記事にアフィリエイト広告を含みます

Tranya Nova レビュー - 1万円以下で総合的にデキのいいノイキャンワイヤレスイヤホン。このコスパは満足度が高すぎる!

Tranya Nova トップ
こんにちは、オジルです。気付けば巷に溢れるワイヤレスイヤホン、最近ではいわゆる「100円ショップ」のようなお店でも安価な価格で手に入るようになってきましたよね。とはいえ上を見たらキリがない!正直なところ、私は音にそこまでこだわりがないため、なんとかPodsや2,3万円するイヤホンにお金をかける感覚は持ち合わせておりません(製品に対する悪意は一切なく、お金がないだけ…)。でも、やっぱり多少は音質・機能に優れたものを身に着けたい。「あ、私も同じだ」と感じてくださった方、おめでとうございます!ぜひ読んでやってください。

スポンサーリンク

最初にはっきり言ってしまいますが、今回はメーカーよりサンプル製品を提供していただきまして「1万円以内クラスならこれを買っておけばハズレはない」と忖度なく感じることができました。そんなTranya Novaレビュー、いってみましょう。

ここがおすすめ
・何より、必要な性能が一通り盛り込まれて1万円以下と高コスパ
・マルチポイント対応なので複数端末を同時に使うなら◎
・専用アプリでだいぶ細かく設定ができる
・-43dbのノイズキャンセリング性能。不快感が大幅カット
ここはイマイチ
・本体とケースに光沢感がありチープさを感じるかも
・タッチ感度が良すぎて誤操作誘発(アプリ設定で改善可能)
販売サイト及び関連サイト
Tranya Nova:Amazon
Tranya Nova:Tranya公式サイト
Tranya公式Xアカウント
※Amazonと公式サイトで「Nova15off」を使うと15%OFF

1.Tranya Nova スペック

Tranya Nova スペック表

クリックで拡大します

念のためスペック表を掲載しましたが、音質については後述するとして、アクティブノイズキャンセリング(以降、ANCもしくはノイキャン)ワイヤレスイヤホンとしてどうなの?というのが一番気になる部分でしょう。その答えはシンプルに表現するなら「この価格でほぼ全部入り」。一見すると突出したものがなさそうに感じてしまいますが、その全部入りの各項目を一定水準以上でクリアし、1万円以下に抑えたコスパの良さがTranya Novaの最大の特徴と言えそうです。

・ハイレゾ対応(aptX Adaptive)
・マルチポイント対応(2台同時に接続できる)
・-43dbのANC
・ワイヤレス充電対応
・詳細なカスタマイズ

低価格帯の製品はマルチポイント対応になっていなかったり、ノイキャン性能が抑えめだったり、ワイヤレス充電に非対応だったりすることが多いんですよね。この辺りを網羅している製品はほとんど1万円オーバー、場合によっては2万円クラスにまで届いていることを考えると、Tranya Novaのコスパの良さが浮き彫りになってきます。

ほか、搭載するチップセットが新しいQCC3072であったり急速充電や6マイク搭載など、細かい部分でもマイナスイメージを抱く要素がこれといって見当たりません。イヤホン本体のバッテリー駆動時間が9時間、ケース込みで36時間という数字もケース込みだと高水準ではないものの、単体での9時間(ANCオンの場合は6時間)はかなり頑張っているのではないでしょうか。それでいて他製品とサイズ感も同等ですから。Tranyaさん、すげえっす。

2.Tranya Nova 筐体

Tranya Nova 外箱
外箱はシンプルなデザイン。この箱、かなりぴっちりとはめ込まれていて、開けたものを元に戻すのに一苦労するくらい。

Tranya Nova 同梱品
本体以外の同梱品は説明書、イヤーピース(SとL。Mは本体に装着済み)、ケーブルです。説明書はあえて少し開いた状態にしましたが、図解付きで分かりやすいです。なお、製品の保証期間は1年間のところ、ユーザー登録することで3ヶ月延長できるとのこと。

Tranya Nova ケース
本体を収納するケースです。ケース=充電器となっているのはもう当たり前なので説明不要ですね。ご覧の通り、全体にだいぶ光沢感がありテカテカしているのは否定的なユーザーが多そう…。私も最初はそのように感じていたのですが、使っているうちに不思議と全く気にならないですし、乾燥肌だからかは分かりませんが指紋も目立ちません。開閉部分の下にはバッテリー残量などを知らせるインジケータがあります。

Tranya Nova ケース
裏側はこのようになっています。個人的にロゴの主張が控えめなのはいいですね。ロゴの下にはボタンがあり、ケースのバッテリー残量確認やペアリング、リセットなどに使うおなじみの仕様になっています。

