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Xiaomi Smart Band 7 Pro(国内版)実機レビュー - もはやスマートバンドと言うよりはスマートウォッチ、より魅力的になったXiaomi スマートバンドの上位モデル

Xiaomi スマートバンド 7 Proの実機レビュー
Xiaomi Smart Band 7 Pro(国内版)を購入したので実機レビューしたいと思います。Xiaomi スマートバンド(Mi Band)シリーズとしては初の「Pro」モデルとなり、単独でも正確なルート記録を行えるGPSやAmazonのアシスタント機能「Alexa」のサポートなどより魅力的な製品に進化しています。

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1.Xiaomi Smart Band 7 Pro スペック

対応OS:Android 6.0以降/iOS 12以降
ディスプレイ:1.64インチAMOLED(456 × 280)タッチ
センサー:心拍数(血中酸素濃度測定含む)、加速度、ジャイロ、環境光
GPS:あり(GNSS)
Bluetoothバージョン:5.2
サイズ:44.7 × 28.8 × 11 mm /20.5 g(バンド除く)

Xiaomi Smart Band 7 ProのOSはZepp OSです。Xiaomi傘下のAmazfit製品でも採用されているOSで、Amazfit GTS 3ではアプリの追加にも対応していますが、Xiaomi Smart Band 7 Proではあらかじめ用意されているアプリのみ利用可能です。OSの変更に伴い、同期アプリはAndroid、iOSともに「Mi Fitness」に統一されています(Xiaomi Smart Band 7ではMi Fitnessのほか、Google Fitとの同期も行えるZepp Lifeも選択可能です)。

GPSを内蔵しているため、単体で正確なルート情報の記録が可能です(Xiaomi Smart Band 7まではGPSがなく、母艦となるスマートフォンを持ち出す必要がありました)。また国内向けXiaomi スマートバンドシリーズとしては初めてAmazonのボイスアシスタント、Alexaに対応しています。残念ながら中国版とは異なりNFCは搭載されていません。

ディスプレイは1.64インチサイズ、解像度は280 × 456です。輝度は最大500ニトと明るく、明るさの自動調整機能もあるので野外でも見やすくなっています。パネルはAMOLED(有機EL)で、バッテリーの消耗が激しくなってしまうものの常時表示もサポートしています。

それ以外の機能はXiaomi Smart Band 7と共通です。110種類のフィットネスモード、血中酸素濃度、心拍数の常時記録、睡眠記録などが利用可能です。

バッテリー稼働時間はメーカー発表だと最大12日間となっています。実際の使用時間は後述します。

2.Xiaomi Smart Band 7 Pro 筐体

付属品
付属品はシリコンバンド、充電ケーブルです。本来マニュアル(日本語表記)も付属していますが、レビュー品は中古で購入したため欠品となっています。

バンドは専用タイプとなっており、一般的な腕時計用のバンドを使い回すことはできませんが、Xiaomiよりレザータイプのバンドが国内販売されているほか、Amazon.co.jpなどでサードパーティ製の製品を入手することも可能です。

前面
前面です。従来のXiaomi スマートバンドシリーズよりも「より腕時計に近い」デザインになりました。ディスプレイ解像度も高いので文字盤も美しい画質で表示されます。

背面
背面には各種センサーと充電用のPOCOピンがあります。

左側面
サイドフレームはメッキ加工が施されており高級感があります。ただし傷がつきやすいので不安であればサードパーティ製のカバーケースを装着するほうが安心できると思います。

3.Xiaomi Smart Band 7 Pro 使用感

使用感

より時計らしい見た目に
筐体説明でも取り上げたとおり、Xiaomi Smart Band 7 Proは一般的な腕時計に近いデザインに一新されました。画面サイズが大きくなったことにより文字盤や通知の情報量が増えましたし、ビジネスシーンで着用しても違和感がなくなったと思います。

様々な文字盤が用意されている

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文字盤(ディスプレイ)のデザインは後述するMi Fitnessアプリより選択できます。高級腕時計のようなものからカロリーや天気情報を同時確認できるものまで、様々な種類が用意されており、飽きることはありません。

通知も見やすい
日本向けモデルとグローバルモデルには日本語ロケールや日本語フォントが組み込まれており、各種通知も見やすくなっています。

メニュー
メニュー画面はスマートフォンライクなアイコン表示のほか、リスト表示も選択できます。

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常時表示は便利だが、バッテリー消耗も激しい
Xiaomi Smart Band 7 Proではディスプレイの常時表示が利用可能となっており、いつでも時刻の確認ができるようになりました。腕時計として使う際には便利ではあるのですが、バッテリーの消費も激しく、かのあゆの使い方だと「心拍数、血中酸素のリアルタイム測定ON、詳細な睡眠測定ON」という設定だと1日半で残量10%の状態になりました。

