こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。先日「サンワサプライ 膝上テーブル 200-HUS007」を購入し、しばらく使ってみたので簡単にレビューします。この製品の概要および私が購入した経緯については下記のリンクをご覧ください。
サンワサプライ 膝上テーブル 200-HUS006 - これは便利!膝の上がテーブルに早変わり!
1.外観
私が購入したのは大型サイズの「200-HUS007」のほうです。同梱物はこれだけ。テーブル本体とマウスパッドのみです。なお、小型サイズの「200-HUS006」にはマウスパッドは付属しません。製品の取扱説明書などは一切付属しませんが、実際のところ説明書が必要な製品ではありません。また組立作業もゼロで、届いてからすぐに使い始めることができます。
マウスパッドには表裏があり、裏面を下にしてテーブルに置くと、多少角度をつけても滑り落ちたりすることはありません(表面を下にするとすごく滑りやすいです)。テーブル本体の表面素材は「メラミン化粧板」で、職場や学校の会議室などで使っているテーブルの素材と同じようなものです。また、マウスパッドはウレタンと言うんでしょうか、少しラバーっぽくて弾力のある、一般的にマウスパッドに使われている素材です。素材感については想定通りといいますか、特にいいとか悪いとかの印象はありません。
この製品は重量が1,030 gと「1キロ越え」なんで、当初「ある程度の重さは覚悟」してましたけど、表面積が大きいためか、感覚的にはずいぶん軽く感じます。持ってみてずっしり、という感じではありませんでした。
裏面です。全面が布張りになっており、膝に乗せた際の感触が悪くならないように配慮されています。そして、半円柱上のクッションがついています。画像を見てもらえればわかりますが、造作は少し雑ですね。クッションが曲がって取り付けられていました。低価格な製品ですし、実用上問題もないので、特に気にもなりません。クッションは思ったよりも固めでしたが、そのせいで膝(というか太もも)が痛くなる、というほどではありません。
側面です。クッションがついているため、テーブルを置くと角度がつきます。
13.3インチモバイルノート「ThinkPad 13」とマウスを置いてみました。テーブルのサイズには十分なゆとりがあります。しかし、この画像を撮影している最中、テーブルに角度がついているため、マウスが少しずつズリ落ちてきました。実はこれ、結構大きなポイントになります(後述します)。
メーカーさんからレビュー用にお借りした15.6インチのスタンダードノートがありましたので、テーブルに置いてみました。このように、15.6インチであればマウスとの併用も可能になります。「このテーブル、意外に大きいなあ」と思いました。
2.使用感
まず、リビングのソファに座って試してみました。当たり前のことですが、この製品の「角度」を微調整できるのは「自分の膝」です。そのため、ソファのクッションの性質(座ったときの腰とかお尻の沈み込み程度)によって使用感が異なります。そして、体育座りっぽく足を閉じて膝を立てて座るのか、足を投げ出すようにして座るのか、はたまたその中間か、ということでテーブルの角度を調整してやる必要があります。「自然に座れば自然な角度になる」ということはありません。あるとすればそれはラッキーです。
私+自宅のソファの組み合わせで、自分にとって自然な足の位置にすると、このようにかなりの急角度になります。これでもノートPCの操作はそれほど苦労することはありません。しかし、マウスは常に手で持っておかないと滑り落ちてしまいます。マウスが滑り落ちないようにするにはかなり角度を浅くしなければならず、足を投げ出すようにして座る必要がありました。
食器を置いてみました。家庭用の食器の場合、非常に滑りやすく、できるだけ水平になるように座る必要があります。ただ、食事の場合は(楽しいことをするわけですから)角度調整は苦痛ではないでしょうし、ラバー素材のテーブルクロスなどを使えば食器も安定すると思います。
