こんにちは、かのあゆです。ASUSが「ZenFone Max」シリーズの新モデルを日本市場に投入することを発表しました。今回投入されるモデルは「ZenFone Max(M2)」と「ZenFone Max Pro(M2)」の2機種で、どちらもZenFone Maxシリーズの特徴である大容量バッテリーを搭載しながら、以前のモデルよりスペックが向上しています。
1.スペック
搭載OSはAndroid 8.1″Oreo”です。ZenFoneシリーズはASUS独自UIとして「ZenUI」を採用していますが、ZenFone Max M2とMax Pro M2ではZenジェスチャーなどの独自機能こそ搭載されているものの、基本的に「素の」Androidベースのシステムとなっています。
CPUはベーシックモデルとなるMaxがQualcomm Snapdragon 632を、Zenfone Max ProではSnapdragon 660を搭載します。以前のZenFone MaxシリーズではMediaTekのMT6750TやSnapdragon 400シリーズなどのエントリー〜ミッドレンジクラスのCPUを採用していましたが、昨年発売された「Zenfone Max Pro M1」ではSnapdragon 636を採用しており、今回もその流れを踏襲し確実にスペックアップしています。
Snapdragon 632のAntutu(Ver.7)スコアは10万点前後ということなので、実用レベルでは十分な性能になっていると思われますし、上位モデルとなるZenfone Max Pro M2ではより高性能なSnapdragon 660ですから、3Dゲームなども快適に動作すると思います。
ストレージはZenfone Max M2が32GB、Zenfone Max Pro M2が64GBで、RAMはどちらも4GB搭載となります。ディスプレイサイズもともに6.3インチサイズですが、解像度の仕様が異なっていて、Maxが1,520×720、Max Proが2,280×1,080です。
カメラはMaxがイン8MP、アウト13MP+2MP、Max Proがイン13MP+アウト12MP+5MPという構成で、どちらもAIによるシーン識別機能をサポートしています。ただし、Maxでは出荷時点から搭載されているファームウェアからAI撮影に対応していますが、Max Proでは後日リリースされるOTAアップデートでサポートされる予定です。
バッテリーはMaxが4,000mAh、Max Proが5,000mAhとなっており、初代ZenFone Maxから搭載されている、モバイルバッテリー代わりとして活用できる「リバースチャージ」機能に対応する他、Androidスマートフォンでリバースチャージ時に本体をポータブルストレージ代わりにする機能も備えています。
2.デザイン
ZenFone Max(M2)の前面デザインはこのようになっています。今となってはベーシックとなった「ノッチ」デザインを採用していますが、Maxシリーズでノッチディスプレイを採用するのは今回が初です。また、背面デザインは以前のZenfone Maxシリーズのメタル素材を採用したデザインを継承しています。
筐体色は「ミッドナイトブラック」「スペースブルー」「メテオシルバー」の3色が用意されています。
ZenFone Max Pro(M2)も基本的にノッチデザインを採用していますが、上位モデルということもありノッチサイズは小さめになっています。背面はZenfone Max M2とは異なるデザインとなっており、上位モデルのZenfone 5シリーズを思わせる高級感のある加工(Wave finishという3Dカーブデザイン)が施されています。また、前面ガラスもMax Proのみゴリラガラス 6が採用されています。
筐体色は「コスミチックチタニウム」と「ミッドナイトブルー」の2色が用意されています。
3.まとめ
ZenFone Max(M2)とZenFone Max Pro(M2)は3月15日に各家電量販店やオンラインストア、MVNO各社で取り扱い開始となる予定で、3月9日現在のASUS Storeでの予約価格はMaxが26,500円(税込み28,620円)、Max Proが35,500円(税込み38,340円)です。
どちらもミッドレンジモデルとしては割安な価格設定で、特にMax Proはスペック面では昨年5万円台で発売されたZenFone 5(2018)とほぼ同スペックであることを考えると、かなりお買い得感の高いモデルになっているのではないでしょうか。
筐体デザインや質感も以前のZenfone Maxシリーズより向上しており、魅力的なミッドレンジモデルに仕上がっていると感じました。