AGMがAndroidタブレット「AGM PAD T2」を発売しました。この製品はウインタブでレビューした「AGM PAD P2」よりも全体的にスペックが落とされており、そのぶん価格が低く設定されています。
1.概要
スペック表
AGM PAD T2 | |
OS | Android 14 |
SoC | MediaTek Helio G91 |
RAM | 4GB(拡張機能により最大8GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 10.95インチ(1,920 x 1,200)60Hz |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン8MP/アウト13MP+2MP |
バッテリー | 8,000 mAh |
サイズ | 256.75 x 168.3 x 7.45 mm |
重量 | 502 g |
コメント
OSはAndroid 14、SoCはHelio G91です。この型番はウインタブでテストしたことはありませんが、Antutuスコアが約27万点(出所:Nanoreview)ということなので、Helio G99よりは下、中国タブで搭載例の多いUNISOC T606よりはちょい上、くらいの性能でしょうか。
RAMは4GBで拡張機能により最大8GBとして使えます。…CPU性能から見て、このくらいでいいんじゃないかと…。ストレージは256GBと大きめの容量で、microSDカードによるストレージ拡張もできます。
ディスプレイは11インチ(正確には10.95インチ)で解像度は1,920 × 1,200、WidevineはL1で、Amazon製品ページにある説明動画を見たところNetflixでのHD画質視聴にも対応しているようです(以前レビューしたPAD P2はNetflixでHD画質視聴ができました)。
また、メーカーが推しているのは「輝度500nit」という点です。確かに低価格帯タブレットの液晶パネルとしては明るい方ですね。
カメラはイン側8MP、アウト側13MP(メイン)+ 2MP(マクロ)です。PAD P2はアウト側に50MPのカメラを搭載していて、実機レビューでは撮影品質を高く評価していますので、このPAD T2でも他の中国タブレットよりは高品質な写真が撮れるんじゃないかと思います。
バッテリーは8,000 mAhと「普通か、ちょっと大きめ」くらいの容量です。リバースチャージや急速充電については説明がありませんでした。
筐体はアルミ製です。もともとAGMはタフネススマホに強い会社ですし、PAD P2の筐体も剛性感のあるものでしたから、おそらくT2もしっかりした筐体になっていると思います。なお、イヤホンジャックについては、上のスペック表には記載していませんが、英語版の公式サイトのスペック表を見ると「FM with headphones」という記載がありましたので、イヤホンジャックはついているのではないか、と思います(FMラジオが日本で使えるかどうかはともかくとして、一般にタブレット製品でFMラジオを使う場合はイヤホンのケーブルをアンテナ代わりにします)。
2.価格など
AGM PAD T2はAmazonで販売中で、11月1日現在の価格は25,999円です(製品ページにある4,000円OFFクーポンを使用した価格です)。うーん、スペックから見た価格は「ちょっと高めかな」と思います。しかし、AGM製ということで筐体のしっかり感は高いと思いますし、カメラ品質にもある程度期待ができますので、ちょっと高いくらいなら許せるかも。
3.関連リンク
AGM PAD T2:Amazon
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。