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SOUNDPEATS Air5 Pro+ レビュー - 最大55dBのノイキャン性能に加えてドライバーを強化!音質がさらに向上してスキがなくなったワイヤレスイヤホン

アクセサリ


こんにちは、オジルです。SOUNDPEATSの最新モデル「Air5 Pro+」のレビューをお届けします。ウインタブでは前モデルの「Air5 Pro」をレビューしていて、レビュアーのnatsukiさんが高い評価をしていました(Air5 Proのレビュー記事はこちら)。そこからさらに音質を強化したのが本製品…となればもう、期待しかありませんよね。

コスパ番長のSOUNDPEATSをしてトップ・プレミアムモデルと銘打っているAir5 Pro+。結論から言うと、その名に違わぬ満足感が得られる製品です。1万円くらいでちょっといいイヤホンを、という方が買って失敗することはないでしょう。

なお、メーカーよりサンプル製品をご提供いただきレビューを実施しています。

ここがおすすめ
・最大55dBのノイズキャンセリングで没入感が高まる
・各音域の解像度が高く心地よいリスニング体験
・総合的にコスパのよいSOUNDPEATSらしい製品
ここはイマイチ
・カラーリングは好みの分かれるところ
SOUNDPEATS Air5 Pro+ ウインタブ読者優待情報
セール価格:11,074円
 (通常価格は15,380円)
・クーポンコード:WTAB8AIR5PRO
※上記価格はAmazonスマイルSALE (11月4日まで)時点のもの
※クーポンの有効期限は11月20日20時まで

1. スペック

項目 仕様
形状 カナル型
Bluetoothバージョン Bluetooth 5.4
対応オーディオコーデックなど SBC、AAC、LDAC
aptX、aptX Adaptive
aptX Lossless
LC3(LE Audio対応による)
ハイレゾ認証済み
Snapdragon Sound対応
ノイズキャンセリング AI適応型(アダプティブ)
ノイズキャンセリング
-55dB
通話ノイズキャンセリング 対応
(片側3つのマイク+AI)
マルチポイント 対応
ゲームモード 対応(60ms)
再生時間 イヤホン単体:6時間
充電ケース込み:30時間
(AAC 40%音量 通常再生モード)
充電時間 単体:1時間
(10分充電で2時間使用可能)
充電ケース:2時間
防水性能 IPX5

スペック上ではAir5 Proとほぼ変わらず、対応コーデックやノイズキャンセリング性能、マルチポイント接続など、基本的な面でワイヤレスイヤホンとして高価格帯製品と遜色のないものになっています。ただしこちらに載っていない情報で進化している点として、ドライバーの強化が挙げられます。Air5 Proは10mmダイナミックドライバー単体だったのに対し、Air5 Pro+は10mmダイナミックドライバーとMEMSドライバーのハイブリッド構成。ざっくり言うと、低中域をダイナミックドライバーが担当し、中高域をMEMSドライバーが受け持つことで音質が向上している仕組みになっています。

一方、若干ネガティブな点を挙げていくと、ワイヤレス充電・着脱検知の非対応、充電ケースが防塵・防水になっていない点などはあるものの、コスパを前提とした製品の観点からすると減点対象ではないでしょう。ニーズのある方にとっては要注意ポイントです。

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2. 製品

同梱品はイヤーピースのS、L(Mは本体に装着済み)と充電ケーブル、ペーパー類です。ケーブルは一瞬短いと感じましたが、おそらく付属品よりも普段使っているもので充電するでしょうから気にするべきではないですね。

充電ケースです。ロゴがある側は実際には背面で、慣れるまでは毎回こちら側から開閉しようとしてしまいました。なお、ロゴ部分のゴールドカラーは光沢がありキラキラします。

充電部分もゴールドですが、こちらはつや消し。おそらく無印のAir5 Proとの差別化でこういった装飾をしているんだと思いますけど…悪趣味な感じではないとはいえ、嫌う人はいるかもしれません。