常時点灯をオフにすると3~4日程度持つようになるので、バッテリーを持たせたいのであれば常時点灯はオフにしておいた方が良いかもしれません。

スマホを持ち出さなくても正確なルート記録が可能に
Xiaomi Smart Band 7 ProではついにGPSが組み込まれたため、母艦となるスマートフォンを持ち出さなくてもランニングやサイクリングのルートを正確に記録できます。運動時に持ち物を減らすことができるので個人的にも搭載を待ち望んでいました。

正確な記録が可能

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ルート記録の精度も正確で、同時に利用しているApple Watch Series 6の記録データと比較しても誤差はほぼありません。サイクリング時だと走行時の速度もリアルタイムで確認できるので、サイクルコンピューター代わりとしても活用できます。

睡眠記録

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他社スマートウォッチ、スマートバンドと同じく睡眠の記録も可能です。OPPO Watch Freeとは異なりいびきの記録は行えないものの、睡眠時の血中酸素濃度や呼吸数を確認することもできるので無呼吸症候群の防止に役立ってくれると思います。

ただし、医療機器ではなく、各メーカーで採用しているアルゴリズムも異なるせいか深い眠り、浅い眠りの時間はApple Watchと比較すると誤差があります(上記画像の場合、Apple Watch Series 6では深い眠りが「16分」と記録されていました)。「あくまで参考程度」と考えておくといいでしょう。

Alexaにも対応
Xiaomi Smart Band 7 Proにはマイクが内蔵されており、音声アシスタントとしてAmazonの「Alexa」が利用可能です。ボイスコマンドで天気の確認や自宅にあるAlexa対応スマートデバイスをコントロールできます。なお上の画像は電車の発車アナウンス「この駅を出ますと」を「アナ雪を出ますと」と誤認識したものです…。

「Mi Fitness」について

Mi Fitnesss

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Xiaomiのスマートウォッチ・バンドには同期アプリが2種類用意されていますが、Xiaomi Smart Band 7 Proでは「Mi Fitness」を使用します。以前のMiバンド/Xiaomi スマートバンドシリーズで利用できる「Zepp Life」と比べるとフィットネスデータや心拍数、睡眠記録などが見やすくなっているものの、Android版ではGoogleがリリースしているフィットネスアプリ「Google Fit」と同期できなくなっており、この点は残念に感じられました。なおiOS版では「ヘルスケア」との同期をサポートしています。

Mi Fitness:Google Play
Mi Fitness:App Store

4.Xiaomi Smart Band 7 Pro レビューまとめ

Xiaomi Smart Band 7 Pro(国内版)はXiaomi公式サイト、Amazon.co.jp、家電量販店などで販売中となっており、価格は14,800円(税込)です。円安の影響もあり、国内版の価格は高めになってしまいましたが、保証を気にしないのであればAliExpressでグローバルモデルが61.99ドル(8,360円)で販売されており、お買い得です。グローバルモデルでも技適マークの電磁表示を行えるほか、日本語ロケールも用意されています。

もはやスマート「バンド」ではなく、スマート「ウォッチ」そのものと感じられ、GPSが搭載されたことでより満足度の高い製品に進化しています。ディスプレイの常時表示をオフにすればバッテリーも長持ちしますし、見た目が腕時計に近くなり、シーンを選ばず使えるようになりましたので、どなたにでもお勧めできる製品になったと思います。

5.関連リンク

Xiaomi Smart Band 7 Pro - より腕時計らしい外観になり、GPSもついた低価格なスマートウォッチ。発売記念セールで69ドル!
Xiaomi Smart Band 7 Pro(国内版):mi.com
Xiaomi SmartBand 7 Pro(グローバル版):Mi CC Store(AliExpress)

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コメント

  1. 匿名 より:

    Google Fit連携ないのは致命的だな。あと電池がもたないのも困る。無印なら14日ぐらいもつから毎日寝る前に10分だけ外して充電して付けて寝てるけどこれが充電1時間とかになるとそのまま付けずに寝ちゃって眠りのログとらなくなりそう。

    • かのあゆ より:

      fit連携がないのは本当に厳しいですね・・・Zepp LifeではサポートされているのでMi Fitnessでも使えるようになってほしいところではあるのですが・・・

      バッテリーの持ちは常時表示を切れば無印スマートバンド 7とほぼ変わらなくなるのでこの辺はトレードオフかな・・・と思っています。

  2. r より:

    記事の参考画像に 取得できないまたはリストにない画像を貼ってらっしゃるのはなぜかな?
    文字面画像はなんでもいいわけではないですけど。

    • かのあゆ より:

      多分iOS環境で使ってないのでアレですが、Band 7 Proに関してはAndroid版Mi Fitnessで用意されてる文字盤しか使ってないのでこれが純正だとしか・・・

      Android環境であればアプリ更新してファームウェアも更新すれば同じ文字盤出てくるはずですし、iOS環境だと今回検証していないのでどうともいえないです・・・少なくとサードパーティのウォッチフェイスアプリは一切導入していません。