中国メーカーのALLDOCUBEがAndroidタブレット「iPlay 40」を発売しました。私の認識ではiPlayシリーズのタブレットは比較的スペックが低いといいますか、低価格で手軽な情報端末、という印象だったのですが、このiPlay 40はその認識から外れたニューモデルと言えます。CPUやRAM、ストレージの構成がよく、さらに「10.4インチ」という、少し特殊なサイズのディスプレイを備えています。
1.スペック
ALLDOCUBE iPlay 40 | |
OS | Android 10 |
CPU | UNISOC T618 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.4インチIPS(2,000 × 1,200) |
LTEバンド | B1/2/3/5/7/8/20/28AB |
SIM | Nano SIM×2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | IEEE 802.11a/b/g/n/ac、 Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン5MP/アウト8MP |
バッテリー | 6,000mAh |
サイズ | 248.1 × 157.86 × 8.2 mm |
重量 | 475 g |
OSは中華タブとしてはまだ最新と言っていいAndroid 10です。CPUのUNISOC T618は先日ウインタブで実機レビューを掲載したTeclast M40にも搭載されていて、Teclast M40ではAntutu Ver.8のスコアが208,641点を記録していますので、タブレット製品としてはかなり高いパフォーマンスが期待できます。
RAMは8GB、ストレージも128GBと余裕があり、深センメーカーの中華タブでRAM8GBというのは従来はなかったと思います(Teclast M40やCHUWI HiPad Xでも6GBです)。
また、ディスプレイは10.4インチで解像度2,000 × 1,200と、少し特殊なサイズになっています。無理やりアスペクト比を計算すると16:9.6となり、ノートPC(多くは16:9)とタブレット(多くは16:10)の中間くらいの数値です。
通信まわりではLTE対応(中華タブのほとんどはLTE対応します)し、入出力ポートはUSB Type-Cのみとなります。Banggoodの製品ページにはイヤホンジャックあり、という記載がありましたが、ALLDOCUBEの公式サイトには「イヤホンはUSB Type-Cで」という記載になっていました。タブレット製品でイヤホンジャックを廃止するケースはまだ少ないですよね。
サイズをTeclast M40と比較してみます。ただし、M40はディスプレイが10.1インチ、このiPlay 40は10.4インチなので、iPlay 40のほうが少し大きくて当たり前、ということにはなります。それと、ついでに現行のiPad(10.2インチ)とも比較してみましょう。
iPlay 40:248.1 × 157.86 × 8.2 mm / 475 g
Teclast M40:243 × 163 × 9.3 mm / 531 g
iPad:250.6 × 174.1 × 7.5 mm / 495 g(LTEモデル)
横幅(長辺)はiPlay 40のほうが5ミリほど大きいものの、縦幅(短辺)と厚さはiPlay 40のほうが小さいですね。また、重量は結構な差でiPlay 40のほうが軽いです。iPadとはディスプレイのサイズも形状も異なりますが、厚さ以外はiPlay 40のほうが勝って(小さく、軽いという意味です)います。
2.筐体
前面です。うーん、このベゼル幅、盛っている(ベゼルが細く見えるように画像加工している)かなあ。上でTeclast M40とサイズ比較してみて、M40よりはベゼルが細くなっているはずですが、ひょっとしたら多少は盛っているのかも。まあ、既存のタブレットとの比較ではナローベゼルであると考えてもいいとは思います。
背面です。以前この製品の旧モデル(あるいは下位モデル)であるALLDOCUBE iPlay 20をウインタブで実機レビューしていて、その際には「金属筐体で剛性があり、しっかりとした作り」と評価しています。最近の中国製品は筐体品質が向上しているので、質感にはあまり心配いらないと思います。
すみません、中国語表記ですが、各部名称です。ちょっとびっくりなのが、「4スピーカー」というところです。これ、ALLDOCUBEの公式サイトにも「四扬声器」という記載がありますので「マジ」です。ただし「ステレオ」ではない可能性もありますが…、4スピーカーでモノラルというのもある意味怖い話なので、さすがにステレオだと思います。