開閉部分はシンプルな造りです。アクセントカラーもなく、オールブラック。

ケースを開けるとこのような状態に。上からスポッと着脱する(スティック部分を差し込む)構造になっていないのは好感が持てます。あのタイプ、取り出す際に勢い余って飛んでいったり、薄暗い中で収納する際に手間だったりするんですよね…。着脱部分は程よい磁力のマグネット式になっています。

イヤホン本体は全体的に光沢がありますが、黒なのでそれほどテカテカした印象はありません。アクセントカラーのゴールド、ここがやはり嫌う人は嫌うかなと思う配色ではあります。個人的には銅のような落ち着いた色合いなので全く気にはなりませんでした。

ノズル部分もゴールドでしたね。この部分は楕円形になっていて、それに伴いイヤーピースも若干楕円の形状となっています。

3. 使用感

装着感

前述の楕円形が奏功しているのか、はたまた私の耳と相性がいいのかはわかりませんが、フィット感はだいぶ良いです。ねじ込まないと位置が定まらないイヤホンもありますから、そこで余計なストレスにならないのは日常的に使う上で助かるポイントになります。

ノイズキャンセリング

昨今のイヤホンは5,000円クラス以上のものであればそれなりのノイズキャンセリング効果に期待できる、という前提で書かせていただきます。私が普段使用しているイヤホンはNothingのEar(a)で、スペック上は最大45dBのノイズキャンセリング効果があることになっています。今回レビューにあたり、通勤時に何度かAir5 Pro+と聴き比べてみたところ、しばらくは「うーん、そんなに変わらないかな」でした。

しかし、使っているうちに気付いた瞬間があったんですね。音楽を再生しながら電車に乗っている際、Air5 Pro+だと「車内アナウンスを聞き逃す」ということがあり、危うく乗り過ごしそうになりました。これが良いか悪いかは別として、音楽を再生している状態においては、だいぶ周囲の音をカットして没入できるのは間違いありません。私の場合は無音(音楽などを再生せずただイヤホンをつけている状態)で装着していることがそれなりにあり、そのような環境では当然、車の音や人の話し声などは邪魔にならない程度に聞こえてきます。ただしAir5 Pro+装着時には、決して大きくない音量でも何かしらの音を流していれば、これまでで間違いなくトップクラスの没入感があると感じました。

※私は高価格帯イヤホンのノイズキャンセリング性能を知りません。Air5 Pro+はガツンと消音できる感動はありませんが、聞き漏らしてはいけない音を拾わないほどに強力な性能は危険だと考えているところがあり、その境界線の手前くらいに位置しているのがAir5 Pro+だと思っています。

音質

1万円未満の製品であれば、基本的には低音を強化するなどして「ドンシャリ型」をいかにうまく聴かせるかで競っているような印象がありますが、Air5 Pro+はいい意味で少し印象が異なります。MEMSドライバーの影響によるものなのでしょうか。

まず低域に関してですが、鳴り自体のインパクトはそこまで強くはないものの、輪郭がはっきりしているため聴き疲れません。むしろ中高域の解像度が安定していて、全体的な印象として「耳馴染みのよさ」を感じます。特に高域の抜けがよく、女性ボーカルなどは聴いていてテンションが上がりますね。音場は決して広くはありませんが、ボーカルの距離が近く、それでいて他の音の分離感もあるためクリアな聴き心地になっていると思います。

Air5 Proのレビューでnatsukiさんも言及していた「小さい音」の部分をしっかり拾ってくれる状態はそのままに、かつ中高域が強化されたイメージ。メリハリが強く感じられないため物足りなさを覚える方がいるかもしれませんが、とにかく全般的に刺さりやガサつきを感じないバランスの良さがあり、様々なジャンルの音楽を堪能できるでしょう。ノイズキャンセリング性能も相まって、小さいボリュームで自然に音楽を楽しみたいような方にとっては満足度が高そうです。

