acerが11.6インチのコンバーチブル2 in 1「TMB311R-31-F14P2(Spin B3)」を発売します。エントリースペックで堅牢な筐体になっていて、どちらかというと教育市場を意識した製品と言えますが、法人向けだけでなく、家電量販店などで個人向けにも販売されます。
1.TMB311R-31-F14P2 スペック
スペック表
TMB311R-31-F14P2 | |
OS | Windows 10 Pro |
CPU | Intel Celeron N4020 |
外部GPU | なし |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB eMMC |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 11.6インチIPS (1,366 x 768)タッチ |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB 3.2 Gen1 Type-C、USB 3.2 Gen1 × 2、HDMI、microSDカードリーダー、オーディオジャック、LAN(RJ45) |
カメラ | イン92万画素/アウト500万画素 |
バッテリー | 駆動時間 約12時間 |
サイズ | 295 x 215 × 20.99 mm |
重量 | 1.46 kg |
ポイント
・Celeron N4020搭載のエントリーモデル
・コンパクトなコンバーチブル2 in 1
・MIL規格準拠の堅牢性、防滴キーボード
・充実した入出力ポート構成
・イン側とアウト側、2つのカメラを搭載
コメント
教育市場を意識した製品ということでOSはPro版です。CPUはCeleron N4020、RAMは4GB、ストレージは64GB eMMCと、Windowsマシンとしてはミニマムなスペックになっています。「Celeron N4020ではなく、N4120だったら…」というのは日本メーカーのエントリーPCでしょっちゅう感じることではあります。
ディスプレイは11.6インチのIPS液晶で、解像度はHDにとどまります。また、ディスプレイはタッチ対応し、抗菌仕様のゴリラガラスが採用されています。
Webカメラは前後にあります。と言ってもいわゆるアウトカメラはキーボード面なんですよね。「タブレットモードのときに使えるように」ということでこの位置になります。
サイズは11.6インチノート(2 in 1)としては大きめですし、「かなり重い」です。この後筐体についてご説明しますが、それを見ていただければ納得かと思います。
2.TMB311R-31-F14P2 筐体
正面から見たところです。ベゼルはかなり太いですね。筐体を頑丈に仕上げているということのほか、11.6インチノートでサイズをあまり小さくしてしまうとキーボードのサイズ(幅)にもしわ寄せが行き、使いにくくなるから、という事情もあると思います。しかし、見るからに頑丈そうですよね。
この製品はヒンジが360度開口するコンバーチブル2 in 1なので、トップ画像のように、タブレットモードやテントモード、スタンドモードなどに変形して使うことができます。ちなみに、この画像を見ても筐体の「厚み」がわかると思います。
側面と入出力ポートの配置です。右側面(画像上)には左から電源ボタン、イヤホンジャック、USB Type-A、セキュリティロックスロットがあります。なお、電源ボタンの左に「スタイラスペンの収納口」と思われるものがありますが、メーカー説明はなく、販売サイトの製品ページにもこの部分の説明はありませんでした。
左側面(画像下)には左からDC-IN、HDMI、USB Type-A、microSDカードリーダー、USB Type-C、有線LANポートがあります。この構成、11.6インチのモバイルPCとしてはかなり充実しているほうだと思います。特に有線LANポートがあるのがうれしいですところ。
3.TMB311R-31-F14P2 筐体
acer TMB311R-31-F14P2(Spin B3)は7月22日の発売予定で、ビックカメラなどの家電量販店ではすでに予約販売がスタートしています。7月21日現在のビックカメラでの価格は税込み39,800円(ポイント10%つき)となっています。
PCとしてのスペックは低く、ウインタブ読者のメインノートとしては少々厳しいのではないかと思いますが、堅牢な筐体になっていますので、出張や旅行時のお供としては悪くなさそうですね。また、この製品が想定している「お子さん用PC」としても安心感が大きいと思います。
4.関連リンク
TMB311R-31-F14P2 (Spin B3):acer公式サイト 製品紹介
TMB311R-31-F14P2:ビックカメラ