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エレキット LABOX - 自作の楽しさを味わいながら、柔軟なカスタマイズ性で自分好みに仕上げられるアケコン制作キットがクラウドファンディング中!

LABOX トップ
ストリートファイター6や鉄拳8などをはじめ、一部の界隈で熱狂的な盛り上がりを見せている格闘ゲームというジャンル。筆者は万年上達しないながら30年来の格ゲーマーとしていまもなお現役続行中で、2023年開催のEVO JAPAN(世界的に有名な大会の日本版)へも足を運んでその熱狂ぶりを目の当たりにしました。

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格闘ゲームといえば欠かせないツールが通称「アケコン」ことアーケードコントローラーの存在です。かつてはゲームセンター筐体のレバー、ボタンを再現したものが主流でしたが、現在はコンパクトなサイズのものやレバーを搭載せずボタンで操作するタイプのレバーレスアケコンなど、その種類は多岐にわたります。また、HORIやRAZERなどゲーマー御用達のメーカーだけでなく、近年では新興の中国メーカー、果ては自作コントローラーと、大会シーンでは非常に多くのアケコンを見かけます。

前置きはこれくらいにして本題ですが、すでにアケコンを所有している人だけでなく、「これからアケコンを検討したい」ユーザーにとって興味深いであろう製品(正しくは、アケコンが完成するキット)がCAMPFIREにてクラウドファンディング中です。

LABOX ボタン

ご覧の通り、前出のレバーがないタイプ、レバーレスアケコンです。あまり馴染みのない方に対して簡単に説明しておくと、レバータイプは必ず「左から右に入力する際にニュートラル(無操作状態)を経由する」などの制約があるのに対し、各方向の入力をボタンに置き換えることでより早く正確に入力できるようにしたのがレバーレス。HIT BOXという製品をプロプレイヤーが大会で使用したことから注目を浴び、特に「ガチプレイヤー」の間で使用率が高まってきています。

ちなみに、やたらボタンがたくさんあるように見えますけど、(おそらく)主にストリートファイター6でのプレイに最適化されていった最新版がこのスタイルで、決して全てのボタンを使うということではありません。様々なタイトルに対応できるようにこれだけのボタンが用意されているんです。

LABOX カスタマイズ

LABOXの大きな特徴として、天板がカスタマイズできます。また、天板はマグネット吸着タイプということなので、ボタンの換装を行う際にもストレスなく行うことができるでしょう。

私はRAP隼サイレントの一部ボタンを換装して使用しているのですが、同じくホリのファイティングスティックαのように筐体内部のアクセスが容易にできるわけでもなく天板デザインのカスタマイズを簡単に行うこともできません。エレキットが「本機で一番多くの方に刺さるであろう特徴です。」と書いているように、実際にアケコンを所有するとオリジナルの天板だったりカスタマイズしている人のを見ると、つい自分のもいじってみたくなるんですよね。この考え方、格ゲーマーらしいというか、「わかってるなあ」と共感できるポイントです。

LABOX Brook LABOX OneFRAME

Brook社製の基板(※)がオプションで用意されていたり、著名なプロゲーマーである「ときど」氏が開発協力しているボタン「OneFRAME」を搭載したエディションが容易されていたりと、購入時点でセミオーダーのような状態にすることも可能です。さながらBTOパソコンのアケコン版で、かなり細部までこだわっているため、「より上手くなるために自分にフィットしたアケコンを買いたい(買い増したい)」と考えるベテランから「一旦使ってみてからカスタマイズを検討したい」といった新規アケコン購入者まで、幅広いターゲットにフィットするのではないでしょうか。

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※EVOではBrook社以外の変換コンバーターが認められていません。プロ志向であったり大会規定に準拠したコントローラーをコンバーターなしで使いたい場合は選択することも可能ですが、標準搭載のRaspberry Pi Picoでもプレイに支障はないです(詳しくないため確信を持って言えませんが、筆者はPico基板のレバーレスアケコンを所持しており、使っている限りでは何の問題もありません)。私の場合すでにBrook社のコンバーターを所持していますし、わざわざチョイスはしないかな、といったところ。ただし、そういったニーズの選択肢が用意されているのは素晴らしいと感じます。

しつこいようですが、LABOXはとにかく拡張性というかカスタマイズ性がすごいです。下の背面画像を見てください。

LABOX 背面

何の変哲もないType-Cコネクタですよね?こちらが標準のものですが、なんとコネクタパネルを丸ごと取り外せるようにしている模様。

LABOX 背面カスタマイズ1

背面カスタマイズ例①

LABOX 背面カスタマイズ2

背面カスタマイズ例②

LABOX 背面カスタマイズ3

背面カスタマイズ例③

これはあくまでもカスタマイズ例であり、当然ながらDIYが必要なわけですけれども、玄人も納得できる仕様はまさに「理想のアケコン」を作りあげていく喜びや達成感を味わえることでしょう。

LABOX IKD-Factory

アケコンのカスタム天板などを製作しているIKD-Factoryと連携協力をしており、「レバーレスじゃなくてレバータイプが欲しいんだよ!」といったニーズにも対応。リターン品としてレバーエディションも用意されています。

それ以外にも、Discordコミュニティーを立ち上げて相談(購入前相談もOK)や情報交換ができるようになっていて、ユーザー同士でのコミュニケーションも期待できます。格ゲー界隈はいい意味で「お節介」な人が多く、筆者もそれゆえ続けているようなところもあるため、こういったワクワク感はうれしいところですね。

製品価格は標準構成のもので現在なら超早割の15%オフ、27,583円からとなっています。アケコンユーザーなら分かると思いますけど、これだけ自由度が高いものをこの価格で購入できるのはお得とすら言えます。はんだ付けや組み立ての手間はありますが、それこそがアケコンの醍醐味だと思いますし、自らの手で組み上げたマイアケコンはいっそう思い入れが強くなるでしょう。また、仕組みを理解できるため、今後のカスタマイズにも生かせます。

なおLABOXは、クラファンで見かける「最初から売るつもりでテストマーケティング的に使う」性質のものではなくAll-or-nothing方式、つまり支援金額が集まらなければ金型が作れずプロジェクトは中止になってしまうそうです。個人的には、いち格ゲーマーとして業界の活性化のためにどうにか達成してほしい!書き切れないことが多すぎたので、ぜひ一度CAMPFIREのページをチェックしてみてください。

関連リンク

【理想のアケコンを作る!】コントローラーの組み立てキットを世に出したい:CAMPFIRE

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