ずっと5,000円程度のイヤホンをメインに聞いていた私がNothing Ear(a)を購入した時に「劇的に違う!」と感じたのですが、Air5 Pro+も聴き比べて違いをほとんど感じられず、価格に見合うだけの音質をしっかり備えています。両製品は通常価格が同じくらい(約1.5万円)ですが、Air5 Pro+の実売価格はおそらく1万円ちょっと…と考えると、その価格で購入できるイヤホンとしてはかなり上位の位置づけになってきそうです。

バッテリー

開封時点で満充電の状態になっていて、通勤時の往復プラスアルファで2.5時間くらい、常にノイズキャンセリングをONにして1週間ほど繰り返しましたが、途中で充電をすることはありませんでした。なお、カタログスペック上にノイズキャンセリングON時の駆動時間が載っていませんが、1時間使ってバッテリー残量が80%になっていたため、おおよそ4時間弱くらいであろうと想像します。

アプリ

SOUNDPEATSのイヤホンは共通のアプリ「PeatsAudio」で様々な設定が可能なのですが、Air5 Pro+独自の機能があるわけではないため、ここでは詳細な説明は省略します。ノイズキャンセリングのモード切り替え、外音取り込み、ゲームモード、本体操作のカスタマイズ、イコライザーなどの設定が行えます。

ノイズキャンセリングについては適応型・室内・屋外・屋外交通の4タイプから選択可能です。正直なところ明確な違いを感じられないというか、適応型を選んでおけば間違いはないのかなと思っています。

他のイヤホンでもある外音取り込みについては及第点レベル。ゲームモードに関しては、きっと遅延にこだわるゲーマーは相応のイヤホン選びをするでしょうから言及しません。

本体操作は誤操作回避のためにシングルタップの操作を無効に設定しました。SOUNDPEATS製品全般で感じることですが、長押し時のノイズキャンセルモード切り替えについて、個人的には「ノーマルモード」の経由を設定できるようにしてくれればありがたいな、と思っています。ノイキャンと外音取り込みの行き来だけでいいのではないかなと…。

イコライザーは複数のジャンルのプリセットから選択できるほか、適応型EQで自分の聴覚に合った設定を行えたり、個別にカスタマイズできたりします。これまでの経験上、低価格帯の製品で低音強調の選択をすると、大体はやたら低音が強くなるだけでバランスが悪くなる印象がありました。Air5 Pro+の場合は、前述の通り低音をガツンと鳴らすタイプではないため「自分に合ったチューニング」を吟味する甲斐がありそうだと感じます。これ、悪い意味ではなく、しつこいようですが音全体のバランスは優れているので、プリセットのものを選択してもハズレ感は少ないです。個人的には適応型EQが一番ピンとこない音になりました笑。

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4. まとめ

SOUNDPEATS Air5 Pro+は本日10月27日発売で、価格は通常15,380円のところ、AmazonスマイルSALEにより12,304円となっています。さらにウインタブ読者向けに10%OFFクーポン「WTAB8AIR5PRO」をいただいており、これを使用すると11,074円で購入できます。なお、価格情報は10月27日現在のもので、セール等により変動しますので、Amazon製品ページにてご確認ください。

そもそも私が無印のAir5 Proの音質を確認したわけではありませんが、ウインタブだけでなく各所にて高い評価を受けている製品の音質がさらにパワーアップ。これだけで十分に説明がつくような気がします。没入感を高めるノイズキャンセリング性能と各音域で雑味のない音質の組み合わせは、おそらく同価格帯で最高峰クラスだと言っても過言ではないでしょう。むしろ、この価格でこのスペックの製品が出ると、他のメーカーは大変だろうなとすら感じてしまうほど。

充電ケースに「Hear the difference」と書かれている通り、これまで1万円未満のイヤホンを使っていた方なら、Air5 Pro+を使えばほぼ確実に違いを実感できるはずです。イヤホンに何万円もかけられないけど気分よく音楽を楽しみたい、そんな方に強くおすすめしたい製品です。

5. 関連リンク

※クーポンコード「WTAB8AIR5PRO」で10%OFF(11月20日20時まで)

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