Tranya Nova ケース
ケースを開けるとこんな感じになります。よくある収納スタイルですね、画像では分かりづらいですが左右に小さくL・Rが書かれています。この手のイヤホンでいつも思うのですが、本体側にプリントしたほうがいいような…。

Tranya Nova 本体
本体です。こちらもツヤツヤピカピカで、反射が強いこともあり、ロゴはほとんど目立ちません。某メーカーの製品がうどんイヤホンと小馬鹿にされてきたことなんてどこ吹く風、もはや王道とも呼べるほど市民権を得たこの形。今や私もこのタイプのイヤホンが一番しっくりくるから不思議です。伝えやすく、イメージしやすい表現なので便宜上「うどん」をあえて使わせていただきます。愛を込めて。

話が少し逸れてしまいましたが、もうあまり説明する必要はないと思いますけどね…一応触れておきます。うどんの部分をタップ、もしくは長押しすることで本体の操作を行えます。そしてうどん部分の上、少しわかりにくいですがマイクの穴があります。

スポンサーリンク

Tranya Nova 本体
反対側です。特に印字は何もありません。イヤーピースのすぐ上と、その右上にマイクの穴が確認できます。片耳で3マイク、両耳に計6マイク搭載となっており、外音取り込みや通話時にあくまでも体感レベルですが各1マイクよりも効果があるような気がします。

3.Tranya Nova 使用感

操作性

まずイヤホン本体の出し入れに関してですが、うどんタイプはだいたい同じような収納スタイルになっていることもあり、慣れさえすれば煩わしさは感じません。ただし、イヤホン本体の操作はタップの感度がだいぶ良好で、初めて装着してから取り外した際に再生がストップしてしまい「あれ?たしか装着検知の機能はなかったはずだけど…」と思ってしまったほど。これは「1回タップで再生/停止」が作動したためです。さすがに勘弁してくれ!と言いそうになるところですが、後述するアプリでタップの詳細設定ができるため安心です(反対に、設定できなかったら相当ストレスだったでしょう)。私は1回タップの操作をオフにすることであっさり解決しました。

ケースのフラップ部分が弱く頻繁に閉じてしまうのと、それに伴ってパチンという音が鳴る率も上がってしまうのもちょっとだけマイナスポイント。静かなところでこの音が出ると少し気まずい空気が流れますからね。もう少し強度があればよかったような気がします。

…と若干ネガティブなことを書きましたが、文句を言うほどのことでもなく、全般的に使いにくさは感じません。むしろ嬉しかったところもあります。初めて使う際はイヤホン本体をケースから取り出すと自動でペアリングモードになるよう設定されているのですが、説明書を読み、ケースのボタンや本体を長押しでペアリングモードに移行して…という製品もあり、地味に面倒だったりするんですよね。こういう些細な配慮はありがたく感じました。

音質

装着して最初に感じたのは、インパクトに欠け、あまりにも面白味に欠けるフラットさです。高級イヤホンではないことは重々承知で、多少こもった音になるのはある程度理解できるのですが…と思っていたら、デフォルトのチューニングがよくなかったようです。詳しくは次項でご説明しますが、Tranya Novaは専用アプリを使わないと完全に宝の持ち腐れ。その割に説明書でアプリ紹介だけなのは非常にもったいないですよ、Tranyaさん。

アプリインストール後の音に関しては問題ありません。基本的には低域寄りの構成になっていますがバランスはよく、分離感もあります。細かい調整はアプリで行えるのでお好みのチューニングで、というところまで込みで十分に満足できました。

アプリ「Tranya Audio」

Tranya Novaに必要不可欠とも言える専用アプリ。購入した方は絶対にインストールしないとダメですよ!余談ですが、一度設定さえ済ませてしまえば頻繁にアプリを立ち上げる機会がなくなるとはいえ、起動時に必ず3秒程度Tranya公式ページへの誘導が出るのは少しイヤかも…。

Tranya Nova アプリ
こちらはペアリングしてある本体を選択した後の画面です。いくつか項目がありますが、これまで触れてきた内容の「ボタン設定」と「チューニング」について少し掘り下げて見ていきます。なお、ゲームモードはいわゆる低遅延モード、下の3つはいずれかをタップするとANCのモードが切り替わります。

Tranya Nova アプリ
まずボタン設定です。画像の左側のようにシングルタップから5回タップまでと長押しで、それぞれにアクションの設定を行うことができます。5回タップまで必要か?と一瞬考えましたけど、設定できる幅が広いに越したことはないでしょう。それぞれのアクションについては画像右側の通り。ANCモードを設定した場合、長押しするたびにANC→外音取り込み→ノーマル(ANCオフ)を繰り返します。