読書もしてみました。テーブルがあると快適ではありますが、文庫本とか通常サイズのハードカバーであれば、「別に手で持ってもいいんじゃね?」と感じます。必ずしも必要性を感じません。百科事典とか図鑑とか、大きくて重い本を読む場合は便利かもしれませんね。
次に、私がこのテーブルを購入したメインの目的「自動車の中でパソコンを使う」というのを試してみました。角度調整のために座り方を変える必要がある、というのはリビングのソファの場合と同様です。また、付属のマウスパッドを使っていると、どうしてもマウスが滑り落ちてしまいます。手持ちのマウス複数で試してみましたが、状況は改善しませんでした。なので、滑りにくいマウスパッド(ある意味掟破りですなw)を探す必要があるかも。下の画像のように「あぐらをかく」ようにして、テーブルをほぼ水平にすればなんとか行ける、という感じです。
3.まとめ
サンワサプライ 膝上テーブル「200-HUS006」と「200-HUS007」はサンワダイレクトで販売中で、価格は200-HUS006(小さいほう)が税込み2,380円、200-HUS007(この記事でレビューしている、大きいほう)が税込み2,780円(ともに送料無料)となっています。
実はこの記事、車の中でテーブルを使って書いています。画像加工もテキストライティングもすべてです。作業時間は1時間30分ほどですが、その中で感じたことを書きます。
まず、マウスが滑り落ちる、というのは画像加工の際に厳しいものがありました。ちょっと考えてみれば当たり前なのかもしれませんが、これは購入前には予想しておらず、正直期待はずれです。次にテキストライティングですが、私の場合角度をつけてもつけなくてもそれほど作業効率が変わりませんし、「適当な範囲」の角度であれば特に問題ありません。膝の上で使うよりは総じて快適であったと思います。
そして、「身体への影響」ですが、良くもあり悪くもあります。テーブルがあることで、全般に作業がしやすい、というのがある一方で、姿勢を一定に保つ必要があるので、腰が痛くなったり、足が疲れたり、というのはあります。職場や自宅のデスクなら、座り直したり、立ち上がったりしてもパソコンの位置がずれたりしませんが、このテーブルでは座り直しが少し面倒になりますし、角度を一定に保ちたければ作業中に足の位置も動かせません。なので、作業に没頭していると腰とか足が疲れちゃうんですね。
ただ、このことは「運用の見直し」である程度解消できると思います。そもそもパソコンを長時間使いっぱなしというのは疲労の原因になるわけで、「1時間に1回休む」とかを励行すればいいだけのことかもしれません。
私は「マウスを使いたいから」あえて大きいサイズのテーブルを購入したのですが、この記事を書いている段階では上記の理由によってマウスがうまく使えません(マウスって思ったより「傾斜」に弱いんですね)。しかし、マウスパッドを変えるとか、座りかたを工夫するなどして、使用感をもう少し改善できる余地があると思います。その辺も考慮すると、「月に何回か車の中でPCを使う」私にとって強力な武器になってくれるかもしれません。
コメント
クッション部分を手前にすれば水平に近くなるのでは
かぜさん、こんにちは、コメントありがとうございます。おお、目からウロコ!しかし、クッションのない膝付近が痛くならないだろうか…。明日試してみます。
クッション部分に改良の余地がありそう。空気で膨らむタイプなら場所もとらず高さ調整出来て良いのでは?
こんにちは、コメントありがとうございます。そうですね、クッションの高さが調整できればもっと使いやすくなるかも。
ロジクールの新型トラックボールを使えば解決出来るのでは?
こんにちは、コメントありがとうございます。そういえばまだトラックボールで試してないです!トラックボールのほうが明らかに滑りにくく作られているので、使いやすいかもしれません。すぐ試してみます。
コストはかかりそうですが、ホームセンターで色々吟味して自作したくなる造りですね。
もしくはこれを元にカスタム・・・といっても何をどうするって浮かんだわけではないですがw
m.o.s.otaさん、こんにちは、コメントありがとうございます。日曜大工なんかが趣味の人なら割と簡単に自作できるかもしれないし、そっちのほうが楽しいんじゃないでしょうか?私日曜大工はからっきしでして…。