また、この画像を見ると、確かに「イヤホンジャックなし」のようですね。
3.価格など
ALLDOCUBE iPlay 40は中国の通販サイト「Banggood」に製品ページがあり、1月5日現在は「Arrival Notice(入荷お知らせ)」というステイタスになっていてまだ販売がスタートしていません。参考価格は229.99ドル(24,142円)ですが、Teclast M40の実売価格が160ドル~170ドルくらいになっていますので、プレオーダーがスタートすればもう一段安くなると思います。
Teclast M40はCPUに高性能なUNISOC T618を搭載していることもあり、日本では人気があります(Banggoodによれば、日本の顧客によく売れているとのこと)が、このiPlay 40もTeclast M40と互角以上のスペック(RAMに関してはiPlayが上)ですし、ディスプレイも「気持ち大きめ」かつ軽量ですから、日本のユーザーの注目を集めるのではないかと思います。
4.関連リンク
iPlay 40:ALLDOCUBE公式サイト
ALLDOCUBE iPlay 40:Banggood
コメント
見出しの「高性能Androidタブレット」は盛り過ぎですw
いえ、盛ってないと思いますよ。いつもの製品紹介記事だと「このスペックだとスマホしてはたいしたことないですが、タブレットとしては高性能な部類です」という記述を入れているのですが、この記事には入れてなかったですね。
BanggoodJapan公式がイベント価格$189.99とツイートしましたね。
個人的にはもう一声欲しい…
1月10日にプレオーダー開始となり、何らかのイベントが発生する、との情報がありました。189.99ドルよりももう一声あればいいですよねー。
Teclast M40 使ってますけど、軽いのと高解像度なのはうらやましい。
M40はドキュメントやコミックビューアとしては解像度が物足りない。
なんか重たいのに電池の持ちが良くない気がする。まあ、安いんですが。
あと、4スピーカーは縦横どちらでもステレオになるんだとすれば良いアイデア。
ま
コミックビューワとしては縦持ち単ページ表示でも横持見開き表示でも短辺のピクセル数が1200に合わせた表示になるからTeclast M40と結局同じでは。
はい、多分そうですね。この製品の場合、スペックの違いをアピールするのだ、というのが主目的なのかもしれません。
4スピーカーと言うことは、縦横常に4つスピーカーが鳴るのでSoCの消費電力と合わせて外出向けでは、無い感じですね。
でも、私は、家でサブ目的なので昨日、楽天ポイントが4,000円チャラになる前にM40をポチったので、最近、ゲームでネットを見てなくて、この記事を今日知って、ちょっと後悔しています。
去年、iPlay 20proを買ってAlldocubeが気に入ったのでRAM8Gが魅力で損した感じです。
でも、イヤフォンジャックが無いからbluetoothの電源が切れたら嫌だなと無理やり納得しました。
実は、イヤフォンとヘッドフォンの両使いなので問題無いのですが…
こんにちは。4スピーカーですが、そんなに器用なしくみに対応できそうにはないだろうなあ、と思います。もしできたらALLDOCUBEを見直してしまいます!
HUAWEI MatePad 10.4と同じ解像度ですね
双方の公称値を信用するならMatePadと比べ幅横ともに3mmぐらい大きく1㎜厚く25g重い
すみません、その製品のことを見落としていました。他製品と比較するなら入れておくべきでした。
iPlay 30pro購入しようと色々調べていたら、iPlay 40が発売間近としり、踏みとどまりました。
多分10日に販売開始になると思うので、少し待つほうがいいかと。ただプレオーダーの開始ですから、実機が届くまでには1ヶ月位かかってしまうと思います。
先の投稿が反映されなかったと思って書き込んだら二重投稿になってしまいました。
コメントありがとうございます。特に大きな矛盾はないかと思いましたが、あとに頂いたほうを非表示にしておきました。
予約販売開始したので、ポチりました。コンビニ支払いしてきます。
商品ポチった者ですが、二月三日到着予定になっています、指摘通り来月まで届かないようです。発色が綺麗なので、届いたら動画見まくります。
1月10日にポチった者ですが、本日1月17日無事届きました。YouTubeも綺麗にさくさく見れます、選んで良かったです。