Tranya Nova アプリ
イコライザーでは音のチューニングが可能で、4つのプリセットから選択するか、各音域ごとに調整することもできます。一通り聞いてみた限り、とりあえずバランスを選択しておけばクセがなく聴き馴染みが良い印象です。アプリを介してこのチューニングにたどり着くことができるのですが、もしかするとアプリなしで使っていたら「オールフラット」、つまり全てプラスマイナス0が工場出荷時設定なのかもしれません。こちらに関しては今後の改善に期待するとして、しつこいようですが、アプリなしではTranya Novaの持ち味をだいぶ損ねてしまいます。もし購入したらすぐインストールし、ボタン設定と一緒に設定することを強くおすすめします。

ノイズキャンセリング性能

Tranya Novaは最大-43dbのノイズ低減を謳っており、この数値は現行のアクティブノイズキャンセリングイヤホンでもトップクラスです。ただ、実際に使ってみると、しばらく使ってきた-30db製品と比べて「明らかに静寂が訪れる」といった印象を受けるほどではありません。静かな環境であればもちろんほとんど雑音が聞こえなくなり、かつホワイトノイズも気にならないのですが、それは超格安のノイキャンイヤホンを除けば当たり前ですし。

そんな中、しばらく日常生活で使ってみるといくつか違いを感じることができました。表現が難しいんですけど…「ガツンと消す」というより「不快感を覚えない程度にバランスよく削る」のイメージ。特に低域の環境音を主に低減し、中高域に関しては控えめな印象ですね。このバランスに関しては個人により感じ方が違うとは思うものの、外出時には没入感を担保した上で最低限の危機管理能力が働く状態が好ましいと私は考えていますから、そういったチューニングは歓迎です。静寂すぎるのって意外と恐怖なんですよね。今回レビュー期間中には、たとえば下記のようなケースがありました。

●電車やバスに乗っている際、ゴォォォという音はほとんど聞こえなくなるがアナウンスはなんとなく聞こえてくる。
●車通りの多い道を歩いていると、近くを通る車の音やクラクションのみ静かに聞こえる。
●真後ろや真横、すれ違いざまで誰かが会話している時、内容はほとんど聞き取れないが何かを話しているのは分かる。
●路上ミュージシャン(大声)の歌声はなんとなく聞こえるが、ギターの音はほとんど聞こえない。
●風切り音は聞こえなくなるわけではないが、ヒューヒュー→小さいサーサーになるので不快感が消える。これまで使っていたもの(-30db)はヒューヒュー系なので地味に恩恵を感じるポイント。

最近、通勤中はいつもポッドキャストでラジオ放送のアーカイブを聴いていて、大人の事情(たぶん)で音楽がカットされているためパーソナリティの話し声以外はほぼ無音です。そのコンテンツで上記のような聞こえ方になっているので、音楽メインで聴けばより外音に気を取られることなく没入感が高まります。そして言わずもがな、ノイキャン未経験者であれば驚くほど効果を実感できるでしょう。

4.Tranya Nova レビューまとめ

Tranya Novaは公式のオンラインショップやAmazonなどで販売中です。11月20日現在のAmazonでの価格は9,880円ですが、製品ページに1,000円OFFクーポンがありますので、それを使うと8,880円となります。さらにTranyaよりウインタブ読者に割引クーポンを頂いており、「Nova15off」を使うと15%OFFとなります(製品ページの1,000円OFFクーポンと併用可能。また、Amazonだけでなく公式サイトでも使えます。このクーポンの期限は11月30日です)。先ほどAmazonの製品ページで実際にカートに入れてみたところ、7,398円で購入可能でした。

ここ最近の1万円以下クラスはEarFun、Anker、SOUNDPEATSあたりが元気で、実は私、レビューするまでTranyaのことはよく知りませんでした。しかし、今回Novaをレビューしてみて「同クラス最強まであるかも」と思ってしまいましたね。個人的には光沢感がなければ良かったという点くらいしか気になるところはなく、全般で隙のない仕上がりになっていたと思います。1万円以下でノイキャンイヤホンを探している方にTranya Novaをおすすめできるのはもちろん、これからのTranya製品にも要注目ですよ!

5.関連リンク

Tranya Nova:Amazon
Tranya Nova:Tranya公式サイト
Tranya公式Xアカウント
※Amazonと公式サイトで「Nova15off」を使うと15%OFF

スポンサーリンク