こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。acerから新しい13.3インチキーボード非分離型の2 in 1「Spin 5」が登場しました。acerの製品ブランドの中でも最新のものに「Swift」と「Spin」があり、どちらもモバイル系の製品が中心となりますが、Swiftはクラムシェルノート、Spinはキーボード非分離型2 in 1となります。Spinには「Spin 7」と「Spin 1」が日本でも先行販売されています。
直感的にはSpin 7が一番いいやつ、Spin 1が一番安いやつ、そしてSpin 5がその中間、って考えてしまいますし、価格に関してはその理解でいいんですけど、Spin 7というのは超薄型かつ軽量でCore i7-7Y75という、旧Core mの流れを汲むCPUを搭載した製品なので、第8世代のCore i7-8550Uを搭載するSpin 5よりも高性能とは言えません。なので、どっちが上、ということではなく、それぞれが特徴ある製品である、と考えたほうがいいと思います。
1.スペック
この製品には2グレードがあり、上位モデルが「Core i7-8550U / RAM8GB / 256GB SSD」、下位モデルが「Core i3-7130U / RAM8GB / 128GB SSD」となります。また、ディスプレイは両グレード共通で、13.3インチのIPS液晶、FHD解像度(1,920 × 1,080)となります。そして1,024段階の筆圧に対応する「Acerスタイラスペン」が付属しますので、ペンの性能次第ではありますが、2 in 1の筐体と合わせ、イラスト用途にも使えるかもしれませんね。
ポート類もキーボード分離型(Surfaceタイプなど)と異なり、モバイルノートとして見ても充実しています。Type-Cを含みUSBポートが4つ、HDMIも備えています。
また、この製品はバッテリー稼働時間も長めで、最長13時間の稼働、というのが公称値です。実際のところはそれより短めになると思いますが、それでも1日フルに使えるかもしれません。
ちょっと惜しいなあと思うのが重量です。13.3インチで1.5 kgですから、モバイル利用も十分可能ではありますが、最新のモバイルノートだと1.2 kg程度のものが多いので、2 in 1という筐体構造のせいもあるんでしょうけど少し重いと感じますね。スペック面ではSpin 7に引けを取らない(というかむしろ速い)Spin 5ですが、ことサイズ面では14インチながら厚さわずか10.98 mm、重量1.2 kgのSpin 7には及びません。
2.筐体
正面から見るとオーソドックスなノートパソコンといった感じです。Spin 7が狭ベゼルを採用し、エッジ部分に丸みを帯びていたのとは対照的で、はっきり言って「似てない」です。Spin 7はSpin 7、Spin 5はSpin 5と、同じキーボード非分離型2 in 1ながら、全然別物ということですね。
天板です。筐体素材は不明ですが、「スチールグレイ」の落ち着いた筐体色に細かなヘアライン加工が施されています。
2 in 1なので、スタンドモード、テントモード、タブレットモードに変形することが可能です。この製品は筆圧対応のスタイラスペンが付属するため、タブレットモードやテントモードが真価を発揮するかな、と思います。
この画像は英語配列になっていますが、日本向けには日本語87キーのものが用意されます。キーボードはバックライト付きで、タッチパッド左上には指紋センサーもついています。
側面です。入出力ポートの多くは左側面に集中し、右側面には電源ボタンと音量上下ボタンがありますね。この製品は2 in 1なので、これらのボタンは側面についています。また、筐体の厚さ15.9 mmというのはSpin 7には及ばないものの、十分に薄型だと言えるでしょう。
3.価格など
acer Spin 5は11月29日の発売予定で、ビックカメラではすでに製品ページが作られ、予約注文を受け付けています。価格はCore i7モデルが税込み154,213円、Core i3モデルが税込み107,773円となっています(ともにポイント10%つき)。
性能面ではCore i7モデルのほうが当然上なわけですが、個人的にはCore i3モデルがポイントを考慮すれば実質10万円以下で手に入る、というのが魅力に感じられます。ビジネスマシンとしてはCore i3でも不自由を感じませんし、筆圧対応のスタイラスペンが付属し、快適な手書き入力が楽しめるというのも大きいですね。
4.関連リンク
Spin 5:acer公式サイト 製品ページ
Spin 5 スチールグレイ SP513-52N-F38Q(Core i3):ビックカメラ
Spin 5 スチールグレイ SP513-52N-F78U