エレコムが発売した薄型・軽量・コンパクトサイズのBluetoothキーボード「Slint」から、今回は「TK-TM15BPシリーズ」をご紹介します。先日紹介記事を掲載した「TK-TM10BPシリーズ」とは製品特性が異なり、ある意味「タブレット・スマホ専用」という感じの製品です。
TK-TM10BPシリーズについてはこちらの記事をご参照ください。この記事では適宜TK-TM10BPと比較しながらご説明します。
エレコム Bluetooth薄型ミニキーボード “Slint” TK-TM10BPシリーズ - 薄型・軽量ながらキーピッチ19 mmを確保、モバイルに便利なキーボードです
TK-TM10BPシリーズが「汎用のミニキーボード」であるのに対し、TK-TM15BPシリーズのほうは(PCにも接続できますが)接続デバイスを選ぶキーボード、と言えます。この画像のようにスタンドがつき、タブレットやスマホを立てかけて使うことができます。
メーカー説明によれば、「スタンドは12.9インチまでのタブレット端末・スマートフォンで使用可能」とのこと(参考までに、12.9インチというのはiPad Proの大きい方のモデルのディスプレイサイズです)。
スタンドの構造です。数年前までWindowsのタブレット製品でよく見かけた「タブレットケースとして使え、ケースのフタの部分を変形させてスタンドにする」というものです。つまり、TK-TM15BPも、スタンド部分をたためばタブレットカバーとして使えます。ただし、「ケースとしては、何インチまでのタブレットに対応するのか」という点については説明がありませんでした。
キー配列と主要なスペックです。TK-TM10BPシリーズは「電池式でキーピッチ19 mm」であるのに対し、TK-TM15BPシリーズは「充電式でキーピッチ17.2 mm」です。当然横幅もTK-TM10BPシリーズ(291 mm)よりも小さくなっていますが、キーピッチが狭くなってしまったのはちょっと残念。また、12.9インチのiPad Proの横幅は約280 mmなので、TK-TM15BPシリーズと組み合わせる場合「タブレットの方がはみ出しちゃう」ことになります。なので、少なくとも12.9インチタブレットの場合はケースとしては使えないですね。
また、画像にはありませんが、重量は「本体約270g、ケース約220g」です。それと、スタンドを使ってノートPCのような形態にする場合、「ディスプレイ面(タブレット面)の角度調整は出来ない」のと「設置の際に結構な奥行きが必要」です。
接続はBluetooth専用、3台までのマルチペアリングが可能です。
TK-TM10BPシリーズと同様、接続したデバイスのOSを判別し、自動的にキー配列を切り替えてくれます。
筐体色はブラック(TK-TM15BPBK)のほか、ブルー(TK-TM15BPBU)、ホワイト(TK-TM15BPWH)、ピンク(TK-TM15BPPN)が選べます。カラーバリエーションはTK-TM10BPシリーズと同じですね。
エレコム Bluetooth Ultra slimキーボード “Slint” TK-TM15BPシリーズはエレコムダイレクトショップやAmazonなどで販売中で、2月16日現在の価格は9,072円です(Amazonでの価格。筐体色によって若干価格が異なります)。価格から見て、「スタンドありき」の製品ですから、事実上タブレット・スマホ専用のキーボード、と言えるでしょう(デスクトップPC用として使うのなら、TK-TM10BPシリーズのほうが安くて使いやすいと思います)。
最近人気がある(らしい)中華のAndroidタブレット用としてもいいんじゃないでしょうか。
関連リンク
TK-TM15BPシリーズ:エレコムダイレクトショップ
TK-TM15BPシリーズ:Amazon
TK-TM15BPシリーズ:楽天