackviewでは「at a pretty competitive price(非常に競争力のある価格で)」と言っていますので、期待して18日を待ちましょう。
なお、中国メーカーお得意の「プレゼント(Give Away)」キャンペーンも公式サイトで開催中なので、興味のある人は確認してみてください。
Give Awayキャンペーン:Blackview公式サイト
4.関連リンク
Global Version Blackview A80 Pro:Blackview Official Store(Aliexpress)